私ごとですが、先月に左副鼻腔に対し急性副鼻腔炎を患いました。
日に日に改善がみられていきました。
ただ朝方に目覚めると左の鼻だけが詰まっていることがありました。
鼻をかむ回数は減り続けましたが、
副鼻腔の内部的にまだ細菌がくすぶっているのでしょう。
慢性副鼻腔炎のお客様から「副鼻腔炎はしつこい!」とお伺いしていましたが、ほんとですね。
ただここ5日間は寝起きの、左鼻の詰まりも消失。
ここに至るまで11月初旬から12月中旬という長い時間がかかりましたが、これで無事におさまったようです。
今回の急性副鼻腔炎では、多くのことを気づかせてくれました。
・体質が酸化傾向にあったこと
食事を見直さなければならない(現在、見直しを断行中)
・抗生物質の服用で免疫が急激にさがったとき、一番弱いところに症状がでる。
気候の乱高下で体調を崩し風邪ぎみだった下地があれば、それでも引き金になる。
8年ほど前に耳鼻咽喉科医院で調べられて状態の不具合は聞いていたが、真剣にそのときに対策をとらなかった後悔があった
・慢性副鼻腔炎のお客様のために調べていた対策法があり、
慢性期に入っている方に対しては非常に残念だがそれでは不十分な対処ですが、
急性期の副鼻腔ではまだ細菌の感染により根を下ろした状態が浅く、幸いにして効いた。
※ 1.経絡を調べ、異常経絡から改善すべきものを知る。肺にくわえ胃、脾、肝など。
2.定番の膀胱経、起立筋上にある兪穴から気を加える。べん石温熱器などべん石がフル活用。
3.お薬は市販薬も含め用いませんでしたが、免疫向上のためビタミンCのサプリのみ、いただいておりました。
4.あとは、よく休息をとるのみ、心がけていました。
・自分で脈診等から情報を適正にキャッチできて、どの程度の病状で、なにを原因と考えうるかなどを判断する事ができていた。
それは大海原を航海するときに羅針盤をもっているようなものであり、進む方向や進む距離など、わかりなが進めたこと。
中医学の先人の知恵に守り教えられたことで、気持ちの焦りが膨れ上がることがなかった。
精神的余裕は大きなアドバンテージとなり、休息をとるときに心配なく休めたことは大きい。
※ だれもが中医学診断の基礎・入門をなさっておれば、カラダからの情報が見える化できる。
正体が見えなければ不安が増強するが、見えていればするべきことがわかって粛々と積極着手できる。
そういうシーンが得られることもあるのでしょう
知は力なり、見えてなければ行動がぶれますが、見える化が行動を最短にしてくれるのです。
ただそういった知識を体調の悪くなったときに本を見て勉強するのでは遅い。
中医学診断の全体像をかいつまんで学ぶだけでも多大な時間がかかるのです。
健康状態が良好なときに一通り学び、頭に叩き込んでおくべきだと痛切に感じました。
あらたに中医学の教科書を読み込んでいきたいと、モチベーション、急上昇しました。
いざというときのセルフヘルプに、中医学診断は頼もしい。実感しました。
ただ、忘れてはならないことですが、
ブリキのおもちゃがこわれた部分や仕組みがわかったとしても、
ドライバーで分解してペンチ等で問題箇所を曲げ伸ばしして修理が行われるわけです。
中医学診断がよくできて状態がどうなっているかが見えていたとしても、治療に繋げられなければ役に立ちません。
今回はべん石温熱器などの「べん術」が、治療としてフル活用できる状況にあったことが勝因でした。
「知と技の組み合わせ」これがあってこそ、効いてくるんですね。
余談ですが。
中国や香港、アメリカ等では中医学等を取り入れるようなセルフヘルプの工夫がなされています。
理由は日本のような健康保険制度がある国が稀で、病院にいくとすべて自費です。
ちょっとした風邪で数万円が請求されます。
さらに重い病状であれば、医療費負担はかさみます。
アメリカにいる同業者の知り合いは緑内障をわずらってます。
いつ何時、手術が必要になるかわからないため保険会社と緑内障手術時にかかわる契約をしておられ、
毎年、多額の保険料を支払っています。
興味深いところでは、ベテラン医師が手術を担当してくれる権利を得るには保険料金が高くなる設定があります。
医師になりたてで手術経験がないか少ない医師が担当につくときは安めの保険料が設定されているそうです。
知り合いはいざというときに手術でミスられてはたまらないということで、多額の保険料を払い続けています。
そういう環境で生活するには、セルフヘルプが重視されておりますので。
健康維持や促進のための効果が高いとわかったものには敏感で、大勢が積極的な取り組みをして行くわけです。
私ごとですが、急性副鼻腔炎を患ったとき、病院にいって治療を受ける選択肢もあって、
そうすることで安全・安心・効率的な治療を受けられるでしょう。
ですが中医学等を学びセルフヘルプで対処している他国の方々に習い、私も勝算は感じつつも、保証なし。
病中に頭をフルに使って最適な対策を順序立てて組み立てて、それらを実行へ繰り出し続ける。
最悪の急性副鼻腔炎にかかった1〜2週間を乗り切ったあとは、不安な点もみあたらず順調に上向き続けました。
そういった幸運な結果に終わりありがたく感じております。
また施術中は、気を張っていつもと変わりない仕事を心がけておりましたが、
途中でティッシュで鼻をかむようなお見苦しいことを見せて、ご心配をおかけいたしましたお客様に対し、
こころからお詫び申し上げます。
日頃からの体調管理、それができてないからこうなったという失敗例を自らブログでさらしたというのも、
今後、同じようなことを起こさないようにするという誓いの意味で書かせていただいておりました。
それらお見苦しいことをお見せいたしまして、大変申し訳ありませんでした。
ボディワイズ
鈴木政春
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