ムック本で副鼻腔炎の本が山積みされていました。。
「小さな書店なので、別の健康関係の本を並べてもいいだろうに、
なんで副鼻腔炎の概説をしたムック本が山積みなの?」と、驚いたのですが。。
理由は副鼻腔炎の症状がでて困っている人が、いま、増加しているからのようです。
あまりにタイムリーな特集本だったので手にとって頭部へのマッサージの仕方をみたが、、、
一般の方にわかりやすく平易に書いてあリます。
ただこのやりかたじゃ、しつこい副鼻腔炎に悩む方には収まらないような点がみえる内容のようでした。
頭部への経穴への刺激の入れる方向等を知っていれば圧をかけるポイント部分の方向が逆にかかれていたりして、
これでいいのかなぁ、、、と思えたり。
ただ他の先生はこれで成果を存分に出しているのだろうかと思って、自宅でその本のとおりにしてみたが、、、
副鼻腔の腔の空間がかえって窮屈にされる反応が私自身に出たため、即座に取りやめました。
副鼻腔炎の状態もケース・バイ・ケースですから、私にはそれは合わなかったということなのかもしれませんね。
私の場合、副鼻腔炎の起きている左側の副鼻腔の空間が狭くなっています。
それは以前に副鼻腔炎の治療をしてくれる病院で、ファイバースコープによりリアルタイムに内部映像を見せていただき観察してわかっています。
そのときは副鼻腔の内部空間が構造的に狭くなるような圧縮された状態にあるが、
現状では炎症による細菌の繁殖等はみられないということでした。
それでほっと胸をなでおろして帰宅した覚えがあります。
副鼻腔炎の方は状態として副鼻腔の内部空間が通常の状態より周囲の骨組みが著しく緊張して収縮した状態が維持、固定されており、
そうしたところで免疫力を運ぶ血管系等の管の圧迫も起きて液の流れが停滞した状態が観察される。
もともと鼻は雑菌等を吸い込んでしまう器官だから、そういった免疫系が後退した停滞状態では、一時的にお薬で副鼻腔内部の悪玉細菌を抑え込んでも、あとからあとから悪玉細菌がやってくるわけです。
だから、一度、こっぴどい副鼻腔炎になれる状態に副鼻腔の内部構造が弱化したならば、副鼻腔内の血液代謝を引き上げるような副鼻腔の狭い緊張状態から空間を正常な広がりになるようにしていきたい。
私の場合もそうです。
そして私同様に副鼻腔の内部の構造上の圧迫が起きてしまい、副鼻腔炎になりやすい体内の内部環境に陥っている方もおられるようです。
そういった構造上に見て取れる副鼻腔の空間を、
どのようにして改善する事ができるのか。。。
いま、自分の左側副鼻腔の炎症状態は、いっときよりも落ち着いているのですが、
100%快調になったわけではない。
そのような不調原因を上述した副鼻腔の内部空間が周囲の骨格上の圧迫により萎縮状たにあり、
副鼻腔内部の血流が阻害されていると仮定して。
自分の体へ、そこからの改善を施すやり方を試行錯誤をしつつ、含まれた問題を削り小さくするよう手を尽くしています。
※ 血がpHが酸化に傾く状態であるなら、血液の粘度が増して粘りが強まって流れが悪くなり、副鼻腔内部の毛細血管に血流が届かなくなります。
そういった体質的な部分に手を最大限に施しておかなければ、副鼻腔内部の悪化が先行しているときは、著しく治りづらいのかと感じています。
なので、そこは別途、日頃の食生活等を見直しました。
べんせき温熱器には多種多様な形状があり、アプローチする患部に対して最適なものを選択して使っています。
それぞれの機種の使い方を紹介した解説書などはありませんが、
臨床で使うと設計意図が徐々にわかってきます。
まさにそれはかゆいところに手が届く。
利用のノウハウは意図する手技によりそって変化しますから、
手技に精通していない人が手にしてもよさを存分には引き出せないでしょう。
今回、私の頭部の左側の頭蓋骨の縫合が理想状態ではなかったため引き起こされた副鼻腔内部の狭窄とそれにより起きた血行の停滞による免疫力の後退による影響。
それは後頭部下の硬結や側頭筋や咬筋などの骨化といえるほどの塊を解く作業が必要となっていく。
ただこのような部分の硬さが急性で起きた場合は対処は楽だが、私の場合は何十年もそこに根がある。
身体操作が未熟な状態で施術をするときに食いしばりもあった。
その他、小さい子供のときからの頚椎や胸椎の定まりが悪くて体質的に虚弱だったことも手伝って、
必死に歯を食いしばり施術をしてきたため、そのコリ部分の年輪は多層化して、その奥は血流がほぼなくなったひどく脆い組織に変わった。
それが骨化したといえるような硬さをもつ筋肉だ。
そういったところを無理に過剰な力をかければ、そのあとの瞬間、二度と取り返しがつかないような怖いことが起きます。
具体的に言いませんが、もろくなった筋組織の断裂が起きてしまえば、もう、その後はあとの祭りです。
私が既に内部の組織が弱くなりすぎたときは徐々に変えていくべきだといっても、お客様にはピンとこないのが普通です。
ただ私どもとしては、取り返しがつかないような状態にお客様の身を落とし込まないようにする安全確保が義務としてあります。
強くそういった考えがなければ、事故はかならずついてまわって起きるでしょう。
特に咀嚼筋は繊細で対応に最大限の注意を払うべき箇所です。
頸部の斜角筋や胸鎖乳突筋、それに前胸部や背部筋がほどかれるだけではなく、
鎖骨と肩甲骨が正常位置になって落ち着いていないようなら、
私は、その人の咀嚼筋(側頭筋や咬筋)に過圧することは危険ですから避けています。
日頃、そのように考えてお客様の対応をしていますので、それを私自身にも当てはめていく。
すると、やはり安全で効果的な成果が手に入るでしょう。
そこで、今回、私自身の体も頸部や前胸部、背部筋、腕や鎖骨・肩甲骨などを正常な位置におさまるようにする施術を、
28時間かけて修正していきました。
28時間と言ってもぶっ続けではなく、トータル28時間ということです。
それが済んでから、
上記のべんせきのスティック状の温熱器をフル活用して、
現在は54時間かけて、徐々に徐々に問題のある咀嚼筋のエリアやずれた蝶形骨の位置の修正をしていっています。
この54時間は、日々、1〜2時間を繰り返し施術時間に当てていくようにしています。
このときに、これら3本のべんせきの温熱器のうちの最小のスティックで小回りよくフィットがいいので硬化した患部の組織をやや解いて浮かせるようにします。
ただこの最小の長さのスティックはべんせきの量が少なくて遠赤外線の出の熱量が足らない感じがあるので、これだけですと皮膚の表面を焼く感じで、そういった真皮の奥の奥まで熱が届いてくれない感じを受けます。
すると他のべんせきの石の厚みが大きいどちらかに持ち替えて患部への熱を注熱していくのです。
そのときにただべんせきの温められた石を患部に置くだけでも改善は見られますが、
特別な弱めな波状の圧(「さざ波」や「弱く弱くちょっと強くという波」)をアプローチ場所により適宜使い分けてかけることで、その成果は大きく飛躍してくれますね。
そうすることで、結果として、信じられないほどつらすぎた急性の副鼻腔炎のときに私を見た同業の整体師の友達から
「あの鼻水がひどすぎたときの鈴木くんに、かけられる言葉は見つからなかった」といわれるほどあわれな状態でした。。。
現状の私は、まだ100%の快調ではありません。
ですがひどかったときからすれば天国状態だし、日々、更に、更に改善して行っています。
その上向き基調から心も明るく平安になっていれるところです。
それで昨日は、上野にある国立科学博物館で、くたくたになるまで展示物を楽しく見て回りました。
トイレに行くときには弱く鼻をかむのですが、展示物をみるときは副鼻腔炎のことなど忘れています。
私のつたない体験ですが、
すでに多年に重なる慢性化した咀嚼筋や背部筋、首の筋、腕のコリなどその他の影響が頭蓋骨の縫合をずらし固定し、蝶形骨を正常な位置からずらして副鼻腔内部の狭窄に及んで、副鼻腔内部の毛細血管等の血行の停滞からその場の免疫が落ちて細菌が繁殖しやすい場になっているとき。
副鼻腔の内部を正常にするための手を施すこと。
私のみの、たまたまかもしれませんが、それで救われていってます。
ただ上述した話からおわかりいただけたかもしれませんが、
咬筋や側頭筋などの咀嚼筋や頭部の他の頭蓋骨のずれを恒常的に維持し続ける問題になる部位のアプローチは、
施術をする私が扱うにしても、多大な時間を日々のその部位の戻りが起きる前に繰り返し投入していって改善できたということ。
個人的にはこれが勝算を生むと信じて、必死にやってます。
あとは私がべんせきの温熱器がなければ、正直に申し上げて、効果的な成果を積む算段をつけることはできなかった。
手も足も出ない状態だったでしょう。
頭部は、実に曲面が多くてピンポイント圧が必須で、それに骨の内側に問題の副鼻腔があるのです。
特筆するならば、今回はスティック状のべんせきでも、
最も短い最新作(写真の最上位置のもののこと)を中国の業者から仕入れていなかったら、、、、と思うと、ゾッとする。^^;
この小さいべんせきがセルフアプローチの特攻隊として先行させることができたから、
患部の様子が手にとるようにわかりました。
逆にこの最小のべんせきのステックは、他者へのアプローチでは使い勝手が悪いんですね。
面白いものです。
それぞれのべんせきの種類で持ち味があって、それをひきだせるかどうかで結果が天と地だって、痛感します。
私が自宅で日々時間をかけて自分への健康を取り戻し、いままでの不安定な部分を改善へと向かわせる投資としているのですが、
頭部とはすべての経絡が関連する唯一の場であって、この部位への改善は、全身への関連が及ぶところです。
上図は、頭部のどこを刺激すると、どの組織や器官に影響するかといった反射区を示したものです。
中国ではよく知られており実用上活用されているものです。
今回、私は副鼻腔炎の対抗措置という局面があり、そこに一点集中をかけているのですが、
これは急場をしのぐためのやりかたに過ぎません。
一極集中すると、他の骨格部位とのバランスが取れなくなって、あとで厄介なことになるのですが、
いまは致し方がないものです。
あとで尻拭いをするのは念頭に置いての、一極集中の手技ですが。。。
一般の方では、このダメージを受けたネガティブな部位のみ切って取り除けば、全体がうまくいくと思われている方もいるでしょう。
でも通常はネガティブな部位が生み出された背景には、別の遠位の部位や関連部位が問題を持って、
それを現状のネガティブな部位に押し付けていることがほとんどなのです。
だから、症状を取るというよりも、別の部位を広く全体をみて構造を整えるようにするというのが、
正しい整体の考えなのです。
それをホリスティックな全体性をかんがみた見方というわけですね。
だから本来は養生として健康を増進し、体調をさらに安定させたいならば、
頭部全体を上図などを参考にして改善を施すことを、一定期間、集中させる期間を設けるのが正解。
丁寧に頭部をべんせき温熱器のスティックでリリースしていくことは、
全身の体調の良さにつながる。
特に反射区の刺激を意図したならば自律神経系の改善が促されるといいます。
その期間ややり方はその人ごとにどれだけ体内の異常があるかどうかに関わります。
若く体に根となる不調が沈んでなければ、こんなことはしなくていいでしょう。
医療系の副鼻腔炎や顎関節症の改善は、技術的にあまり解剖学的な内容や多年に渡る施術上の臨床を持ち合わせておられない方がおこなうにはハードルが高いように思います。
そこはやはり一般的におこなわれるような医療機関による治療を優先すべきだと思います。
ただある程度の年齢となりアンチエイジングが気になりだしたときには、どうでしょう?
そういった側面に関しては、上図の頭部の反射区の図表に別途解説された、簡易な手技があります。
それを自分の手で行っても、少しは効果は出ると思います。
ですが人によっては、もっとしっかりとしたアンチエイジング成果がだせるほうがいいと言う人は、
べんせき温熱器のスティックの使い方をしっかりと教わって、
それを一ヶ月ほど、じっくりと日々、繰り返し改善するための良質な注熱刺激を加えるならば。。。
一ヶ月ごとに施術院にいくといった飛び飛びの改善刺激では手に入らない、
やさしく患部が解けて自分の本来に戻るような変化があらわれるでしょう。
それは現在、私自身が、自分の身で痛切にそう感じています!
頭部のバランスもよくよく研究はしてきたものの、
いまほど、自分が必要に迫られての頭部を対象にアプローチをしたことはなかった。
それに頭部のコリが強まった部位は、その硬結を一般の方がいい加減にコリコリと解こうとすると、
かんたんに弱ったほっそりともろくなっている筋組織が内出血を起こしてしまうわけで。
そして施術者としても、この部位のコリの状態の根は筋の流れを読んでダメージを与えないよう解くが、
もろくなっていて激痛がでたり筋断裂がプチプチ起きてしまって断裂した筋繊維は元に戻らないもので。
慢性化した頭骨等にへばりついてしまった筋の癒着ほど容易に解けないものも珍しいのですが。
それもべんせきの温熱器を使い日々、筋硬化が戻る前に緩める積み重ねをすることで、
快適に弱化したコリコリの筋繊維を断裂させることもなく、しなやかに緩んだ筋に置き換え正常化できることもわかってきました。
いままで私が副鼻腔炎で困りはてた前は、脳への血流の改善も、頸部の強烈なコリをほどくことがメインと考えていました。
それは上述したように頭部のコリの頭蓋骨の骨にへばりついていたものを緩めるやり方の算段がつかなかったからでした。
それが今回の自身への念のいった頭部へのべんせき温熱器を使った日々のリリースをおこなうなら、
しっかり改善させるやり方をわかっていれば、十分に頭部のコリに対して戦える。
そうなることで、頭部の脳への血流が、頸部が緩むにとどまらずに、さらに普通の正常化へと収まる変化が起きるでしょう。
私にとって、先月は、日頃の不摂生で体調管理がお粗末となり、つら〜い魔の月でしたが、
自分自身の体の変化から手応えを得られたことは、今回の副鼻腔炎の改善は今後の道へのヒントと感じています。
最後に。
実際は私自身、お客様の幾名かに副鼻腔炎を患われている方がおられて、その方々への施術で対策を練りに練っていました。
だが、慢性化した副鼻腔炎を患われている方には、太刀打ちできなかった。
気になる状態が半減したといった方もおられますが、すっきりしたという方はいなかったのです。
それで十年以上かけて、いまも継続して副鼻腔内部の状態を変えるためのアプローチ法を考えていたのです。
そうした下地があったため、冷静に自分で自分という患者に対するやり方を指示することができました。
そのことがなければ、突如として、患った急激な苦痛にあわてて、自分の手持ちの技を活かすこともしなかったでしょう。
その意味で、そのお客様に深く感謝致しております。
今度、お会いする機会に、直接的にこのようにしたらよくなったよという体験談を語れるでしょう!
そこから何らかの、お客様ご自身が、さらに改善できるヒントを得ていただけましたらと願ってやみません。
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