もうちょっと補足させてください。
やるべきことをしっかりやるなら、
もう少し深く観る必要もでてくる。
衣服を身に着けると、
箙のしわがどのようにつくかがわかります。
服はカラダの関節部分が折りたたまれる内側に、多くのしわがよりますね。
【 真皮のしわ 】も、同じ傾向があります。
下図をご覧ください。

<首、腕の付け根、足の付け根>など、胴体の体幹部から頭や腕や脚が関節でつながる部分に影響が大きく出てきます。
衣服を作るならば、そのような大関節の内側は伸縮性の高さがある素材を当てて着心地をよくする機能性の高い服もあります。
そんな丁寧な仕事をした服は、着ていて疲れないですよね。
半面、そのような大関節の内側に生地が縮みっぱなしになるしわが付けば、着心地が悪いし、着ていて疲れます。
それは関節内側という部位は、動脈や静脈などの脈管、リンパ管などの圧迫要因となります。
それが代謝の停滞を引き起こされたももの、影響は見た目以上に大きく感じられます。
循環器系の悪影響から栄養不足と老廃物の排泄不良、それにリンパの低下の免疫力低下などからの疲れとなっているのです。
私が施術のときに取り入れているアーユルヴェーダ系のマルマ療法という、
特別なマルマと呼ばれる治療ポイントがあってそこをアプローチせよというものがあります。
真皮のしわが多く寄るところには、やっぱりラスボス的なマルマポイントがあるんですよね〜。
2021年09月03日
真皮上のゆがみがあると、交感神経が優位になり続けて、落ち着けないというお話
http://bodywise-note.seesaa.net/article/483232157.html
> そのようなこともあり、自身の真皮によいことをプレゼントしてあげようという方がいたら、
> 定期的にカッピングを、できれば全身にくまなくしてみるようにするといいでしょう。
と陰圧で効率よく真皮のしわが伸ばせる対処法としてカッピングを勧めました。
「関節の内側が真皮のしわが多く貯まるところだ」といいました。
・・・実はこのような関節の内側はカッピングのカップが付きづらい部分です。
マッサージオイルを塗り、小型のカッピング用カップをもちいて少しだけ付くが、
多少でも動けば、すぐ空気が抜かれたカップ内に空気が入ってしまうのです。
上図のような関節があり、真皮のしわがよりやすい部分はカッピングでのアプローチの苦手なところと言えるでしょう。
カラダの不調が続く人には、全身のカッピングを勧めたことは、必須のことであろうと私は考えます。
ただ関節周囲の深いしわがよった真皮は、自身でそのしわを引き延ばすようマッサージをするといいでしょう。
すでに長年ヨガ等をなさっておられて、バイタルサインが安定していて全身の代謝が良い人は、ストレッチのようなものでもリセットが効く場合があります。
ですが長年かけてつけてしまった真皮のしわがあると。
そのしわを伸ばそうとすれば痛みやしびれがでるため、ストレッチではらちが明かない。
そういう方もいます。
そのときには、マッサージオイルを使った部分マッサージを試みることが有効でしょう。
ただ、、、。
真皮のしわが強すぎてという場合は、最悪のパターンでは、股関節がはまらないし、肩関節がはまらない。
つまりしわがよった真皮を着込むことで肩関節や股関節がずらされた状態になっていて、それに気づいていない方がいます。
このときの多くのケースでは真皮のしわにより起こされた位置異常と筋膜の癒着による関節のずれの両者が絡み合っていることが散見されます。
真皮のしわが付いたところも神経が激痛の触るところですし、
筋膜の癒着が進んで筋膜には痛覚神経があり緊張があり触れれば激痛が起きる。
本人は本能的にそれに気づいていることもあり、もっとも触りたくない場所ですから。
触らないようになってしまうし、
それが行き過ぎて動かさないようにそろーっとして生活を送れば。。。
真皮や筋膜の組織が加速して縮みが進むのです。
わかりやすいところでは、神経に触る電気の走るような痛みの五十肩も、これの影響が大ですね。
たいていは五十肩になっていれば、すでに股関節も同様な真皮や筋膜の異常がでてはまりがあきらかに悪くなっています。
ケースによっては股関節部位の悪化から肩に出る人も半数はおられるのでは?
実質、ここまでいくとセルフリリースは難しいでしょう。
そういう私も、実は、、、
お客様の中で施術家の方がお気づきになっておられるのですが。
ベン石温熱器とベン石スティック等、またはホットストーンによる加熱は、
真皮のしわがこれらを複合的に適材適所に使えば、激痛がでないよう黙らせて解けるんですよ。
そういう役割を持たせて取り入れたものです。
実際、これらを取り入れる前と後で、
施術による効果の持続や体の調子の維持が変わったというお客様が多くなっているのは、
それらのお客様の真皮のしわが取れてきたからなんですね。
筋膜の癒着と言い続けたのは、
施術上重要なポイントと判明するまで真皮のしわによる影響を調べがつくまでと。
私が十分な理解と結果を出せていないうちに公言するのもはばかられるキーだと思っていました。
それで極秘で研究し続けてきたのです。
そしてマルマポイントを押さえて真皮がベン石温熱器で解かれていくにつれて、
不思議なことが感じられました。
徹底してこの真皮の強化されたしわがリリースされていくにつれ、
精神的な安定度が上がっていく傾向があると見受けられました。
私は以前、筋膜が過去のトラウマ等を記録するのだと思っていたのですが、
真皮のしわに記録されていることもありそうです。
もしかしたら真皮という外皮に近い部分ほど、バリアー機能の記録の項目として、
真皮のしわには過去のデータが蓄えられるのかもしれません。
筋膜は、少なくとも筋繊維が自ら収縮するエンジンを積んでいるため、筋膜の膜状は常に変化するため、
トラウマになる感情のレコードがそこに定着するというのは難しいと思えてきました。
現在は精神的なうつのような傾向を持つお客様が、ボディワイズではお一人もおられない状況で。
新規のお客様を受け付けていないため、想像で語ることと納めてほしいのですが、
真皮のしわに過去の記憶が抜けづらくされてい居る点とそのしわが自律神経を失調させる引き金になるという点と。
この二つが効率悪く組み合わさることで、気分のクリア感が低下する状態が常態化しそうな気がします。
また同時に手足や首の関節周りに窮屈に脈管の中を通る液の流れを締め付ければ、
栄養素の供給や老廃物がむくみのように滞るようになるので。
もしかすると、そのような部分が現れてはいませんか?
それが真皮によるしわ枯れであれば、
真皮を正常な状態にリセットすることで、気分が少し落ち着けるようになるかもしれません。
そこは、いま、とても私自身、知りたいところです。
一部のオステオパシーの施術技術をもちいるもの以外では、
この真皮のしわは手技では取りづらいんですよね。
普通のリンパマッサージでは、リンパ管内の老廃物は流れても、
その手技で真皮が元通りなるかといえば、
私が数々実際に自身で試して検証したところでは、
それは真皮のリリースには効率が悪かったんです。
そしてかつてそのオステオパシーの手技をもちいたときにお客様に激痛がきつくて耐えられないといわれて、
そこでの追及は断念したことがあります。
多くの手技では取りづらいのが真皮のしわ寄せで。
いまも、真皮のしわ寄せが悪影響をどのように人体に起こすものか調べています。
私が「ボウエンテクニック」「ホットストーン」が、皮膚近くの真皮のしわ取りに効き、
それの技術を磨いているのは、そこに理由があります。
そして合気柔術の技で「触れ合気」をかけるときですが、
この技が真皮をとらえて掛ける技だと数か月前にようやっと私は気づきまして。
それからブログにも書いてますが、
「朝顔の手の操作の練習・・・」という言葉が頻出してきました。
合気柔術の岡本眞師範が、最近、大量に技の丁寧な解説をなさるYouTube映像をアップしておられ、
そちらを観ていて「ハッ!もしやこれ、真皮を引っ付構えてする技じゃないの?!」って気づいて。
なのですでに触れ合気をかけられる方は、真皮のリリースを技をかけるときにしてあげて、
真皮のしわとりをしてあげていることになっているのです!
実際、触れ合気をかけられると、かけられた相手側が、
肩こりや腰痛、首凝りが軽減したりなくなったっていうことが起きるのです。
私もそれを体験したことがあるのですが、本当のことです。 ^-^
触れ合気をかける施術家の治療は、不思議なところで効きがよくて、
それと同時に長期間、調子がいい状態が保てることになるんです。
そこには長年かけてこさえた真皮の異常なしわをささって触れて処理してくれているところがあるんでしょう。
まさに触れる瞬間に、真皮をとらえてしわを伸ばすようにするときは、
一般にはない不思議な感触の触れられ方だなとしか思えないのですが、
それですでに真皮のリリースがなされてるんですね。
瞬間にそれは起こることもありますし、
しわがしつこければ持続した真皮の伸長による技かけもするでしょう。
そういった操作は私たちの施術とか治療の概念を超えている操作です。
それゆえに私も、岡本師範のレクチャー映像を繰り返し見続けていき、
ようやくそこに気づけたんですね。 ^-^;
そのおかげで今まではホットストーンによる真皮を加熱してアイロンがけのようにしわ取りするのが中心でしたが、
触れ合気をかける練習を必死にしだしてから「ボウエンテクニック」での真皮をつかみ影響させることができだしました。
ホットストーンを通してのアイロンがけは、真皮の正常化への効果が施術後にうかがえるものの、
私自身が真皮をとらえる力がなくて、どれほどの変化が起きているものかの変化上の評価ができませんでした。
そこが可能となったのは、技術を積むにおいて、重要な指標をえられたと感じています。
そしてさらに面白いのが、真皮をとらえて、それをわずかにひっかけて動かすんです。
その動かすときの指標として、
瞼を閉じて、その上から眼球を触ってみてください。
もし眼球に圧迫感が感じられたら圧の掛け過ぎです。
それ以内の力量によるわずかな垂直圧による真皮のとらえをして、
その接触点を動圧をバリエーション豊かにくわえることでしわをとります。
適切な力でその操作をおこなえば、それで真皮が「ぺりっ」と剥がれて自由に変わるようなこともありまして。
ボウエンテクニックの講習会を受けていたとき、講師から「鈴木さん、強すぎよ!」とよくいわれてましたが、
確かに、当時の私の力かけでは、まじめにダメだったんだなと。
いま、それを痛感してます。
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