2022年11月20日

よく寝ても休まった感じしないときは、経絡の経脈を正すストレッチポールによるアクティブレストを!

私ども施術家では、お客様がまっすぐ立っていただいたとき、そしてうつ伏せ、仰向けに寝ていただいたときの姿勢を観て、
からだの胴や腕、脚などが左右シンメトリーになっているのか。
頭は左右のどちらかに傾いていないか?
お客様の現状を細かくチェックをして、
体内の情報を集めていきます。

では、なぜ体の左右のシンメトリーが大事なの?

そうする必要の意味のひとつを挙げれば、
気血津液の流れが順調であることが健康基準で、
からだの左右のシンメトリーな状態のほうがうまくそれら気血津液が流れることができるからという理由があります。

keiraku.jpg経絡図

気が滞るようなカラダの捻じれがあれば、
そこで同時に血やリンパ液や他の体液(津液=血液以外の体液全般のことを指す)の流れも悪化しているという、
相互の関係性があるのです。


経絡図2.png

中医学ではからだの中に気を通す道に経絡を見出しました。
気が滞らない。
そうした環境をつくるためのカギのひとつとして、経絡の状態が良化することを重要な治療ポイントとしております。

経絡は、「経」と「絡」という言葉をあわせてつくられました。
それぞれの内容をみれば、
経は 経脈 を、絡は 絡脈 を表し、経脈の脈絡脈の脈をあらわしております。

任脈と督脈という体の中央を通る経絡線以外は左右がシンメトリーに別れております。




これら経絡の経脈が正しく保つには、背骨を中心にのびやかかつまっすぐにすること。

でもただ横たわって寝ると、寝相の良し悪しもあるけど、気づかないうちに体が捻じれていることも。
そうした寝相を作り出す理由の一つに、筋肉の凝りを解くためにいい姿勢をとるとか、より呼吸しやすいような姿勢を求めるとか。
または腰痛等があればそうした痛みが軽減するような姿勢にして体をお休みいただくというのが寝相でしょうか。
無意識にそういった操作はなされていきます。

でも、それでは体の捻じれから体の左右差が出て、縦の経絡線の経脈を通る「気」が流れづらくなる事態が生じることもあります。

気が通ることで、かつての元気が戻ってくるわけですが、
そこにたどり着く前に寝ざめてしまう。
すると人は言います。

「なんだかだいぶ長い時間、寝たんだけど、思ったほどすっきりしてないなぁ〜ふぁ」


です。


なので(ある程度カラダがしっかり緩まってきている人は特に)どうよりよい効率的な休めるか。

そこに経絡の経を正しておく経絡のリセット時間が大事にしていきたいんですね。


そうするためにちょうどいいやり方のひとつ、ストレッチポールの利用です。

私も実践しているのですが、やり方はカンタン。

必要な物。

ストレッチポール1.png


ストレッチポール1 5分タイマー.png


そのままストレッチポールに乗るだけだと寝ちゃって、
気づいたら体が落下していた、、、
気づいたらいつもの部分的な緊張癖がでてきてリセットしづらくなる。。

30分くらい時間を要しますが、
先手でわざとタイマーを5分間隔で目覚まし。

そして5分毎に、
背中がストレッチポールに密着する度合いはどこが増えたか?
足裏の左右の重心具合はどうなったか?
といったことを観察(ボディスキャン)するのです。
ストレッチポールにうまく頭から背骨、骨盤の仙骨までが当たるようにしておくと、
経絡の経の道が通りやすくなってくる。

そうしてから、いつものようにベッドや布団に入って寝ると、
寝ているあいだじゅう気のめぐりが着実に通りやすくなる。

それによりセルフで経絡の改善ができるでしょう。

もちろん、日常生活を送る時にも背筋が正されやすくなるんです。


よろしければ、一度ぜひ、試してくださいね!
posted by スズキ at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | エクササイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック