人が感じるストレスの多くが人間関係上の問題に起因するといわれています。
そんな人間関係上で感じたトラブルや問題から、
心身への負担が蓄積することもあるでしょう。
そのようなケースでは、
たとえば三角筋あたりのプロテクター筋と呼ばれる筋肉に、
特徴的な凝り方がみられるため、施術中に気づくこともあります。
肋骨が拡張したままで縮むことがないような方のときにも、
特殊なスポーツをしていないかぎり、
何らか過呼吸になるような人間関係上のつらさを感じたことがある場合があります。
過去の感情が影響して、現在の体型の変位を作っているパターンには、
他にもいくつかの特徴的な読みができるときがあるのです。
そうであれば心身一如として、ココロがカラダの負担原因ですから、
ココロが複雑で重い思いを背負い続けていたら、
カラダが複雑で重い変位を作り出すということ。
そうなると施術でカラダがメンテされても。
その改善成果は一過性のものでしかない。
ときには筋膜内部に過去のココロの傷(トラウマ)がレコードされていて、
その部位が解放されたときに過去の感情が癒されたということもあります。
ですがそれが必ずすべての人に起きるということはありえません。
ココロが大本でカラダに現れているならば。
大本のココロの変化に挑むことが早道です。
アドラー心理学のアドラーは次のことを述べています。
『 健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。
不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。 』
正直に言えば。
私も不健全な人の群れに埋没していると、自覚することがあります。
そのようなとき。
悪感情の想念がわき起こるたびに、
自身の呼吸が乱れて気がすり減り、
免疫が下がる危機的状況に陥ると。
そんな自身の危機的状況を感じて、
さらに相手が小憎らしく感じます。
そのような怒りや恐れや悲しみがなりやまないとき。
マイナス感情が自身の経脈を遮断して身体的なバランスも乱していく。
三角筋が硬化して肩が上がれば恐怖から自分の身を守ろうという反応で肺経という経絡の気の流れに異常がでてますし。
のような感じで、
相手に感じたマイナス感情ごとに、経絡中の気の流れが停滞する現象が起き、それは経筋の虚脱を呼んで姿勢異常が生じる。
そのようなところにココロの問題がカラダという見えるものへのバランスの乱れといった変位につながるのだろう。
そのような心身一如でココロの乱れがカラダの姿勢に現れているとわかると。
自身を全身姿見の鏡に映したとき、現状が手に取るようにわかることがある。
相手が悪い・足らない・問題があるのだと感じたとき。
相手を操作し、変わるよう仕向けねばと策を練るか、距離を置きます。
相手の存在感や影響力の幅にもよりますから、
一概に距離を置くという選択が悪いわけではないのです。
専門のカウンセラーも、要注意な人間関係で対抗が困難となれば、
たとえ近しい身内でも極力合わないようにしたほうがいいと勧めます。
人を悪気なくサンドバッグのように打ちのめしてしまい、
それを当然で正当だと信じ切っている人もいる場合です。
そこまでの深刻レベルではないとき。
相手はそのままでも一向にかまうことなく、
自分を変える挑戦を、あらゆる手で繰り出していくのです。
それが健全な人の、輝く成長の階段を進む姿なのでしょう。
アドラーが実際にそのようなカウンセリングをしているか、
参考になるような体験資料を探しています。
【関連する記事】
- 言い方、伝え方が大切
- 散文的ですいません。 ボウエンテクニックの身体改善イメージをメンタルメンテナンス..
- 人を応援することでやる気スイッチを入れる方法
- ココロを大きな心配事やマイナスのストレスで満たさず、他のもので満たすと。カラダに..
- 思考や感情由来でカラダをゆがませてしまった沼にはまると、抜けられないって、なぜ?..
- 身体の筋膜の癒着が強かったお客様に共通していた、あることとは。。。
- 『病は気から』 メンタルがカラダの手綱を握っている!
- 「病は治るものなり」とは?
- 成果が出るまでの苦痛に勝つサポート
- 否定的な思考は、体を歪める元にもなる、、、と、私も思います。
- 人は、体験からのみ学び成長する生き物なのです
- 身体にかかる負荷等の自己観察ができていれば、痛みや不調は目減りするものです
- 「劣等感」が大成への鍵
- 「なぜ?」とばかり問わずに、「なんのために?」 と自問自答をしてみよう!
- あなたの使命は?