数日前は暑くても風があったのですが、
いまの無風が暑さを助長しています。
皆様、体調はいかがでしょうか。
そんななか、わずかな救いといえば、
先だってソーラーパネルとモバイルバッテリーを買って屋上に設置したことです。
屋上で栽培中の植物が熱枯れてショックを受けるなか、
2台の扇風機の電力はこちらでまかなえているのは、
この陽光のおかげ。。。
そう思って、耐え忍ぼう。
このような日照りでは、
体調不良はオトナばかりではなく子供にも及んでいるようです。
それは特に幼い子供は熱耐性がオトナほど成熟していないため、
今日のような日に体調を一気に崩してしまうこともあります。
自分で服を脱いだり着たりできなくて、
エアコンの操作もできない子供たちは、
オトナの責任で観ていかなければなりません。
そのような際に役立ちそうな本がありました。
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顔を見ればすぐわかる! 家庭でできる健康チェック。
毎日の観察で、子どもの病気の芽に気づく。
子どもは体調が悪くても、自分の言葉でうまく説明できません。
そんなとき、子どもの顔に出ているサインを見つけられれば、
周りの大人が不調の原因にいち早く気づいてあげられます。
本書では、東洋医学の望診法と食養生に基づき、
不調の原因を見つけるための【観察ポイント】と、
不調の原因別【とりたい食材&簡単レシピ】をご紹介しています。
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個人的に東洋医学の四診のひとつ、望診に着眼し、
そちらを深堀なさって世に広めようとなさっておられる著者の目のつけどころ。
そしてそちらを子供の顔と絞り込み一冊の本にするセンス。
すばらしいと感じました。
ついつい東洋医学の四診を解説する本は質実剛健で飾りっ気が少なかったり、
汎用性が高く診れるようにするため「子供のために」という割り切りで語る本はなかったように思います。
実際は望診を学んだことがあるものが本書を読めば、
その内容はオトナにも言えてることだと気づくはず。
だから大人が自分のために手にしてもいい本ですね。
ちなみに「顔診断で不調を治す」という本が上記本の著者がかつて出されています。
「顔色をうかがう」といった言葉上の表現がありますが、
まさに顔には内臓のコンディションや隠れた症状と思える問題がうかがい知ることができます。
もちろん本書は医療の診断に変わるものではありません。
そのようなステップを踏むときに、この望診という眼で顔や舌などの状態をチェックでき、
「おやっ?」これっていつもとは違うぞと感づきやすいような見る力を養いましょう。
その後は、進んでかかりつけ医師に受診するようにしましょう。
そうなさることで、大難が中難、中難が小難、小難が無難へと大事になるうちに手を打つ機会がえられるかもしれません。
望診を学んだものが患者様の顔を診るときに、
「えっ!?なんでそんなことがわかるの。。。」
といわれるような内容も把握しているのです。
それは過去、四診のうちの望診といった病理を知り研究し続けた先達たちの集めた精度高いデータがあるおかげです。
ある意味、統計学的に、そのような顔の色や形状や乾湿等であれば
どのような状態であると見分を繰り返してきた経験則上で磨きこまれたデータを利用させていただいているので、
それがそうであるといいえるのです。
この表情から症状を診る力。
脈診よりも学びやすいので、望診で顔の表情等から人の健康を察することができるデータの獲得という意味を含めて、
本書のような誰にでもわかりやすいような一般書をご家庭に携えていくのは推奨できます。
もしお子さんの健康管理をしたいと思った方がおられたら、
一度、ぜひ書店で、図書館で、本書を手にしてみましょう。
「えっ!?なんでそんなことがわかるの。。。」
と感嘆詞をもった言葉が発せられること、請け合いです。 ^-^
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