2021年10月09日

デスクワークのときに、椅子の選択は何でもOK?  いえいえ、そうではなさそうです。

柔らかいソファーに腰掛けて、長時間過ごすことが多いという方々が緊急事態宣言中に見受けられました。

柔らかいソファー、それも膝下の長さより座面が低くなるようなクッションの沈み込みがあれば、
腰にかかる負担はどうなるでしょうか。

目で見る動きの解剖学。
シンプルでわかりやすい姿勢のノウハウと動きについての教科書的な存在です。

そちからかみると、
立ち姿の腰の椎間板にかかる負担量をみると、、。
頭部が重心線が支点(腰椎)から5cm前方にあります
するとその重さ(400N)を背筋力(400N)が支えることになります。
すると腰椎には800Nが加わるのです。


では、ソファーではなく、姿勢がよく座れるような椅子にすわったときは、どうでしょう?

座ると、上体はやや前傾するため、重心線が立ち姿よりも前にでることになるのです。
まぁまあいい姿勢で座ってるよね、という人がいたとします。
重心線が腰椎という支点より15cm前にでたとします。
このときは背筋群は1200N(=400×15)の力で支えます。




いくらいい姿勢で座ったとしても、
1200Nー800N=400N分、腰部に縮む萎縮させられる力が加わっているのですね。




ただこれは座面が安定して骨盤が立てられる椅子でのこと。

ソファーでは骨盤が後傾したり前傾します。
すると新たに腰にかかる負荷が加算されるのです。

通常、立ちでも座りでも、骨盤が理想的に座骨が鉛直方向へおろされていれば、
腰椎免荷(ようついめんか)という腹部の圧力がかかることで、
腹部が風船のようなエアーバッグが開いているかのように腰椎にかかる負担を軽減させることができます。

ですがソファーでは座骨が傾斜していたりよじれるような量が増加する傾向にあります。
すると腰椎免荷による腰椎の負担軽減がなされずに、そのまま腰椎がつぶれていきます。

椎間板の腹側が圧迫される力が強く働きます。
この状態が長時間化すれば、
骨盤底筋群が膀胱や消化器、女性なら内性器などを支えられずに機能が思わしくなくなることもあります。


なので<ソファーは短時間くつろぐためのもの>と考えるといいでしょう。




結局は個別具体で、どのような椅子に座るか、ソファーに座るかで、
腰椎にかかる負担は変わるわけですが。




最近は緊急事態宣言も終わったものの、自宅勤務態勢が定着してお勤めの方もいますから、
作業姿勢についてバイオメカニズム上どのようにすれば理想かを理解しておくといいでしょう。
ネット等でも学術的な視野を持って解説しているホームページなどもありましたから、
検索して確認していただければいいでしょう。

「そんな椅子はだめに決まっておるだろうが!」って容赦ない正論パンチが腹にめがけてドスドス打ち込まれるはずです。 
いたたたたっ、、って感じです。


椅子.jpg
長時間のソファー座り作業はカラダに負担蓄積が多大でNG

新たに椅子を買う必要がでても、
住宅事情などがからんでくるので、ただ「だめだ」といってすませるのは能がないと思います。
身体にどのような影響が来ていて、それが継続するとどうなるかの法則実体を理解して、
どれだけの手をかけたほうが自分の場合は妥当かを考えて、、、そしてDIYしましょう!

腰椎に負荷がかかって腹で呼吸ができない苦しさのまま作業することから抜け出れて、
楽な姿勢で効率よく能率高く仕事ができるるほうがしあわせですよね。


posted by スズキ at 12:37| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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