自分が得た身体の問題は自分のものです。
負担がたまる食べ物や考え方や姿勢・動作の積み重ねから得た場合が多いでしょう。
(遺伝上の問題ということもありますが、ここでは例外とさせてください)
病を得た原因を、
よくよく振り返ってみると。
(だれが、いつ、どこで、どのように、なにを)などがわかっている。
(だれが)というところは、たいていは(自分が)となります。
(自分がバランスを崩し、原因を作り出した)のです。
【食べ物を変えなきゃならないとか、
運動習慣を持たないといけないとか、
負担なき合理的な運動をしようとか、
病気が遠ざかる考え方をしようとか。】
それらのバランスの乱れを、過去と今を具体的に振り返るよう問題を直視すると。
健康は勝手に作り出せているものではなく、
絶妙なバランスの上に成り立っているもの。
それは病気を得たときも同様に言えるでしょう。
苦痛や病を得たときほど痛みや苦痛があるものです。
ただそれは体の内部で免疫機能により白血球が外敵を駆逐し立て直す作用だったり、
痛だんだ筋腱などの軟部組織から炎症物質を出して血液を患部に増やす作用ですし、
痛い時が治しているとき。
直そうとして体内では戦っています。
そういったことはわかっておられていても。
苦痛のまっただなかで自己を客観視せよといわれることは酷なことです。。。
私自身も身体が強いほうじゃないため、ほんとうに、そう感じます。
ですが、
そうすることが【自己に親切なれ】といった考えに通じていると思います。
未来に及び自分をいたわる改善をもたらす功労者は、その人自身です。
病や痛みの経験を生きる武器に変える科学的根拠が、そこにたくさん埋まってます。
そこからは、その後の人生を好くする大切な学びを得られるでしょう。
食を変えるか、考えを変えるか、体の構造もとらえた動きを変えるか。
多角的な要素で自身の健康バランスは調和されていますから、
個別具体的にバランスの乱れがあるものを見つけ絞りあげて。
自分にフィットした乱れの対処法を実行することと、
その後に繰り返さない計画をたてられれば幸いです。
ただ病が進むと複雑な様相として原因が絡み合うようなので、
容易に自己を客観視することがむずかしいこともあります。
そうしたときには第三者の意見を参考にする意図を持って
医師に観ていただくことが大事となります。
または食に関する養生を専門になさる先生の知見を借りることや、
病を遠ざける考え方を学ぶことのできる先生との関わりなども。
ただ自分を病をえた原因が医者等ではなく自分ですから、
お医者様に観ていただくことで安心せずに、
病を産んだバランスの乱れを変えることへの注力を、
自身で主体的にする意識や意欲は大事なことでしょう。
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