2021年08月22日

初、東京都薬用植物園、拝観してきました。 あと、栽培環境による薬効の差異について。

東京都薬用植物園』という薬用植物園としては大規模な薬用植物園があります。

東京都薬用植物園 - 利用のご案内
http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/kaienbi-kyuenbi/



場所は西武鉄道拝島線の東大和市駅から、ほぼ真ん前。

・入園無料。

・開園時間帯は時期により開園時間帯が変動するため、
 その点は気を付けてほしい。8月のいまは16:30で閉園。

・園内が広い。
 その日は薬用植物に関心がある同行者がいたのだが、
 雨続きでなまった脚が障害しつつの探索で難儀されておりました。


ただ現在はコロナの影響で、室内展示場は閉まっていて残念。


室内受付エリアにパンフレットが多数置いてあります。
かならずこちらによるようにしたほうがいいでしょう。

・写真で見る絶滅危惧植物
・東京都薬用植物園案内
・東京都薬用植物園 四季の薬草
・身近にある有毒植物
・ご存知ですか 栽培が禁止されている植物があります
・家庭園芸、ちょっとした注意で楽しく安全に(一枚のぺら)
・東京都薬用植物園 見ごろ情報 (2021年8月13日現在)



■ 麻の葉が拝見できる都内唯一の植物園


「麻」「ケシ」の家庭菜園では栽培不可の植物が
薬用植物園として都内では唯一、一般に観察できる。
私は初めてこちらで「麻の葉」が見学できました。

「麻」は日本では神聖な植物とされています。
茎はリネンとして衣服等に、麻布(あさぬの)や麻紐などにされ、
実は加熱等の発芽防止処理をほどこされたあと食用に。
葉は、他国では鎮痛の薬剤用として積極的に栽培されもちいられているものの、
日本では『ご存知ですか 栽培が禁止されている植物があります』というパンフに書かれているように、
大麻の所持・栽培は違法です。
1〜3メーターに育った大量の麻の葉がしげる姿が観察できます。
個人的に、麻賀多神社という神社を崇敬していて、
麻の葉がこちらの神社の紋にもちいられていたため、一度実物を観たかったのです。

その隣には「ケシ」という植物の栽培地があります。
ケシも、ご家庭で育てていいものと育ててはならないものがあり、
こちらではご家庭では育てられない種も。
ただ時期的に、現在はケシは植えておらず、
耕運機的なもので翌期栽培を目指して整備中でした。

こちらは厳重に監視されているエリアで、麻やケシは間近で観察はできません。




■ 有毒植物も多数


『トリカブト』等の有毒植物など、
「下薬」とされもちいるのも慎重にというものも多数間近で観察できます。

漢方薬では、
「上薬」「中薬」「下薬」のようにわけます。
「上薬」は、日常もちいていくことで身体を健康な状態へ養生をかなえられるもの。
「下薬」は、ある目的の症状を抑えるために<毒を煎じて薬とする>といえる強い毒性を持つもの。
「中薬」は、それらの中間に当たる。

クリスマスローズという家庭菜園で人気の根強い有毒植物はたくさん植えられていました。




■ こっそりとツボクサ(=ゴツコラ)


あと『ツボクサ』、ありました!

こちらは温室内に30センチ大の鉢植えに、
こじんまりした葉が多数生い茂り、ランナーのルートも見えます。
が、存在が隠れて見過ごしそうな雰囲気。
ネームプレートも、ツボクサの葉に隠れて観えません。 ^-^;



他に一見では見切れないほど、大量の貴重な植物に圧倒されます。



ただバコパやアシュワガンダ、ホーリーバジル等のアーユルヴェーダ系ハーブはございませんでした。 ^-^;



セミのなきごえのけたたましい、夏が感じられたひと時を過ごすことができました。
薬用植物に関心がある関東圏の方々には、お勧めの学習スポットです!




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ここからは薬用植物園から離れるのですが、
いろいろ私自身、薬用植物を育ててみたのですが、
いまいちどのような環境でそれらを育てれば最良の薬効がありそうか、、、。

そこがわかりづらい。
科学的な成分分析をする検査技術があればいいのでしょうが、
そのようなこともできないでいます。

ペンジュラムでダウジングしたり、オーラメーターをもちいるにしても、「問いかけ方」が難しい。

どうもそこに手詰まり感を感じていました。


そんなときです。
栄養の最上級を嗅ぎ分けていく野生動物が、
あきらかに「これだ!」というようなメッセージをあたえてくれました。


そのことをとらえたとき、私には腑に落ちるところがあり、改めて感じました。

人間である私には嗅ぎ分けることができなくなったものも、
特定の野生動物には速さと段違いの正確さを持って選別していく。


たとえば、ミミズコンポストで、団粒構造の土をつくっていますが、
ミミズが大好きなきゅうりをあげたとき。
いつもならよろこんで種のある部分から食べていくのだが、
一切、手を付けないきゅうりが残されることがあったのだ。

農薬などがかかっておればガタイの小さいミミズには致命傷になるためよく洗うのだが、
そのきゅうりはおそらく内側にまで農薬が入り込んだものだったのだろう。
私にはそんな危険な食物がスーパーでは売られていることが把握できていない。

考えると、野生動物として生き残りを果たしてきた生物には、
そのような危険なものを除外し、自身が取り入れたい食物を効率よく選別する。



たとえば、
屋上に8パターンの栽培環境を変えてバコパを育てています。
水分量、土、肥料量、混植パターンなどを変えているのだが、
どれもバコパであろうと感じられて質の良し悪しが見分けられない。

そこで途方に暮れていたわけだったのだが、
そんなときに野生生物(※みみずではない)は、
そのなかのひとつの株のみ手を付け、他は見向きもせずスルーする。
小憎らしくなるほど、奴らはセンスがいいのです!!

一番食いつきのよいものを食べられないように完全密閉したときは、
次点となる効能のよさそうな活きのよいものを早くすぐに見つけて食していく。。。
そうやって効果順位が決められていくのです。。



これは当初の私には想定外の選別方でしたが
その野生の嗅覚・味覚で見立てられたこたえを尊重しようと思いました。



栽培環境の最適化が決定的に採取後のそれの質を決めている。
そういうものだろうと想定して実験をしていたのだが、
その想定は正しいもので、
そのようなこだわりが力強い上物を手に入れるには必要だ。
そう考えると栽培地が最適地でよく考えられて栽培されたかで、
外見的には同種の植物の成果物であっても、内容的には別物。

そんなことがリアルに起きていた。
それが手に取るようにわかった瞬間でした。

つまり、ある種のハーブではこれこれに効果的と効果効能が語られているとしても、
栽培環境や状況の作り方により、
効果が10割引き出せるものと、半減かそれ以下の生薬が混ざって市販されている。
そのことをご理解いただいたうえでなければ、期待する薬効を取れるかどうか判断するときに迷いが生じるでしょう。

ある人は、幸運にも効果の高い生薬を取り、
ある人は、不幸にも効果の低い生薬が届けられたならば。。。

だから特定の生薬には、今年は当たり年とかいって、効きのいい年があるんです。

誠実な商いをしている商店から入手しなければ効果が高いものを目利きしてくれて、
それを手にすることが難しい。
効果度の差異に気づいている多用して治験をするものにも、
上質なものが容易く手に入るものではないと薬学部卒の方から聞いたことがあります。

そんな指摘から上質のものを自作したいという発想で、
手間を惜しまずの実験をしてきました。


そういったこだわりと必死さから
私はこの時点で「バコパ栽培について自信」を持てるようになり、
私にはそれがいずれ自身の強みにできるものだろうと感じました。


あと数種のハーブを同様に上質なものを栽培採取できるよう実験が進行中です。


ちなみにバコパは、認知機能を高め、抗酸化作用があり、
アーユルヴェーダ系ハーブ医に貴重とされ効果的にもちいられる植物の一種です。


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posted by スズキ at 08:52| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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