西洋医学は健康か病気かの二元論的な考え。
対して東洋医学は健康の状態に段階があるという一元論。
東洋医学の一元論とは。
健康状態の程度には段階があるとみており、
体の状態を診て高い状態から低い状態で無段階に分けてみております。
健康状態を高くキープするような行為が養生法です。
それは貝原益軒が養生訓で記したように、
食養生、運動による経絡疎通をはかる導引や生活全般において補虚瀉実(足りないものを補い、過剰なものを捨てる)をかなえます。
健康な状態が高く引き上げられることで生気が邪気に勝り、
病は自然に治癒し始め、
健康状態が低いならばそれを疾病とみます。
東洋医学では
その人の、人種、性別、年齢、国や地域そして住宅の特質された住環境、経済状況、思考傾向に精神状況など、
他さまざまな要因をたずねて、
それらの情報を含んで考慮したうえ健康状態は推し量ります。
ただ東洋医学ではそれ以外にも、
舌を見たり、顔を見たりといった特別な診断法もあります。
YouTubeでざっくり全体像を把握できるものでもあり、
専門書の購入も必要ないので一般の方が接しやすいですし、
私が覚えた知識をおさらいするときにも、役立ってくれてます。
たとえば舌診と望診について解説するYouTube映像をエンベッドさせていただくと。
ゆるっと学ぶ東洋医学の診断法 舌診
https://youtu.be/4VsE3OBVjos
ゆるっと学ぶ東洋医学の診断法 望診
https://youtu.be/vvpFmlvi_ps
背景にきばつな映像の連続で、
そちらに気が持っていかれることもあり、
何度か同じ映像を観て理解を深めるきっかけになるでしょう。
ちなみにこちらのチャンネル主様は、
よくこれほどのコンテンツの質や量を制作なさった。
多くのショート映像に分けて広告再生数を伸ばそうにも、
学術的な中医学の解説映像は視聴回数も増えないのです。
だから広告収入も労した汗水と比して多くはないでしょう。
そのようななか制作し続けていただけたことに感謝いたします。
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