2022年01月10日

気軽に自分なりに水出し生薬による健康運アップ。 トライしてます!!

生薬のとりかたにも工夫があっていいはず。
そう、思いませんか?



先日、お客様のひとりのかたになつめをとるのにどのようにすればいいかと質問をされたのですが、
基本はスープにして、よくなつめの実の成分を煮出していくようにというのが一般的あ回答です。

または一般的には生薬を適量の水を入れた土鍋で煎じ、成分を余すところなくいただく。
それがお勧めされています。



でも、煎じるって手間がかかるし大変だなと、
ずぼらなことを思ったりするわけであります。
それに煎じてるときに大事な栄養分が揮発して周囲に飛び去ってしまう。


そこももったいな〜い!


すると生薬をもちいるときにはあまり推奨されない『水出し』でいければ。
ハーブティでは、実は短時間で養分を抽出するためにお湯を使うのですが、
水出しのほうが雑味がないおいしいものが味わえるものもあるんです。

その応用ですね。


私が試験的にやっているものをご紹介させてください。

セリアガラス容器.png

セリアで100円で買ってきた用量800ml取っ手付きガラス瓶。
これ、役に立ちます。

セリアガラス瓶2.png

こちらは、
乾燥した粉状ゴツコラがベースになり茶系の色味がついています。
タネ付きのなつめが3つ(なつめは部分的に包丁の刃を入れておきます)
シャクヤクの種類に属する白芍が小片3つ

こちらを最低24時間水出しにしていただいてます。

シャクヤクが血液をうまく推動させ、
なつめのデトックス作用、
ゴツコラの脳へ入る血流量を増す成分によりボケ防止と記憶力のキープ。

というところをミックスしてみたら、どういうお味になって、相乗効果って甘草をいれなくても感じられるのか?
気長にそういった実験がしたいとき、水出しで養分を抽出したときは雑味がなく、液が酸化しづらく長持ちする。
それは生薬が徐々に水分が抜けて乾燥していくときと逆になり、徐々に水分が生薬に取り込まれて潤うことになる。
そのとき微妙にフレッシュさが再現されるかのように見えます。

自然界では生薬もお湯で煎じられて煮出されるっていう経験はしたことがないはずなので。
乾燥したハーブが水出しでうまくなるよう感じられるのと同様なことが生薬に起きているのだろうと思います。
とりあえず乾燥したゴツコラをいただくときは、私は煮出すより水出しのほうが10倍おいしくなると感じます。

それに上でも書いたように生薬の成分が煎じると蒸気について揮発するものが多いが、水出しではそれもいただけます。
ここ、上記の3つの生薬をあわせたものの場合は最重要ポイント。

通常、漢方薬を煎じると、残りの抽出後の生薬はすぐに廃棄されるのですが、
蒸気により成分が揮発しないためか、数回繰り返し水出し抽出をしても、十分いただけますから。
お得です。

ただし生薬ごとに水出しで養分が出る時間が異なるため、ちょうど3つがいい感じでいただけるまでタイムラグがでてきます。
なつめのフルーティーさが、、、なかなか水出しだとでないなぁというのが、目下の研究課題です。



ということで、気軽に自分なりに水出し生薬による健康運アップ。

みなさまも試してみてくださいね!
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posted by スズキ at 15:29| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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