2023年05月10日

新たなベン石温熱器の利用法。 持続的に注熱することでトリガーポイントがいい感じに緩みだし、工夫を足したらベン石の注熱意力に驚きました!

ベン石温熱器(ー砭石温熱器:べんせきおんねつき)。

USB端子ベン石温熱器.png

こちらをもちいた特徴的な研究。

ベン石温熱器は中国のみで採掘される「砭石」という石を
電熱器で温めホットストーンとして利用するマッサージ用の器具です。

ベン石は、隕石由来の石として知られています。
6500万年前のこと。
隕石が中国山東省の南西部に飛来し地面に落下。
高圧高温の隕石は地表の鉱石等を溶かし混じり合い、できあがったのがベン石です。

ロシアにはシュンガイトという同様に隕石が落下したことで地表の堆積物と混じり合った石があります。
シュンガイト内の炭素の原子配列にフラーレン構造を持つことが知られ、
科学的実証可能な形で電磁波等の磁力線を吸い込む力に長けており、
邪気と化したエネルギーを吸い取り生気に変える強力なバキューム作用があります。
そのため電磁波対策グッズに用いられています。
一部、スピリチュアルな方々の間では、
いまも隕石落下したときのエネルギーがシュンガイト内部に存在し続けたことによる作用という方も。

シュンガイトは木々の沈殿した湖水へと落ちたようで、
混じり合った構成要素として炭素が多くを占めます。

そしてベン石。
ベン石は、隕石が落下した場所が岩石質が多く、
それと結びついたためシュンガイトのような炭素のフラーレン構造をもつことはなく、
電磁波吸着能力はないようです。
ですがベン石には、別の不思議さがあります。
ベン石は人体がもつ微量元素の割合にマッチした比率でそれを持っており、
古来中医学では邪気を吸い取る作用のある石としてもちいられてきました。

ベン石温熱器は、中国のほうでは「砭灸」と総称されており、
まさにベン石を電気で温めてお灸を使うイメージのグッズ。


私はいままではベン石温熱器の利用を、
いくつかの用い方をしてまいりました。
筋膜の癒着部位を温めてやわらかい組織に変えて効率的なリリースをするため、
ベン石温熱器でボウエンテクニックのムーブをすると効果が抜群だから、
などでした。

それを最近、ニューロマスキュラーセラピーの筋の硬化部位を効率的に緩めるための用具として用い始めたのです。
幾本もの筋肉が一点で癒着してにっちもさっちも動けなくなり周囲の骨や筋などに異常さを生み出すトリガーポイントにベン石温熱器を多少高めの熱すぎない程度の温度設定で3〜5分当て続けます。
ポイントは、最低でも90秒以上、患部に熱を与え続けることです。
患部の硬度や深度により時間や熱を増減させること。
時間があれば一箇所に付き5分間ほどで、こりが強くて深い場所にあれば時間を更に延長します。
また熱が体内に侵入しやすい部位というものがあるのでそちらを狙うことも重要ですね。

すると適切なトリガーポイントを狙って熱を通せば、擦ったりしないでも「ゆるっ」という感じに筋肉のコリが変わるんです。
実際、はじめてこのベン石温熱器を使って5分間患部に熱を注いだあとの自分の首根っこの柔らかさを触ったとき。
「げっ!?まじですか・・・。さっきあった鋼の腱が消えとるじゃないですか〜」と喜び驚くことになりました。
数本のベン石温熱器で患部を挟んで熱を集中させるような意識で施術したら、
それを受けていただく人も痛みもなくとてもよく患部の代謝が取り戻せます。
そしてちょっとずつベン石温熱器が当たる箇所を患部を溶けやすくするよう、
熱の浸透放射される方向を変えて内部をきれいに解いていく操作をしていく。
そうすると、さらに調子が良い感じでリリースしてくれるんです。

近所の同業者が過労で苦しんでいたので、
中型のUSB給電式ベン石温熱器を2機もっていき試用させてもらうも、
実に調子がいい感じ。
こちらの同業者さんは、すでに深層筋のリリースがなされたことがある方で、
ベン石温熱器で表層筋と中層筋が解ければ深層筋の代謝はあるというもので。
こうなるとベン石温熱器の熱を一定時間注ぎ込んでいる操作で、
同時にそこにある邪気を拭い去ることもでき、
仕上がりが大変に良好です!!

表層筋と中層筋ならベン石温熱器の熱で筋を緩める作用が効き、
それをベン石温熱器を2個かそれ以上を使い首などの5〜8センチほどの幅のある筋の太さある部分を挟み熱を注げば、
深層筋にも一部リリースの兆しが見えました。

摩擦をする擦法をメインでベン石温熱器をつかってきたため、
自分で首の筋肉を緩めるときにはやりづらかったし、
それに力を入れてばかりで疲れちゃったし、
深部まで解こうと頑張れば痛かったんです。
摩擦という外圧が皮膚抵抗のバリアをこさえて柔軟化の持ちが悪かったのです。

自分で自分を解くセルフワークとしてベン石温熱器の持続注熱法は快適かつ効果絶大。
この手技後の人体に及ぶ状態変化を観察し、
どのような注意点があるか、
または積極的に危険性がないかとチェックアップの段階もすみ、
安全性がいままでの摩擦法よりも高まる点もわかってきました。
そこ、かなり気に入りました。



そのおかげでここ数日の話ですが、
お客様の施術中にもこのやり方で、
部分的にリリースを試みさせていただいております。

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posted by スズキ at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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