施術を受けた人と受けなかった人を、比べれば。
施術を受けたものの方がセロトニンという幸福ホルモンの分泌が多く排出されます。
そこは当然といえば当然。
施術後に施術をした者もセロトニンの排出量を計測します。
結果、多くの優秀な施術家は施術を受けたお客様・患者様よりも
実は施術者からは多量のセロトニンがでていたのです。

もちろん、義務的に流れ作業で施術をしていたらセロトニンが出ることもないですが、
親身になって自身の技量の粋を持ってお客様の苦境を助けたいという気持ちがあれば。
いくばくかでも自分がかかわり貢献できているということに幸せを感じるのです。
施術者とは、そういう人種なんです。
または施術者がする施術ではなく、
親子間などの場合でも、相手を思いやる気持ちからのマッサージをしてあげたい行動は、
やはり多量のセロトニンを出すものといわれています。
それって、非常にしみじみとわかるような気がします。
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ただセロトニンがでてしあわせを感じる反面、
施術家の修行中の者や熟練になった者にしても、
施術の疲れは半端なものではないといわれます。
それはなぜかといえば、
マッサージをするときに患者様であるお客様の皮膚を直接触るとき、
気の交流がおこなわれるためだともいわれています。
それはエネルギーは高いところから低いところへ移動して中和されるという考えに基づくものでもあります。
量が100ml・温度100度のお湯(A)に、量が100ml・温度が50度(B)のお湯を混ぜれば。
200ml・温度75度のお湯となるわけです。
そこには温度の高い(A)から(B)へと熱が移行されることで中和が起こります。
一般的に筋膜の癒着があればそのエリアの体内のエネルギーは停滞するのです。
筋膜の癒着が進んだ個所には「エネルギーシスト(嚢)」と呼ばれる、
必要しかるべしのエネルギーの循環が滞ったため起きたエネルギーのよどみのようなものが溜まるといわれています。

私はそのようなエネルギーシストが指先で鋭敏に探索できるよう訓練したことで
お客様の体をチェックしているときに、皮膚の上に現れた形状や体温や湿り気や色といった眺めて触ってわかるもの以外の情報を読み取り、
おおよそこれはどれほど身体の皮膚から奥まったところまで侵入していることか、
そしてエネルギーシストからの粘度のようなものが感じられるため、
「ここ、リリースです」といった的確な解いて価値の高いリリース個所の探索ができているのです。
エネルギーシストを察知できずに教科書通りの手であれば、
臨床は早々に手狭になり「打つ手なし」といった事態に陥るでしょう。
なんらかの身体的な改善が起こる可能性を持つ重要なエネルギーシストを優先順位をマークして手順付けしてからの解放です。
筋膜のリリースという言い方のほうが、最近では一般的な通りのいい説明のしかたとなりますが、
多様な実態を知り実務的な対処を施していくことが勝利を得るための努力となります。
お客様は「触れられて私も、そこ、やばいと思ったんだけど。なんでわかっちゃうの?!」といわれることも多々あります。
理由は、そこのエネルギーシストの存在の察知が傍観して全体像からだいたいのエリアを抽出して、そこからミリ単位の半分以下にまで、
効く点を絞り込んでいく過程で「ここ、リリースです!」といったところがわかるのです。
これもトレーニングで、だいたいの者がわかってくるものですから、
人間の本能がもともと持っている観察力の才のひとつなのでしょう。
ですが施術者の誰もがわかるというものでもないようで、
意図的にトレーニングしなければわかるものではないでしょう。
積極的にエネルギーシストについての資料を多数目にしていき、
直接目に写りはしないがエネルギーシストが発する独自な状態を放つ情報を得ようと感じ取るようにするとわかるようになるでしょう。
ただこのときに施術者側は注意を要します。
先に申しましたように、エネルギーの中和が起きるときには、お客様の体内にあるマイナスの気といえるエネルギーシストが外へと排出されることとなりますが、
同時に施術者の体内にあるプラスの気といえるエネルギーが患者様の体内へと代わりに流れていくのです。
施術者同士での言葉では不謹慎かもしれませんが
「お客様からのエネルギーシストをもらった」
「{多くの施術者の気が}持ってかれた」という状態に陥ります。

「お客様からのエネルギーシストをもらった」

「{多くの施術者の気が}持ってかれた」
私自身、施術技術が足らなかった過去の自身の施術で、ときおり目を見張るような成果が出たことがありますが、
そのときは気功の先生のようなまねごとをして気を送り中和することで成果をだしていたことがあるのです。
それにより5度くらい体内の気枯れが著しく身を消耗しきって、生きるしかばねに近しい苦痛から仕事を長期休業を何度も繰り返したのです。
実際、気枯れと呼べる状態に陥った施術者は若死にするケースが多々見られることです。
私の知り合いの施術者に気枯れで精神を病んでいった末に、その方の葬儀にも出席したことがあります。。。
私は、自分が気枯れで長期休業をしたというのも、当時の家族に多大な迷惑や心配をかけて生き残らせていただいた思いがあります。
休業が許されない反対者がいたら、素直に私は仕事を休まずに続けていたと思います。
そして他界していたことでしょう。
そのような私だから多大なエネルギーシストにさらされた上での気枯れの恐ろしさは身をもって感じています。
正直な話をすれば、
室内にエネルギーシストが発散されたときには施術場が粘り気がある濁りの空間化するのですが
ベン石温熱器を使ったときにはベン石がお客様のエネルギーシストを受け止めてくれて浄化する力がけた違いに優れているようで、
ベン石温熱器を適切に使いだしてからは施術後の室内も問題ない。
エネルギーシストが蓄積した空間にいると、それですでにその場にいる正常な者の気は徐々に混乱をきたしてしまうので、
ベン石温熱器を使う前は施術後にどんなに熱くても寒くても2時間窓を開けて換気をしていたのです。
ですがそれがものの5分や10分で済むようになりました。
特にエネルギーシストが溜まって陰性が高く粘度が増すのは腹部です。

ベン石温熱器を使えた前にお客様のお腹を深く解けば、お客様の気に同調してしまい必ず体調を悪化させて吐き気や頭痛と得体の知れない腹痛等が襲ってきてトイレで突っ伏しているのが常でした。
正確に言えば、現在のベン石温熱器を使って腹部のエネルギーシストをリリースしているリリース量の五分の一にも満たない量しか、
ハンドマッサージでは当たりがきつくて解くことができないにもかかわらず、でのことです。
アプローチする側にとって非常に負担が起きる可能性が高いエリアだといえるでしょう。
「最奥の深層筋はどこ?」という問いには、内臓部と答えることができるので。
それは内臓部にエネルギーシストが定着して混乱をきたすということは、
これ以上ないほどの裏に入った状態だからの腹部のエネルギーシストの問題だといえるのでしょう。
これは私の知り合いの先生も同じような感想を述べています。
あとは頭と胴をつなぐ首の筋肉、頚部。
こちらについてはどういった理由かはわかりませんが、
他の骨格筋にはないエネルギーシストが入り込んでいるかのような感じがしてなりません。
頚部といった急所への手技によるアプローチからくる緊張だからというだけでは説明できない、
もやもやしたりくらくらする厳しい神経系の混乱を施術をした私が置かれます。
これもまたベン石温熱器やベン石のかっさがあるおかげで、
首のリリースをするときに患部のリリースにちょうどいいフィットさせることができて重宝しています。
それだけではなく施術者とお客様の患部との間にベン石が仲立ちするおかげだと思いますが、
首のリリースをしたときに以前に感じた異常なまでの緊張感や不快感の施術者の体内への残留が大幅に軽減する経験を得ました。
そしてエネルギー転写は、私の気をお客様に送る前に、
ベン石温熱器が発生した特別な気を増長させて送る作用により充当しています。
つまりエネルギーシストを受け取ってエネルギーをあげるときの「気枯れと転写」が、
だいぶ失せた感じになります。
体調的に重篤な疾患を持たないお客様からは、ほぼ筋膜リリースでエネルギーシストが解放されても「気枯れと転写」は感じられません。
それはベン石温熱器の使い方を工夫したらしただけ、そこでの問題が解消されいきました。
この「気枯れと転写」によりエネルギー上の混乱をきたすと身体的な疲労の問題もありますが、
思考と精神に多大な悪影響を与えるという傾向があるため、睡眠が浅くなって体力の回復がしづらくなるのです。
ですがこの「気枯れと転写」が起きなければ、集中力を高め思考を要するカーリングのようなスポーツをした後に感じるかのような読みあいです。
このような位置に自他のカーリングの球があるなら、次の一手はどのような手があるかと、展開を読みまくります。
そのような類の疲れの質になっているため、
どっとくる身体的な疲労はあっても、気枯れと転写がなければ寝れば、体調は改善できるのです。
※ 基本として、一般の方が手技をなさるような場合には、的確にエネルギーシストを解放できないため、
腹部や首のリリース以外では「気枯れと転写」は感じられないと思います。
それ以前に一般の方同士でのパートナーマッサージでは事故の危険があるので首と腹部に強い力をかけるようなことは
とても手技がうまい方は別としまして控えておいたほうがよろしいかと思われます。
特にもしなさる必要があって特別な疾患を持たれた方への施術をなさるときには、
施術時にかける時間が長くなりすぎないようにすることや圧を軽めにしておくよう気を配りましょう。
もしパートナーマッサージ等で「気枯れと転写」が強く感じられたようなときは
一軒家であれば水道の流水で1〜3分間ほど手をさらします。
これは私の施術直後に必ずおこなう儀式のようなものですが、
アーシングによっていくばくかの自身の体内に侵入したエネルギーシストは水に流されます。
ただビルの貯水槽の場合には、このリセットは効果的には成果がでないため注意が必要です。
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