その効果を最大化できるように検証する日々が最近続いています。
新たなべんせき温熱器の機種が2種類、中国の業者から購入して増えたので、
それらの効果的な使い方を模索することで、自分の身を実験台に晒すことも。
そのときに私の足、首、背中、腕だったり、時には顔だったりを使いますが。
結果、いくつもの火膨れを作ってしまうのです。
熱が弱くてぬるいとべんせき温熱器を持ってしても硬化した筋を緩めることはできません。
だから熱さの上限のギリギリを狙ってどう、べんせき温熱器が効いてくれるかを調べると、
微妙な温度のブレで皮膚が裂けて水状の液が出てくることになります。
そういった苦痛を存分に味わっているんです。
ときおりお客様が「熱くても耐えますから、やってみてください」というのです。
ほんとうに勇気がある方だなと思い、称賛する気持ちになります。
ですが外傷となる怪我といえる状態を負わせることはできないのです。
「べんせき温熱器を使うんで、
温熱で勝手に患部が緩んで楽に解けていいよね」とおっしゃっていただけるお客様もいますが。
でも、、、そんなに楽なことじゃないんですよ。^^;
火脹れは下手すると皮膚に痕がつくのも私の身でわかっているのです。
そういった際の傷が痛みを消すまでに一週間は耐え続けなければ治りません。
ですがそこのギリギリにトリガーポイントのこんがらがった糸が解ける際があるのですよね。。。
で、お客様に、そういったトリガーポイントという筋硬化が強く関連部位を巻き込んで引き連れを起こす部分を解くためにという理由でも、
私がまじめに今日つくった首の裏手の10円玉の大きさでずり向けた皮膚の痕をみせたら。。。
「熱くても耐える」という言葉が濁るはずです。
私も、極力そういった外傷を負わないようにしたいのです。
それがほんとうに難しことなんですね。
実際の話、コリがきつい組織を持った人の皮下組織は不純物が多く蓄積している。
そういった方の場合は、簡単にその患部やその周囲の組織は火膨れになってしまう。
そうなって体内の老廃物を体外へと捨てようとするわけです。
自分で皮膚の裂けて排毒という場合があると、頭ではわかっていても実際にそうなると割り切れる者も少ないのです。
私も火膨れのギリギリの加温をすればどのような効果があるかを調べるために耐えてるのですが、
そういう体験した苦痛を、他人に実験台になれといわれてしまったらつらすぎて耐えられないはずです。
でも手引書が一切見当たらないべんせき温熱器のポテンシャルを引き出すために自分の身で犠牲を払い検証をしていくしかないんですよね。
そうした犠牲を重ねていくことでお客様に対して、
これくらいの熱さはおおよそ効果を引き出すために必須だとわかってきます。
そしてそれ以下のぬるい加温では効きは「焼け石に水」というラインが見えて来ます。
つまり。
べんせき温熱器の温度がぬるすぎると、慢性化したコリという虚証で冷えが根に入った状態には適しません。
ほとんど、それで対処してもコリが消えることもない成果のないことをする手になってしまうのです。
(※ べんせき温熱器をぬるい設定にしても、べんせき温熱器を動かすアクションをつけて効果をだすことはあります)
お客様にべんせき温熱器を当てる前に、べんせきの温度を私が手で触って確認するようにしているのですが、
「うぉっちぃ!!あちちっちー!」と、
私が一人で熱さに狂気して飛び跳ねていることに「何やってるんだ?」と怪訝な気持ちで叫びを聞いておられるでしょう。
強すぎる熱さであればあて布をして温度を下げるようにして対応し、
お客様にはそういった目をぎゅっとつぶって耐えるような熱さを感じないように身を挺して温度をモニターして、
効く温度で対応していけるようにしています。
ただ実はべんせき温熱器は、アバウトな温度の設定しかできないため、
お客様の体内の硬結が解ける温度を探るのにはけっこう大変なんです。。。
ほんとうになかなか思うようにいかないところに負けないよう、
工夫をしているのです。
ちなみに
人それぞれの熱さを耐える耐性は異なるため、私が一様にそこを判断することはできないことですが、
そういった条件や状態の見極めを、なんら文句がでずにできるのは、私自身の自分の体だけなのです。
なので実験に実験を重ねて多数の水ぶくれを作って破裂して、痛みが刺さって襲ってきても黙々と耐えている。
けっこう、これってしんどいんですが、
こういったことの積み重ねで見えることが出てくるのです。
そこを避けている者には引き出せないものがあって、それをつかむ目的を叶えるためすることです。
ただ今回の私が急性の副鼻腔炎になったところの対処の独自のノウハウは、
実はこういった実験の上に見出した珠玉の極秘リリース法が生かされています。
それにより左側咬筋の芯のコリが着々と削られて減少していき、
少し大きな音で左顎関節部が「パキッ!!」と鳴った瞬間、副鼻腔炎のつらさが半減して鼻の通りが一気に回復したんですよ。
副鼻腔内部やその周囲の構造が建て直された瞬間を迎えられた。。。!
こうして自分の体に対してべんせき温熱器が利得で来たところが現れたときに、
お客様のためにと思っていた研究が自分で自分を助けることになったことに不思議さを感じました。
それと同時に自他を越えて、受け取れるところまでこれたことに感謝をしています。
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