それはいま、使い慣れるようにトレーニング中の、下図のサンダルウッド製かっさです。

『サンダルウッド製なんだけど。
サンダルウッドって、白檀だよね。でも、そんないい香りしてこないんだけど。。。』
と思いつつも、
木製で軽さが使っていてここちよいかっさです。
気に入っててばなせません。
ホットストーンにしたベン石のお血を処理しつつ凝りを熱で溶かして筋肉の硬化を緩める力は最高ですが、
こちらのサンダルウッド製かっさはサイズが20センチ。
持っていただけばわかりますが、とても軽く握りやすくなるよう穴が空けられて扱いやすくできています。
ベン石は、加熱してここちよい熱を持たせればいいのですが、
そうしなければ患部にベン石を乗せればひんやりして、
ひえぇ〜っっと驚くでしょう。
ベン石は衝撃に弱く割れやすいのです。
思いもよらないタイミングで、高価なベン石は使い物にならなくなるので。
扱いが慎重にならざるを得ないため、気を使いながら利用しているのです。
ですがサンダルウッド製かっさは割れにくいので。
安心して地面に落下物としても失う心配がない。
サンダルウッド製かっさには、
そのような心配がありません。
そういった気軽に使える点がいいですね。
そうした木製かっさの、特徴が気に入って、
他の大き目なかっさも、いま注文してます。

木製グアシャボード、家庭用浚渫美容浚渫ボード
これ、マジメにかっさ?
ちょっと大きすぎで、セルフワーク用にしてはつかいづらいんじゃないかなぁ
そのような考えで、存在は知っていたが、買うのはためらっていたものの。
上の方で今使っているサンダルウッド製かっさが、予想以上にセルフワークに役立ってくれまして。
これは大きなサイズで人間工学を考えて作られたかっさの存在、それを知ったら買わないわけにはいかない。
そんなことを気を良くして考えたら、Amazonで注文してました。。。
余談ですが、ベン石温熱機が、年々、新しい機種が出る理由は、
中国人のバイヤーに聞くとメーカーが施術者にアンケートをしたうえで、
改良点を抽出し、新たな製品にアイデアを具体的に落とし込んでいるそうです。
ほんとうに中国人の施術屋さんは、さまざまなアイデアを施術道具に反映させるものです。
そうした中国人がなさるマッサージ用具の創造創作等は、ネタが付きそうでもつきません。
個人的には、施術のときに腸骨が上方にずれて位置固定されているお客様が大変多くおられます。
そのようなお客様の腸骨を理想位置に移行させるとき、もちいることができればと考えています。
また余談となりますが。
スティックの長さがあるので、
「てこの原理」をつかいトラクションを活かせるといいのでしょう。
そこを追究すれば、凝りが進み、芯深くもぐりこんだ癒着までリリースさせる力になるでしょう。
てこの原理の支点・力点・作用点。
施術でてこの原理を使うときに注意を要するのは、
支点がぐらついたり微妙に動いてずれるだけでも、
てこの力は半減かそれ以下になってしまうのです。
それは、以前、てこの原理を施術の技に活かすという先生がおられまして。
その技を見せていただいたときに、支点がどこに設定してあるのかが見えないことがありました。
案の定、その場合は力みがはいって雑味のある力が作用し、
お客様の皮膚抵抗をかいくぐるようなことはあらわれません。
合気柔術でもてこを技に使うときがあるのですが、
やはりそれは頭でわかるのはできる前提ですが、
頭でわかってもコツをつかむまでの修練が必須なのです。
どれだけそのことを理解して技に落とし込めるか。
実際に体技としておこなえるようになるには、
長い年月の修練を必要とするでしょう。
実際、てこが使えるようになると、深層筋の特定部位に、
はじめて効率よくアプローチがしやすくなったと感じるでしょう。
ただ惜しむらくは、自分自身に対してのセルフワークでは、体勢的にてこをきかせづらいのです。
首の後ろや、肋骨部や、腰部など、てこをきかせづらいですよね〜。
他者への施術では、問題なくできるものですが、そこはセルフワークの限界でしょうか。
といったところで、長さのあるツールをもちいるとき。
本能的に、「これ、どうやって、てこを使い倒そうか」と考えを巡らせている。
それは日頃からの職業的視点なのでしょう。
ただべつにてこをきかせることがないで普通にかっさするだけでも、
器具の性質上、効果は大変あります。、
だからたとえば写真通りのウエストをくっきりさせるためのツールとして、
脇腹辺りをカッサするような道具として取り入れるのに役立てるのでもいいでしょう。
こちらの木製かっさの特徴は。。。
・ロングサイズ、
・エッジがしっかり丸みを帯びるように削られていて当たっても痛くない、
理想的に人体のカーブをとらえられるような曲線を持たせたボードです。
人体って、気づいてみるとまっ平らな平面はまったくないに等しいので、
そこを正確にとらえ、マッサージ用かっさに、人体の曲面にフィットする部分を作り出そうとした。
その結果、いくつもの人体各所にマッチすることができる数種類もの曲線(曲面)を持たせた作りにした。
それは実用性に富んでいるといえるでしょう。
ほんとうに中国人はおもしろい施術用品を作り出してくれる。
興味が尽きません。
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