中医学で、陰陽をつぎのように分けて考えます。
【陰】は<血液や筋肉、臓器組織自体のような「物質」>
【陽】を<機能や働きやエネルギーという眼に見えないもの>
血流に関係するものの陰は血液で、陽は気です。
血液があるだけでは、【血流の流れ】が生じません。
単なる血というモノがそこにあるだけです。
気が血液を運ぶ機能を持ったエネルギーであり、それにより血液の流れが生じます。
それは例えれば、
池の水を循環させる電動ポンプがあっても、
電気がなければ循環できない。
電源を引っ張ってきて電源ポンプにつないでも、主電源スイッチを入れて作動させる必要があります。
その電動ポンプが、直流電源装置か交流電源装置の違いで動かないときも出てくるでしょう。
それと血流は同様のことで、電気にあたるのが「気」と呼ばれる電気的な作用を持ったエネルギーということです。
気にも、気が足らない場合と気の流れが乱れている場合の二つが考えられます。
気が足らない場合は、気を補う必要があります。
それは電動ポンプに通電させた電流の量が足らない電圧が足らないなどであれば、
ポンプに電気が通電していても働かないでしょう。
だから電動ポンプが働くために必要な規定値までの電気を流すということ。
逆に電気の電圧等が過剰であれば電動ポンプが正常に稼働しないか、機器自体が故障する原因となります。
人体の筋膜がよりついて塊ができたところは、凝りとよばれていますが。
そういった場所は血や気が足らない状態である。
それだけではなく正常な血流組織が機能が乱れていると、
その場では、
血の流れは停滞させられるよう抑制されている状況です。
気の流れは乱雑な方向性を持てない放射が起きています。
血は物質であるため、血管等の物質としての血液という液が流れる道がある方向にだけ流れます。
気はエネルギーであり、血管内のみに流れる質のものではなく筋膜や細胞膜等の膜状を伝って拡散されて血を運べないのと同時に気が乱流してくぐもる状態です。
この場合をわたしは手を当てると邪気の層として、その場に異様な整流していない電流を感じます。
乱流している電流部位が指先でわかりだすと、その大きな乱流をきたしている部位が20本あるとすれば、
そのなかの半分程など電流の漏れに感じられたルートが見えてくることがわかってくる。
それがわかれば慎重に優先順位を持ってそうした乱れて流れるところを通していく操作をする。
すると筋膜がゆるむというリリース現象が起こすことができる。
これって、患部をこするマッサージによって起きることがないのです。
施術の意図が明瞭に気の流れを制御させることまでするのは、血が通り道を見つけるより難しい場合があります。。。
これは私の体感ですが、施術中の手順内にそれを入れているためお客様は気づかれていないでしょう。
ですが手技をなす私どもの内側では見立ての注目する点が気の流れにも配るという、
液という物質以外にこころや感覚を配っていくため繊細さが段違いになり、
集中力のかかりが変わり情報量が飛躍して多量になって、やり方がまったく違うのです。
最近は目黒不動尊で発想した手を持って、その邪気の納めを以前にもなした法具をもちいてとるようにしています。
信じられないほど、そこではリリースは深まる。
文字通り0.5mmサイズのピンポイントを持って、
流れ、方向、深さ、硬軟、熱など様々な情報を処理していくため、
施術者の私が気を失うほど疲れるっていう状態が先週から続いてます。
ただ来月のころ、もう少し使い方を熟練化させたいころには、
コロナ禍による一時休業になるので。
うまくいかないところですが、、、
ただ、血流を増やすというところで、いままでは血の流れを停滞させるよう筋膜で圧迫させていた部位の硬化部を解くという視点から、
患部の邪気という気の乱れと気の漏れが起きて状態の変化が停滞している部位への気の補いを法具によりおこなえるという解法はいい。
じつにすばらしい。
そのことを感じることがあるこの数週間です。
ただ、この患部内に生じる邪気という、
何千もの気の乱流があるカラダの気の流れを整えるときには、
施術者の体内エネルギーの気がとられることが多々あるのです。
気がとられるとは、
高いところから低いところへ流れるという意味もありますが、
強いところが弱いものを飲み込むという意味も含まれています。
患部の邪気が多年にわたり正常とはいいがたい状態の組織としてあり続けてしまうと、
そこでは恒常化したその場の状態のあり方が気のエネルギー的にも気の場として形成されています。
その場合、お客様に対するところが鼠径部の子どもから大人まで維持し続けた邪気を含む強い凝りであれば、
その近くにいるもの(ここでは施術者ですね)の同一の場、つまり鼠径部に同調が起こる場合が出てきます。
その邪気にまくられて飲まれないほどの正気を持つよう、日頃から施術者は身体づくりをすべきだといえますが、
10年以上も持ち続けたエネルギーシストを持った邪気とは、そんな、、なまやさしいものじゃないんです。
このような邪気を多く含む患部に対して直接アプローチをすると、その邪気が外へ電波が外へと飛び出していくようにでてくるのです。
「そんな、バカな」と一般の方は言われるかもしれません。
ですが、鍼灸師の知人もこの邪気の対策のために並々ならぬ気を使ってます。
専門家であるゆえに、と同時に、けっこう、私どものような整体をするとか鍼灸をするとか、
民間医療を志したものの多くは、もともとカラダがつらいところがあるっていうモノが少なくないのです。
自分がカラダがつらい、だからそういった人が苦しむ状態を癒していくことに興味を持ち、
治療家になろうと努めたという人達。
得てしてそういう、自分がすでにカラダの弱さを体験していてという、芯に弱いところを持っている。
私も、そのうちの一人なんです。
そうなると対抗できるように正気を充実させることも修練するだけでは、正直、追い付かないんです。
だから邪気により身を滅ぼさないよう対策を立てていくんです。
たとえば、そんな鍼灸師が採用する邪気をなくす工夫の代表格のモノとして。
「竹炭」があります。
竹炭、空気を浄化して消臭し、部屋の空調をよくするよう除湿もしてくれるということが知られています。
そして昔から邪気を吸い、内部でそれを分解する作用をなすといわれています。
竹炭は通電する作用があって電気の乱流を取り入れたものが整流へと変える操作をする装置と考えられています。
そういう私も竹炭を部屋の隅にいくつかおいてます。
おしゃれな見栄えのいい竹炭も売ってはいますが高いので。。
安価な下記の竹炭を1Kg購入し、
お勝手の流しの排水口のごみ取りネットに小分けして入れて口を結んでみました。
ただ1Kgじゃ、ちょっと量が少ないようで、後日、買い足そうかなと考えてます。
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