これにより私が施術を研究し始めたきっかけとなる職業病といえる腰痛の椎間板ヘルニアからの納得のいく答えがえられるでしょう。
他界した父に毎日手を合わせ「再度、生まれ出るときには、同じことで命がなくなることのないような世界をつくっておくからね」
という念を送りつづけてきました。
それが達成できれば、これで施術のふたを開けられたといった安堵感をえることができます。
リリース法も工夫して進化させるものが納得し得るものと化ければ、
やがては身体操作の誤用を推したため得ていくようになったカルマの根っこをむんずとつかむことになるでしょう。
そうしたところのメカニズムの基本や基礎が単純にいえばあまりにわかってないため得られる病ですから。
そこへやわらかくわかるように見えるようなものがあらわれてしまえば、
そういった腰に負担を強いる重労働から得た椎間板ヘルニアにならないような正しい姿勢が学ばれるようになるでしょう。
ただ一般的になさられる施術法とは異なるため、
何十もの課題が山になって積みあがるのが現状。
効果性は100%自信あるんですが、危険性を低減させることと効率化への取り組み。
そこへの歩みはお客様の施術をさせていただくときに積むのでは申し訳ないのです。
それもあり先々月くらいから月に2〜3回という1週間置きか2週おきに、
この殿筋の深層をリリースさせていただいている元同業者の協力者の方がおられます。
昨日、その方の幼少時よりあり続けていると推測される股関節の根をゆがみとなる殿筋部の部位へとアプローチが深化しました。
その部位へのリリースは他のお客様よりも進んでおられ、仙骨と腸骨の境にきつく接着された仙腸関節を固定させる靭帯群を緩めることに。
まさに幼少より30代後半という慢性化が甚だしい状況下であって、
施術上の危険性を減じつつ効率的なリリースをはかるための計算を緻密に想定してトライさせていただきました。
仙腸関節部の靭帯や腱部の骨化はもろくこれは壊れやすい。
そして酷なことをいうようですが、
不用意に冷えたままのココの組織に対して強圧をすれば、
将来にわたって、その破壊された靭帯や腱は再生されずに具合がわるいままが恒常的に続くのです。
それは組織学としてそういったものですから、
この部位に対しての専門性を持って研究をして長年の経験がなければ触るべきではないといえるでしょう。
ここは自傷したらそれは取り返しがつかないものだということを理解すべきです。
ですがそういったやっかいなところほど、重要過ぎる治療点が埋設してあるものなので、解く側としては大変なのです。
通常いまおいでいただいているお客様は月一のペースでということで、
そのペースをはるかに超えたところですから、その部位のリリースの深度が冴えて増すのは当然のことでしょう。
それゆえに、大腿部の先行リリースによる下地作りから始め、
熱の利用、正確な定量のインパクト圧、ダブルバインド圧法、ボウエンテクニックの仙腸関節リリース方法などを駆使して、
安全性と効率化をはかるように工夫を重ねて通れない壁に穴をあけて通れるようにしたのですが。。。
昨日のリリースは真に芯の部位に肉薄することとなり、そこでのリリースにかかる私への緊張感ははんぱないものになりました。
まさに大腿部と殿筋と腰部のみをリリース個所を限定したもので、いつもよりかは施術時間も短いものであったにかかわらず、
40〜50倍もの緊張がのしかかってきたおかげで、
肉体疲労というより頭脳疲労と精神的重圧によって起きる針の筵状態はものすごいものでした。
知った顔の者への施術だったため、施術が終わった直後に、その場で前倒しにへたへたとゆっくり崩れ落ちておりました。
深部にすすめば施術を受ける者への影響は大きいものとなり、
それがなおさら人為的な施術者という外部の者からの影響はミリ単位の十分の一ほどのものでも収まりが悪ければ致命的です。
狂いも全身に行きわたり飛び火するのがこの個所だからです。
それだけ全開に能力を発揮したことで、施術後のチェックでは今までの動きが失われていた腰仙関節部が動きだしていき、
腰部の状態ばかりではなく腹腔内の手狭で窮屈なエリアだったものが変えられる有益なきっかけとなるまで押しあがりました。
この腰仙関節部位の深部の固着化した異常から、その部位やその上方の椎間板へと問題が流れるわけですから、
こちらを正常化を推し量ることは大切です。
腰椎椎間板ヘルニアになられている方の多くは、この部位に構造的な弱化がレントゲンやCT画像から読み取ることができますので、
まだ過程推論の段階ですが、この部位のリリースを適宜に施すことで、それらは改善への糸口を模索できるようになり、
身体全体の根本的な再編成ができるようになるのではないかと考えております。
この見方がそうであろうという割合を多く含む方向へと進むこととなれば、
私の亡き腰椎椎間板ヘルニアがきっかけで働けなくなった父への土産ができるわけです。
「これが究極のやり方」という主張は下品でしかなく、
そうした言葉を発することは未熟さの現われでしかないと知っております。
なので今回の施術手法も自分なりに面白いやり方を見つけ出したものだということに留まりますが、
多くの方が助かることとなる可能性があるだろうということが経験的に見えてきまして。
ワクワクするところですね。
ただけっこう深部へと解き進む経験が昨日につめたことからも、
これほどまで施術者の神経を削り細らせるものってないんじゃないのか?!って感じました。
施術へのベースの套路となる私の動作用法も大幅に書き換えが迫られましたから、
身体操作だけで46ほどの注意点が心得られていなければできなさそうだし、
道具も市販では買えない自作品がいくつか含まれていて用法も独特だし。
どう考えても巷の施術院等では広まらないだろうな ^-^;
最後に、正月の三日に私の施術の進化の取り組みのためにお付き合いいただきました元同業者の方に、こころより多謝!!
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