2021年08月19日

脛の脛骨と腓骨に挟まれた筋肉、前脛骨筋・後脛骨筋等の緩めていいところまでの下準備にこぎ着けたこと

昨日の施術にて。

コロナのなかですが月一度の定期的に
アフターフォローの施術で、ここ半年以上受けていただいているお客様がおられます。

私の施術をお受けいただいているお客様のほとんどの方々が、
東京品川の私のところへとお越しいただく際に、8割方のお客様は1時間以上の時間かかります。

こちらのお客様は東急線沿線にお住まいで、おいでいただく移動時間が最もかからないお客様です。
「私は、おそらく鈴木さんの所へくるのにも一番近いのでは?」とおっしゃっていただき、
足を運んでいただいておりまして、、、感謝いたしております。



これから書かせていただくことには個人情報にかかわり
詳細を書かせていただくことはできないことをご了承ください。

ただ、とてもうれしいことがありました。 ^_^)


私は手(や頸動脈)の『脈診』をさせていただいても、
お客様から口を開いてぜひわかったことを教えてとおっしゃられない限り、詳細をお話することはありません。

問題はない「平脈」という理想の脈状の場合は「大丈夫ですよ〜」の一言でいいわけですが、
脈管の硬さが硬かったりぐにゃぐにゃしていたり、脈が速かったり、脈管が太く大きくなったり細く小さくあったり、
他にも様々な状態を読み込んで、それらひとつずつに背景となる問題ある状態が隠れています。


たとえば、たいしたカラダの問題がなくて既往症がない基礎疾患がないといわれる人の脈を診てみると。
おっしゃられるとおりに問題がないようなケースもあります。
ですが、繊細に脈状を読むと、気血津液の基準が下がってたり行き過ぎていたということが見えてきます。

私が脈診を学びだした段階で、多くのお客様や元気な知人等の脈診をして気づいたことですが、
バイタルサイン測定も大事ですが、そこにあらわれない状態が読み取れるって便利だなと。

そう感じたものです。

そして元気な知人という中には同業者の整体やカイロプラクティックの先生方が過半数だったため、
左右の脈の差があるのはおそらくこういうことで、気の送りが弱っているので肝臓が、
そして脈を診るにも強めに脈管部を押し込まないとわからない沈脈なのだから、、、
などと知っていることを様々な同業の方で、私がまだ脈診の修行の身とわかっているとのことで。
脈を診て、そこからわかることを解説するのにも40〜50分かかってしまったことがあります。

それを施術中にするようになると、施術の手技をする時間を削られてしまいそうだから、
よほど知りたいという申し出をいただかない限り、私自身の胸の内で得た情報を参考とさせていただいて、
それを手技に活かすということに徹底しています。


昨日お越しになられたお客様は、自身の血液循環の様子がたぶん何らかの問題があるだろうということを、
いくつかのわかりやすいエピソードを交えてお話をいただいておりました。

私が脈をみると、そのような傾向が見受けられております。


それもあって胸郭の拡大固定の改善や起立筋部位の深部にわたっての凝りが骨化したような状態を、
そして首の頸動脈では左右の脈が別物さ加減がかなりの強さにわたっていたところから頚部のリリースが、
そこは私の内心、早急に推し進めて解いていければ安心できるのだが。。と思えていたところがあります。

循環器上の血の巡りの悪化が、カラダの皮膚近くの冷たさでとどまっている場合はいいのですが、
それが特定の血流がその人にとって滞りやすい臓器に血の巡りの悪化が起こると、
それが続けば厳しいことも起きるようですから。

私は脈をさりげなく観させていただくのですが、
半年以上前のときにはあまり脈でわかったことについて詳細解説をしたくない点がありました。



ただ、それが昨日、お見えになられたときの、左右の鎖骨がベストポジションでした!
左側が末端がXp、右側がYp、かなりの強い位置の変位があったかつてのことを、よく覚えています。
腕の脈も「えっ、平脈???多少、軟脈で沈だが、今までのことと比べれば、非常にいい成績だ!」


内心、私はそのことに感動していたわけです。


いままでならば腋下の凝りが何度解いてもかつての強い凝りが、解かれた凝りの下から現れるということを延々繰り返し、
蓄積した癒着し骨化した筋膜の在庫を削りとって、削り取って、、を繰り返してました。
お客様にとって、これはかなりの苦痛をともなうことなのです。
よくがんばられました。

そのような前段階を経て、
昨日は案の定、腋下の凝り続けていた部位が緩みをたたえた状態で保持されていました。
それにより鎖骨の外方の末端、肩鎖関節部分が正しい位置に、私が姿勢を修正する前にいてくれたのでしょう。

一ヶ月の期間を通して、この状態を、お客様の自分の身体を愛する思いを実らせて、
とてもやさしさを持って手をかけてこられたことがわかります。


年齢が進むにつれて、体内のコラーゲン生成の量が減少し、体内水分量が減り、代謝力は減じられるのです。
他、様々な理由から、一定以上の年齢が過ぎたときには、
「現状維持」が主たる目的になり「確実な改善曲線を描きだす」という変化を、その身であらわされることは少ないのです。

たとえば60代半ば以降のお客様が一般的な施術院で施術を受けて改善したといってみても、
それは施術直後に視られる一過性のことで戻りが強いものです。

カラダのゆがみが元あったゆがみに近づいていくというのも、
そのようなゆがみを付けておいたほうが動作のミスを補正するプロテクターとして有利だったり安心だったりするなどの
補完作用が強力に働きますから。
ゆがみは自ら無意識下で作られて極力の現状維持という、自分にとっての安心感ある親しんだ状態へ戻る。

そこのしくみを熟知していれば、お客様自身が確実に改善された状態を意図して維持し続けたことがわかります。
ゆがんだ体でいるほうが、何も考えないでも体をそれなりには支えてくれるものなので、
思考を放棄したところでの楽さはあるのです。
お客様自身が責任をもって自身の身体の改良に着手して、
自分の身体に気づき、セルフケアもしていたといいます。


また、今回は右肩が柔軟で状態が良かったが、
左肩が凝りがありました。
それについて、本人から「私、バックなど荷物を左肩にひっかけて持ち上げるからかしら?」という発言が。。。

私が、そのようなところを見つけて指摘をすると、
人は、人情的にも「いやいや、そればかりじゃないだろうからもっとよく観なさいよ」という気持ちになる。
素直に聞き入れてみたい自分と、そうでもないという自分があらわれてバトルをすることがよくあるのです。
それが、自分でとりあえず正解かどうかはさておいて、仮説を打ち出してそれを検証するという手順を踏んで自己観察が始まると。。。
自分が述べた言葉には、ストレスなく自信をもってあってたら勝利として喜び、
そのプラスの感情は一瞬で賢明な動作や姿勢、所作の選択をするよう脳内のパターンを強力に書き換えてくれるのです。


なのでバックを左ばかりじゃなくて、右にもかけたら、左の肩の凝りは減るかどうか検証してみたくなる。
そうなってくれたら、私はそばで、ほほえんでいれば十分です。


そのようなところも、みずから試行していかれる姿を、帰り際のバックの肩へのかける様子で見せてくれました。 ^-^
ありがとうございます!


そのような以前とは違った安定した身体状況を見て、
いつもなら、かなり念入りに解き続ける定番の個所は解く必要性が大幅に減じられました。

そこで昨日は、前脛骨筋・後脛骨筋といった腓骨と脛骨の間にある骨間膜や筋肉を、非常に時間をかけてリリース。
この部分は手技で靭帯性関節ストレインや施術者の指だけで解くなどは、
ほぼできないといえるほどの硬化が進んでいたもので。
ムリに圧をかけて行けば、骨間膜に傷がつく恐れがあります。

ただ、ありがたいことに、ベン石温熱器の小型のもので加温し緩めた状態を作ってから、というノウハウを独自に開発。
そのうえベン石ではかえって芯に届かせづらいところへのリリースには「排酸棒」で。
それにより精密に傷つけないよう解き進みました。

この部分のリリースは、マジメに後脛骨筋の硬化が数十年以上の慢性化した凝りなので。
そこへのアプローチは、改善成果があらわれづらい。
それだけじゃなく、脛骨と腓骨の隙間に入り込んだ前脛骨筋の後面と後脛骨筋の前面ほど掘り出すのが難しい場所はない。
「排酸棒」を使えばいくばくかのリリースのしやすさは得られるでしょうが、
それでもほとんど解けてはくれないはずです。
それはなぜかというと、脛骨と腓骨の隙間が狭く、そこにリリースが起こるように手をあてがったとしても、
深い部分に癒着が沈殿している状態で、そこには圧等を届かせられることは難しいだろう。

ムリにここを解こうとすれば、脛骨腓骨の、腓骨に対して変位が起こされて、リリースどころか、
カラダのゆがみが助長されてぎっくり腰になって終わりということに陥ってしまう場所ですから。


ただし最近、このようなリリースが不能だよと言ってしまうしかなかったところにも、
リリースのメスを入れることができるよう、私の手の使い方を磨いてきました。
それと頼もしいこのようの場のリリースにも対応できる、本当に便利な施術道具のおかげで。
着々とその場所のリリースを進行させていくことができました。

そして、もしお客様のカラダの状態が芯がまだ硬すぎるという時点では、
この前脛骨筋、後脛骨筋のリリースは痛みが強く出すぎてできないのだ。
それがすでに積み重ねられた施術での筋膜リリースの量により、
血液循環が非常にスムース化されていける傾向に導き出されて。。。

並大抵ではない慎重さで、私も息を止めてミリの半分の精度でこの場所を強圧することで解いていきました。
この部位だけで1時間以上時間をかけて多層化された癒着の層を、着々と解いたため、よい仕上がりになった。
特に前脛骨筋の緩さは、私にもこのお客様のこの部位の硬さは、十中八九かなり昔に作られた慢性化過ぎる凝りで。

このような条件下では、弱い圧では、筋膜をはがしリリースして緩めるには、あまりにも意味を成しません。
だから、時間をふんだんにこの部位のリリースにかけようと腹を決めて、
骨化した筋膜の解けるやり方を30年以上研究した成果をつぎ込みました。

そのときにお客様から「第二の心臓につながる部分を解いてくれてるんですね!」と。

まさに私の意図として、脛骨と腓骨を別々に動かすためという目的がひとつと、
もうひとつがお客様のおっしゃられた「第二の心臓」の活性化を目論んでのことです。

よく、よく。
施術者の意図をよくわかっている方です。


かつての施術でも、当然、この前脛骨筋のリリースは試み続けました。

ですが胸郭の状態が拡張し固定しているという胸骨や肋骨、肋軟骨がことごとくずれている点が、
そのお客様が被る悪影響に直結しているものでしたから。
胸郭部分が硬化が強すぎて呼吸筋が理想量からだいぶ削られた状態でしか代謝されておらず、
血中酸素量に問題があるというのがわかる。

この部分が復活して血中酸素量をあげられるほど呼吸筋の活躍を目の当たりにできて、
凝った筋内部に酸素を持ったさらさらな血が入れなければ。。
どのみち、前脛骨筋のリリースをお客様に痛みをこらえてもらって解いたとしても。。
即座にまた骨化が現れていたちごっこがはじまるだけです。

そのようなところは解くための準備がなされてから解くべき。


この前脛骨筋等の部分のしこりの入り方は深く、昔に高めのヒールを履いたことがあったのでしょうか?
脛骨と腓骨の二つの骨が一体化しており、別々の動き方を拒んでいます。
この状態では
1. 大腰筋が使えてない
2. 呼吸がしづらいまま
3. 腸骨の正常な動き回転が起きない
その他、いくつもの制約や制限が加えられる状態です。


そのようなところですが、
まさに機能が前脛骨筋と後脛骨筋への深層へリリースが進められて正解のところまできました!



私的には、この前脛骨筋等は、ずっとやむを得ない気持ちで、脛骨と腓骨の機能が削られてるけどしかたがないし、
第二の心臓として、足先まで流れた血液が、ふくらはぎのミルキングアクションが、ほぼほぼうまく活用できずに、
足先へ流れた静脈血を心臓に戻す力が減少しているのをわかっているから解きたいけど、
いまは我慢して、そこに至る基盤を整える突貫工事を徹底するしかないとしてやってきました。
(※ ミルキングアクションとは血管に作用するふくらはぎの筋肉のポンプ作用の事です)

また首凝りの芯が骨化したほどの癒着があるときには、前脛骨筋等は解きすぎれば、
首へ危険な状態に陥るリスクが非常に増すので。そのような点も考慮しなければといてはならないかと思います。


そして、そこにようやく、安全で、そしてどうにかリリースが耐えられるような状態に下地を作れて、手を伸ばすことができました。

そして施術の最後に軽くだけさりげなく左右の脈を診させていただきましたら。
先ほどは沈脈といった力が失われた虚証に陥っていたものでしたが、
それもすこやかに平らかになってバランスが安定していることがみることできました。
左右の腕の脈の状態が、かなりちぐはぐしていたところも、均衡が取れてきている。
いい感じですね〜。


^-^



お客様が、自身の身体の状態をどこへ落ち着かせたいかで、
施術での手助けのし方は変わって、関わり方もでてくるものですが。
私の感じでは長きにわたる施術の道のりが、報われたような気がして。

お客様も幸いですが、私もこれはと思えるようなうれしいことでした。



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posted by スズキ at 15:16| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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