2022年07月01日

いまだに心電図の読み方とそれと脈診との相関を調べるため、心電図関係の本を読み漁ってます。

私の目的は、心電図モニターで得た心電図波形が脈診とどのようにかかわりをもっているのかを調べたい。
そのような気持ちでいろいろと調査中です。


最近は、Apple Watchでも心電図モニターができる機種があります。
相応、すぐれた精度と認められるものです。

それにも増して、Apple Watchより精度高く計測できる「携帯型心電計 HCG-8060T」がオムロンから出たんですね。

オムロン、持ち運べる超小型の心電計。Apple Watchよりも多くの症状を早期発見
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1419219.html

「オムロン ヘルスケアは、持ち運んで心電図をスマートフォンに記録できる
「携帯型心電計 HCG-8060T」を6月22日より発売する。
 直販価格は34,800円。
 医師や医療関係者の指示により購入できる特定保守管理医療機器となっている。」


とのこと。





医師や医療関係者に指示してもらえない私には購入できない機器であります。
「携帯型心電計 HCG-8060T」は左右の指先で接触するなど計測する場がApple Watchよりも増えています。
その結果、「携帯型心電計 HCG-8060T」により心電図モニターで計測で得られるデータが複数にわたります。
するとそれらのデータを組み合わせて症状の状態をパソコン等にダウンロードして使えるアプリが判断をする仕組み。

不整脈が発症している方の病理上の詳細を判断するにはApple Watchの計測方法では不十分だといわれる医師がいると聞きました。
その理由を知りたくて専門書を図書館から借りて目を通し、わかってきました。

Apple Watchの計測方法で判断できるものもあるが、
不整脈の分類上どれにあたるかを正確に判断したいならそこでえられた計測データのみでは確定できないということなんですね。


ちなみに心電図の専門書など意識的に探したこともなくて、
どういった本を借りればいいかわからない。
ひとまず書名のタイトルを見て硬軟とりあわせて7冊ほど借りて大まかに目を通しました。

スッキリわかるモニター心電図
マンガで簡単!モニター心電図
なんかヘンがわかる心電図の第一歩
かげさんのイラストで学ぶ心電図と不整脈めも
心電図・X線画像・採血
Electrocardiography A to Z
もしも心電図が小学校の必修科目だったら



個人的な脈診に心電図モニターがという域を超えた勉強になって本来の脈診との関連を知る研究が損なわれそうですが、
いままで呪文のような頭文字を丸暗記していたのですが、
その記されていた心電図の波形から読みとける内容が理解できるようになる喜びは大きなものです。
・・・まぁ、正直に言えば、そこまで専門的な知識は私には不必要ではあります。

なので脈診と心電図の相関を知り役立てるためにという視点で、
以下のやさしい心電図の解説本から実践的な見分ける力の養成を含んだ3冊を時間をかけていこうと考えています。

マンガで簡単!モニター心電図
なんかヘンがわかる心電図の第一歩
心電図・X線画像・採血



ちなみにスッキリわかるモニター心電図というコンパクトな本には、
どの位置に心電誘導ケーブルを伸ばしてセンサーを貼り付けるかがわかりやすく診ることができました。

その多様に多くのセンサーを計測部位に貼られる様子から、
それぞれの計測個所から上がってくるデーターには違いと意味があり、
それらを総合して判断できるようにするという発想に、
改めて驚きを隠せませんでした。



邪道といわれそうですが、
橈骨動脈での脈診、頸動脈、足の後脛骨動脈の脈ならば、
それらの動脈からなら既定の脈診で診たときの様子と当てはめてわかるこも多いのです。
ですがそれらの動脈部位の上に心電図モニターのセンサーを貼るわけでもなくて、
脈管の硬軟や気血の通る状況などはわからないし。。。

ですが自分の通常脈を診る上記の場所以外の部位にある心電計のセンサーを貼る場所をみつけて指先を接触させてみます。
そこからひょっとして何か感じていく力を育てられたら何かが感じられることもでてくるのだろうか?
なにも感じないだろうと思いつつ、やってみてます。
もちろん使えるデータがとれるわけではなくて、なんとなくというものですが。


安定的に物を考えて診られる方には不安定なことをやっているとしか見えないでしょう。
ですが、ケースバイケースで、思わぬ理解が深められることもあるため、
直感でしてみたいと調べる必要がでたことには素直に従うようにしています。



ただ困ったことに、
本来の目的の脈診と心電図の相関について、心電図の波形を読む勉強の大変さから、
いまだに思ったほどの相関を手にできていません。
これってどんぐらい時間や労力を費やさないと見えてこないのかと。
それだったらすなおに脈診のみに集中して再度学習していく時間に当てるべきではないかと、
いくつか不安がもたげてきますが。。。。


考えても判断がつくほどのものを知らずに考えるは無駄とわりきって、
上述の心電図関係の本の3冊のみはしっかり目を通す予定です。

私の指先で感じ取れる脈を読む確からしさに不安もぬぐえず、
日々のばらつきやお客様ごとへの思い込みがでているために。
ちゃんとした脈診は、半端ない高度で繊細な技術であるので。
私にはある一定の領域から先には至りづらい感じを持っています。


正直なところ、そこを心電図の波形で補えるものならという気持ちがあります。
posted by スズキ at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック