2021年06月01日

私は自然を百も知っているだろうか? 東洋医学を身近に感じるには、自然の百を知る人であるべきだと感じる、今日この頃です。

中医学は、人間を自然からの創造物としてみています。
自然という全体から切り離すことなど考えられない。

それゆえに、私たちが暮らす自然の気象は体内でも似たことを見出しますし、
自然界のモノを構成する「木」「火」「水」「土」「金」を体内に見出します。

数年前に中医学に関心を持ち始めるまでは、
陰陽とか五行とか考えてみたところで、
その結果から筋膜リリースを押してている私にとって、
画期的な手技へと活かせる発想が思い浮かばなかったのです。


ただ実は、少しばかり中医学の本を丁寧に読んでみたものの、
地球や自身が暮らし影響を受ける日本の「自然」について知ること。
それが全体性であり、それを知ることが必要だといっておられます。
自然という全体性をそっくりそのままつかってこさえられた
人の身体も自然そのもの。

ただ中医学を創成させた先生方は、人体上の自然を観る前に、
人の身体の外側の自然を観察してそれを利用して生活をしてきました。
自身の体外に存在する自然を生きる術として熟知する過程で得た知恵や知識が整理されだしたのちに、
人の身体の内側という自然に当てはめていたのでしょう。

当てはめる過程で「体外と体内の自然が符合する」こと。

体外の自然の知識や知恵が豊富であれば理解が深くなり、
それをもって体内の自然がどうなっているだろうかと推理していた。
私の推測ですが、その推理結果の根拠が明確であればあるほど、
体内の自然界をみごとに言いえていたのだろうと思います。
類推力という知恵が、体内という観て触って感じられない難しさのある部分に対して、
独特なメスとなって活躍したのでは。。。


そのような考えを持っています。


私が中医学を学び始め今に至るまで、
どうしても今一つしっくりしたところまで中医学の知恵や知識の暗記はできてきたが、
それを使った応用力をもって人間の身体を自然界の全体の一部であり、
かつ全体そのままであるという見方が腑に落ちていないのは。。。


それは単純に自覚できる点は「私が、そもそも自然を知らないからじゃない?」
自然を観察して知恵や知識量が足りるまで、
徹底して接してきたことなどありませんでした。


ゆえに、人の見立てを得るときに、体外の自然界の知恵や知識から類似する事項となる情報を引っ張ってこれたら、
体内にそれを当ててみることで見えてくるもの感じられるものが少ないのか。
または体外の自然界を漠然としか見ておらず、誤解や誤認、でっち上げで補おうとするしかなかったのではないか。

仮にそうであれば、そのようなあやふやさを含んだあやういもので人を見立てても。
役に立つことがあったとしても底が知れてます。

体外の自然界の観察キャリアを積むこと。
そこに人体をさらに立体的に見ていける設計図、しくみがあるはずだと感じだしました。。。


中医学入門を読み、どうしても頭にしっくり入ってこないと地団太を踏んでたのです。
そのときは、今のような考え方に行きつくとは思ってもみませんでした。
でも、いまはかなり腑に落ちてきました。





私が数冊読ませていただいた本の著者に、【奇跡のリンゴ】で有名な「木村秋則氏」がおられます。




『百姓は、百を知る職業』と書中で語られていて、私は、うなづきました。


< 農業は、この地球上で一番いい仕事だと私はよく言います。

  自然の力を借りて何もないところから野菜や果物を生産する。
  無から有を生み出す農業ほど、チャレンジのし甲斐があり、喜びや楽しみの多い仕事はないでしょう。
  
  
  自然に囲まれて作業をしていると、光と水、太陽と土が調和した世界が農業だと感じます。  >




短い文中にでてくる「自然の力」とか「自然に囲まれて」などとでてきた
「自然」からの恵みをうけとるために百を知って生きる糧を得るのが農業。


私が農業で働いたことがないので、体験的に木村秋則氏の言葉に共感できているわけではありません。
山里や田園で暮らし農家のおばあちゃんの知恵を教わる機会はいままでありません。



昨今の私のブログをご覧いただくと、
整体する先生が、転業したいらしいと憶測される園芸部門への力の入れようです。

ですが。

そうではなくて。
改めて自然界のしくみを観察する目や感性を養うことで人体を覗き見る力を養成しているのです。

そういったおかげからだと思いますが、
少しずつ中国医学の陰陽五行説を肌で感じられるようになってきました。
そこが理解できたうえでの中医学の脈診や舌診等の診断法が応用がきき活躍の場を広げられるのかもしれません。


いまの緊急事態宣言という特別な時期だからこそできることをしようと決めて、
施術の本から技法や手技を学ぶということをしつつも、
人を観る前段階の自然を見つめてデータを集めて成長しようと考えます。

正直、緊急事態宣言の再々延長には肩を落としましたが、
それもまた次に向かうための流れを引き寄せるものと前向きにとらえ取り組むほうが賢明です。





自然界にある動植物を「ただなんとなく見る」という怠けた状態では、見立てて深く切り込むところに刃が刺さりません。
意図や意識がなければ、なにが得られるものでもなく抜けていきます。
自分のできることの範囲でという限界はあるものの、
いまは、メディカルハーブの栽培と活用という切り口で自然との接点を求めています。


ということで。

大金をはらわずなくても身体にやさしい、自然からのプレゼント。
それを「ありがとう」と受け取ってみませんか。


河原の土手でカンタンにタダで手に入り、手軽に活用できるというと。
やっぱり【 ヨモギ 】は代表格ですね。


ヨモギ枕。
乾燥ヨモギにそば殻を混ぜると、香り高い枕やクッション、座布団ができるんです。

枕からは、よもぎ特有の精油成分が気分を落ち着かせます。
安眠効果抜群!
動脈瘤にもよいそうです。

座布団では痔や冷え性の人にもいい。
私のブログでお伝えしているような、
乾燥したヨモギの葉だけ座布団を作るほうが薬効も大きいでしょう。
でもそば殻を混ぜたほうが作りやすいんで、それもいいですよね。

またよもぎの生葉からは、それだけで室内の空気を浄化してくれます。
湿度・温度調節をする働きがあります。


ヨモギががん細胞を倒す!春の野草ヨモギには素晴らしい医学的な効果あり【栄養チャンネル信長】
https://youtu.be/uljlohXnY3w

上の映像。
ヨモギががん細胞対策になるという内容です。

私が先だってヨモギ座布団用のよもぎ摘みのとき、緑で軟らかなよもぎの新葉を摘もうといいました。

クッションにすると芳香成分たっぷりでやわらかい点で、そうしたほうがいいからです。

この新葉に豊富なヨモギの精油成分には、
シネオールやアルファーツヨン、セスキテルペン、アデニン、コリンなどが含まれています。
これらの成分がカラダを温めて腰痛や腹痛を防いでくれるし他にも多くの作用があらわれるのです。

ヨモギ茶を作るときも、新葉のみのほうが芳香性高くおいしい!
よもぎ餅を作るときだって、新葉のみのほうが風味高くやわらかくていい感じ。

野草では新葉のみを摘むようにすると、続々とまた新葉を伸ばしてくれるから、
野草にも、次にまたそれを摘みに来た人にもやさしいんですね。
それが野草を摘むときのエチケット。

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ただ「ヨモギの百を知る」ことを徹底してわかることがあります。

ヨモギのがん細胞に対しての対策としては、
他の植物種以上に人体に作用しやすいヨモギの葉緑素(クロロフィル)が関係しているのです。

ヨモギの新葉は薄緑で葉緑素(クロロフィル)は、あまり含まれていない。
根元に近い緑の濃い葉のほうが葉緑素がたっぷりなんです。


生活習慣病対策になるのがヨモギの特殊な葉緑素パワー。
健康な血を作ることに寄与するような腸内の奥まで汚れ落としをしてくれる。
末梢血管を広げ代謝アップで殺菌力を高めてくれます。
質の良いきれいな血液が全身に循環することで病の予防につながるんですね。



だから!

ヨモギをがん細胞対処に使おうとしている人が、葉緑素が少ない新葉を摘んで摂取しても効果的ではない。
「ヨモギ効果を期待していたのに・・・・・。なぜ?」と残念な結果になってしまうでしょう。
そこを、こだわってください。



ヨモギ茶でヨモギのがん細胞対策をしたい人は、適度な葉緑素が含まれているかどうか確認すべき。
高価な風味高いヨモギ茶のほうが、新葉を多く使っていると聞きます。
自然食品ショップなどでヨモギ茶を買うなら、店員さんに尋ねて買うといいようですよ。


自分でよもぎ摘みをするなら、新葉より下の葉緑素が多い部分も含めて採取するようにしましょう。
新葉は手でかんたんにもげますが、
葉緑素が濃い緑の葉の部分から摘もうとするならカッター等で採取する必要が出てきます。
野草摘みのエチケット的にはよろしくないわけですが、
あなたががん細胞をどうにかしたいという切なる思いがあってのことなら。
サイズの大きなヨモギを根だけ残して最小限の本数を採取するようにしてください。

他は、、、。
喘息等で呼吸器系アレルギーがあるなどの対策を目的とするなら、
よもぎの根をアルコールに漬けてヨモギ酒をつくると効果が高いのです。


変化に富んだ考え方ですが、
よもぎ餅を常食すると、胃を健康にして、貧血や冷え性、
腰痛、リュウマチ、ぜんそくなどに卓越した効果をあらわし、
ノイローゼやがんなどの腫瘍や慢性病にも優れた効果をあらわすのですが。
効果的にそこを狙うなら、「クロロフィルの量」をキーワードにして
新葉のおいしさをとるか、濃い緑の硬い葉をとるか。

そこはケースバイケースで目的とする判断をなさってくださいね。




余談ですが。
よもぎ茶を鉄瓶で煎じると草の中のタンニンが鉄分と結びつき、タンニン鉄を作ってしまいます。
タンニン鉄は、植物の栽培には効くが、人体には有害なんです。
なので薬草を煎じるときは、
ホーロー鍋やガラス等のタンニン鉄をつくらない調理器具をもちいることが必須です。





こういったところが、
「百姓は、百を知る職業」

同様に、
東洋医学のセンスを高めるため、
自然を知りたいナチュラリストも、
あますとこなく期待した薬効を引き出せるよう「百を知ること」だと思います。


そういったセンスは
施術現場で臨床経験を得て成長し続ける先生方は、
百姓と共通し百を知り、その知恵を活かして活躍を豊か。
そういう先生の話を聞くと魅力的です。

そのような先生方の多くに共通する点は、
手技の技術を本から学ぶ人であるのではなく、
特別な観察眼や視点の置き方が卓越している。

個人的には自然の百を知り、
そこから具体的に目に見て取れる観察眼を磨ければと考えています。
その知恵にもとづいて人体へ目線を変えたとき、
どのような見え方ができるのだろう?

かつて常識としていたことが真実へと塗り替えられる日々が続くということです。

私もそんな風になれればと願って勉強しています。





蛇足ですが、、、
ネットで得られる情報では情報の正確性が担保されておらず、
その点での限界を感じることも多くあります。
ネットよりも専門書のほうが校正マンが活躍してくれていて
情報リソースの確認が正しくなっている分、価値があります。

百を知る先達から対面で教えをいただける機会があるならば。
その人が体験で得た肉付けされた知恵が加算されるでしょう。

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posted by スズキ at 18:49| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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