私は、いずれのことですが
ボウエンテクニックをベースにした施術へ移行するイメージを持っています。
そのときにアーユルヴェーダ系ハーブを生かしたいと考えています。
ここ数年、そうするための下地作りをしています。
成果や成功はたまたま生まれ出るものではなくて、
構想をねって充分な準備をへて力を蓄えたあとに訪れるものでしょう。
楽しく学ぶばかりではなく、常に自身を高め続ける挑戦を繰り返していきます。
人に奇妙に思われることもしていきますが、その底辺に潜む本質をつかむには、
いつのときも練習や裏場面では四苦八苦の連続です。
ですが気がつけばそれで、以前では想像していな方ところまで、
階段を登れたことに、かなったあとにのみ実感できるでしょう。
そのような四苦八苦の課題のひとつに、
自身の「ボウエンテクニックへの魂入れ」があります。
で、ボウエンテクニックは、数年前、講習会で習って、プラクティショナーに。
https://www.japanbowen.com/practitioner3
上記のボウエンテクニックのホームページ内に、ボディワイズってありますよね〜。
習ったときから時間はだいぶ経ちますが、こちらの講習会の受講は、
他の施術家養成セミナー等よりも私には印象深いものがありました。
ボウエンテクニックの手順や型はテキスト通りで、一通り頭に入れ、
そのとおりに自身の体が動くように修練する型稽古。
大切です。
気持ちだけでは施術は成り立たない。
強力な知的なバックボーンがあって効くわけです。
私がひとりでの稽古では気づきの限界があります。
限界というより「偏り」が生まれて盲点ができる。
それもあって、2日ほど前、
ボウエンテクニックの講習会を受けた施術家の先生のところへ、
ボウエンテクニックのセッションを受けるために予約して伺いました。
{ M先生、ありがとうございました! }
丁寧なセッションをしていただき、
アセスメント(検査のこと)の手順や大事さ、
手技の間を開けることと間を開けたときの施術者の位置についての配慮など。
私が見過ごしたり、手薄になっていることに多くの気づきをいただきました。
そしてボウエンテクニックのセッションを受けてから、
そちらの先生のご厚意により次のセッションまでの時間の開けていただき、
ボウエンテクニックについて話をする時間を設けていただきました。
そのときにボウエンテクニックを受けていたとき、
講習会を受けてよかったと思えた点について話が出てきたとき。
私が感じていた、講習会中の「不可思議なシーン」があります。
常識的?には、ちょっと信じられない。
講師が講習室にいるとき、
セッションをしていたら。。
講師が、講習生にセッションをデモしてるときに、
非常に大きな反応が出るのです。
反応が出やすい人に手技を施すとそれは顕著なのですが、
講師がおこなうわずかな数回のベーシックな手数だけで、
講習生の多くは反応が出るのです。
ここでいう「反応」とは。。。
施術者が{なんらかの方法}で、手技を受けた者が、自己の体内の不具合の発見を促す。
その結果、ときには施術をして間髪をおかぬタイミングで目に見える形で反応がでたり、
数日をかけて身体の状態が変わり続けていくことを言います。
反応は、具体的には体の一部が律動的、または不規則に微痙攣や動きを持って
身体の歪みやつまりを解いて、滞っている気の流れを再開させるよう自己調整をしだすのです。
講習中の観察された反応がリアルタイムに出現するシーンが散見された。
これほどの反応って、容易に出るわけない、と思えるほどの目に見えて驚けるほどの反応です。
自己調整が終われば勝手に微痙攣などは止まる。
「カンタンと形容したくなるような手技を持ってこれがなぜ起きるの?」
そのシーンを観た所見ではありえないことが起きていると思えたのだが、
それがあまりにも繰り返し繰り返しふつうのコトのように起きています。
それは講師が、施術を実際にしたわけではないが、
講習室に彼女がいるときには、講習生がなす手技でも反応が出てしまう。
講習会で観た風景は、私がそれまでおこなってきた自身の施術の概念を根底から覆すほどのインパクトが有りました。
その根底にある仕組みはわかりませんが、
その事実があるのは他の講習生も目撃しています。
または自らがその反応の体験者で、
反応後にはだるさとともに快適さを取り戻せた感じになることも味わったわけです。
私が足を運んでボウエンテクニックをしていただいた先生も、
ボウエンテクニックの講習会を受けたとき。
私と同様なことを感じておられた様子です。
ボウエンテクニックの手技の型を身につけることは大事。
だけど、それだけでは、講師からボウエンテクニックを教わった反応は現れない。
誤解を避けたい気持ちもありますが、、、
自分が一番しっくりする言い方で言えば、
仏師が仏像を作り終えたときに僧侶が「魂入れ」をします。
まだ私のボウエンテクニックの手技は、魂が入っていない。
そこを痛感しており、それがボウエンテクニックを全面押しできない理由。
ただしその講習会に参加できて、持って帰ったものを研究素材にして、
私が感じた謎な部分に、メスをいれ「自分なりの魂入れ」をしようと考えています。
ただひとつボウエンテクニックの講師に似た人を知っています。
私の母ですが、おそらく施術技術はさほどもないはずでしたが、
よく奇跡に近いようなことを起こしてました。
10年手が上に挙がらなかった人が、一度で挙がってみたりというのはよくあることでした。。
そして母が他界する7日前程の頃。
癌によるつらい腰痛がでてきたため、
私は母の患部に気を当てることで、いくらかでも苦痛を軽減できるようにと努めていました。
が、そのときに改めて気づいたことは、直後に自身の死のお迎えを前向きいに受け入れる人で、
「政春(私のこと)、私がちょっと気を当ててあげようか」と、言って手をこちらに向けた。
私も、2時間睡眠が5ヶ月続いて、ヘロヘロ〜だったので見かねられたのでしょう。
そのときに私が体感させていただいたものは、
母の手先から温かいものを感じたどころの感覚的な熱ではなくて。
私が母の右手の労宮がかざされた瞬間に、
見えない圧に座した私が後ろにのけぞるほど飛ばされていました。
物理的に私の額部分がポンッというより、ドシンっとつっぱられた感じ。
私は驚きましたが、母は笑ってました。
「私は気が強いのよ!(か細く弱い声ですが、こう言って得意げ)」
私も相応の気が出る方ですが、完敗です。
母と私は考え方のベースが異なっており、
施術に対して慎重すぎの私と人に対しておおらかで愛情深い母。
慎重過ぎになると因果律の流れを想像し、
その流れから逸脱するようなことはない。
それ以上もなく、それ以下もないように。
それが
ちょっといい加減なところがあるのだが(ワタシ的に言うと)
それでも最低限の手技で結果を出せるような工夫を積んだ母は、
目の前で人が治る不思議を、何度も何度も観てきた。
そこには何をどうするからどうなったという因果律ではなくて、
別の意識や自信があるのか施術に対しての緊張がない。
性格が誰にでも笑顔で声をかけて、
仲間に好かれて面倒見も良かった。
母がいくところは、ぱっと華やいでいた感じです。
私は未だに施術前はド緊張することもしばしばですが、
それではよくないと気づいて、微修正を掛けています。
でもそれだけじゃ、いまも、抜けきれない。
人は、身体的な能力差は思ったほどはないもので、
「考え方」や「意識」、「気の持ち方の積極性」などが
自身のこれからなすことへの表現を決めるのだと思います。
そこに力に違いが産まれるのかもしれません。
施術者としての資質にかかわることと感じて、
やってやろうじゃないかと思う、この頃です。
今となっては不可能ではあるが、
母がボウエンテクニックを学びおこなったのならば。
手技を受けた人たちの反応が出たのかもしれません。
観たかったですね〜。
余談ですが。。。
反応が安定的にだせるようなセッションができるようになれば、
私はそちらへ施術をシフトさせるときと思います。
先日の「施術の稽古」をお客さまにつけさせていただいたとき、
「施術の(型)稽古」でしかなかったと思います。
それが魂入れができるような施術のやり方をお伝えできるようになれればと願ってやみません。
私が目指す施術の落とし所は、
紆余曲折しながら学び研究してきた集大成として。
いままでどおり、華やかさはなくて地味なままの活躍で結構ですが、
自身の施術へ魂入れができた実感を得られるよう、やっていきたい。
こういうことは、
私には施術の入門書や専門書を紐解いてみても、学び取れません。
人との貴重な関わりから学べるもの。
人との交流を避けなさいといわれるコロナかのいまですが、
施術の原点に立ち返って、人との交わりの大切さを痛切に感じています。
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