それは老化だから仕方がないといわれたっていう話。
どこかで聞いたこと、ありませんか?
背が縮むにも様々な要因があって、
それらが総合されて起こるので一概には申せませんが。
「年々背が縮んでいく人、背骨がゆがむ人のカラダ使いの特徴は?」
というところでチェックさせてもらえるなら、
私どもなら、おおよそ推測することはできます。
不用意に「肘」があちこち動いており、
安定した位置に肩甲骨が維持しない人。
別の言葉で表現すれば、脇があまい人ですね。
そうである多くの方々は、大半が背が縮むでしょう。
腰椎の椎間板が前後湾曲に陥って縮むことでもあるが、
それより深刻な胸椎部分の椎間板が縮みだすからです。
椎骨のサイズは成人に達して変わることはあまりないのですが、
椎間板やそれ以外の軟部組織と呼ばれるものは、
使い方次第で変位してまいります。
そのような見方があります。
この状況で腕を使い続ければ、
肩や首は凝りやすくなりますし、
頭の置き所が前のめりになることも。
背中の肩甲骨と肩甲骨の間が凝ったりもしますし。
見た目で言えば、背筋が立っていない感じになる。
加齢してコラーゲンの生成力が低迷すれば、軟部組織の容積が減り始めます。
そこも注意していきたいところですね。
ではどうやって、対処するといいのでしょうか?
【初級編】
シンプルなのが、
ロープで上腕を固定してしまう方法で、
こちらはカラダの使い方の初心者に向きます。
誰でもすぐできるノウハウでしょう。
【中級編】
少し難しくなりますが、ボディワイズのお客様に推奨しているのは、
脇に物を挟んで落とさないようにキープする方法です。
聞いたことある人、たくさんおられますよね〜。 ^-^
棒を挟んで落とさないようにすると
上述したロープで固定されているやり方以上に三角筋が凝る感じもなく、
肘の先端のとんがりが地芯に落ちていく感じがよい。
背筋がすっと伸びる感覚は、断然こちらがいいですね〜。
脇の下の物を落とさない(なおかつつぶし過ぎない)意識があり、
棒状のものを挟むなら挟まり方が左右で違いはないか、
違うならばどのように脇の締め方を工夫するべきかがわかります。
そのようにして脇の締め方を整えてから、
私は朝顔の手の操作の練習をしています。
ちなみに脇があまい状態では、手の内の使い方は何べんやってみても上達しません、
なので厳密に、腕の操作以前のこととして、
肘の突端を落とした無駄な腕の緊張が抜けた状態、
つまり脱力できていて、次の瞬間、使える筋肉を増やすことを考えるといいでしょう。
最後に。
上腕をこのポジションで整えられたようにして
前腕だけで作業をするように動いていただくと。
体全体の疲労度が、半減して感じる人も多いでしょう。
それだけ背中の強い筋肉や効率よく背骨を使えているからに他なりません。
興味を持った方、
だまされたと思ってトライしてみましょう。
または以前に脇に物を挟んで落とさないでということを私から聞いたことがあって最近やってないな〜という方。
たーまに、思い出したようにという感じでもいいから、
やってみてくださいね〜。
お願いです!! ^-^
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