2021年02月14日

内ももを緩めて、首凝りを軽減できるって、ほんとに

頚部の体側部位が硬化緊張していると交感神経が優位になる状態で、
副交感神経のスイッチが入りづらいと昨日のブログで申し上げました。

ですが首筋をずり圧や無理な押し込み圧でほどくのは、
相当な現状の状態の首の異常を見抜けなければやらないほうがいい。

首が無事にイメージ通りリリースできたらメリットが大きい。
ですが
脊椎の軸ずれ等におけるゆがみやねじれがあるままでは、
頭部という重さが半端ないパーツを頂点においてバランスをとって安定して載せることができません。
つねに頭部は下方のゆがみなどの影響により傾斜やねじれをもって下降して落ちようとする危険な状態。
軸が整えられて頭部を安定的に支えられない姿勢をなさっておられれば、
頭部のぐらつきは首というショックアブソーバー役が機能しなければ支えられない仕組みなのです。

それゆえに首筋の特に体側部分は重要です。
この部分で首診といいカラダの各部位の状態を診る技術が、
実際に一部の医療現場で活用されているぐらい首の体側には様々全身をカバーするような作用を受け持ちます。

だから首が硬くなるには、首より下方の位置にある胴体や腕や脚部等、様々な部位が体軸に醸し出すミスアライメントからきているのです。

そうなると首が硬いから、首筋だけをほどけばいいだろうというアイデアは対処法ではあるものの、
永続的な改善を約束してくれるものではないことはわかるはずです。

首筋の筋肉が硬化すると起立筋をも硬化委縮させることで交感神経優位の状態が続いてしまうことになります。
するとそこから副交感神経へと適宜必要なときに移行することができなくなるため、
前回ブログでは消化器が副交感神経下で働き、交感神経優性では消化できないので消化不良がしょうじます。
それにより「下痢や便秘」となることもあると申しました。
これは実際によくみられることです。


■ 体幹がゆがみ頭部が傾斜すると。。。 頭が転げ落ちないように、、、
⇒ 傾斜した頭を首が支え続ける 
⇒ カラダを起こしているあいだじゅう支え続けるため、首の筋肉が硬いままの緊張状態を続ける 
⇒ 首の筋肉が過緊張の長期化に伴い首の筋の筋膜の癒着が進む 
⇒ 首の筋肉が固まることで固定力が増す
 (=筋肉の柔軟なクッション性を失う代わりに頭部を固定する力が安定的に備わる=頭部の安定保持力の確保)

首の筋肉を硬化させて骨化させることで、省エネかつ安定的に頭部を支えるという適応能力を発揮したのです



ただ問題は、、、

⇒ 首の張りや凝りなどの不調感が感じられていく

ここまでの流れを読み解いていただいて、、、

「じゃ、首の筋肉のみを手っ取り早く緩めて凝りをほぐせばいいんじゃないの?」
とおっしゃられることはないと思います。

^-^


頭部をささえる首の硬化原因の体幹軸を整えることが先決。

早い話、体幹軸をゆがめる部分が頚部を固める阻害要因ですから、
体幹軸をゆがめたり緊張させたり委縮させるなど正常とはいえない状態をキープさせる部位を見つけ出してゆるめる。
そうすると、首筋の凝りはどうなるでしょうか?

^-^ 

お察しいただけているかと思いますが、首の筋肉は、もうそれでだいぶ緩んでくれているんです。



私が施術で頚部を解くとき。
お客様に「先の準備段階での仕事が大事で、そこをすでにすましてあるから首のリリースの負担はこれでもだいぶ少ないんです」
といいながら首筋の骨化といえるような硬さとなった筋肉をといていたのは。

もし、首筋の、その硬さがきつい状態の筋肉を先に解くようなことをすれば、
首筋の筋肉は、ほとんど硬さで圧をはじいて解けないか、
首筋の筋繊維が断裂が著しくなって後にダメージをのこしてしまうことへ。
つまり状態が悪化するようなことが、状態の悪化が進んだ方の場合はよく起こるんです。

首の場合、現状の自身の状態を理解できていて、首のほうから全身に影響が来ているときもあるので、
そのときは首を先行して緩めても構わないでしょう。
ですが首から下のゆがみから首に来ているときは、
首から解いてしまうといけないのです。

せっかく頭が支えられる安定機能を首の骨化で手に入れてほっとしているところを、
そのつっかえ棒を一気に抜いて不安定なぐらつきを強いれば、どうなるでしょうか。

そうなると緩められた首の筋肉を、先ほどのつっかえ棒になっていた委縮を越すような筋緊張の委縮化を図って支える。
急激な状態の不安定化に、必死になんです。
とにかくどんな手を使ってでも支えて頸動脈や首の神経を守らなければいけない。
そのようなツールが手に入っていたものをむやみに取り上げてはならないのです。

計画的な対処を手順を踏んで解くセオリーをしっていれば、
少し面倒そうに見える段階を踏んだやり方をしますが、
安全に負担を強いないで改善のステップを進めるのですね。




「じゃあ、、、
 首から下を全体きっちり整えられるまで、
 副交感神経が働いて消化機能が発揮され下痢も便秘も収まるということもないのか、、、」

と、落胆されることもあるでしょう。

ただ首筋をかためるときに同時並行的に固めやすい筋肉もあるんです。

そのひとつは「大腰筋」です。

首筋が捻じれれば腰椎がベストコンディションでキープできることは人体の構造上あり得ません。

首筋が固まって首の頚椎の椎間板が詰まっていたら、腰椎の椎間板も同様に詰まっていますから、
小腸や大腸に伸びる脊髄神経からの分枝となる神経へも悪影響がでてしまうという点も見過ごせません。


そして「大腰筋」と「大内転筋等内転筋群」は、体幹を支えるために密に連携している。

骨盤を挟んで「大腰筋」が上側の<▲>のフォルムを持つ筋肉で、「内転筋群」は下方への<▼>のフォルムをなす筋肉です。


大腰筋▲ + 内転筋▼ = 大腰筋と内転筋を一体筋とあわせ見ると 菱形 🔶 のフォルムがみえてくるでしょう。

この腹部内部と内ももの関係は、胴体部の基底部として影響の高い骨盤の平行性維持に対し重要なもので、
もしこの🔶フォルムが、きれいな整えられ方がなされていなければ、首に斜がかかるようになっているのです。


私ども施術をする者は大腰筋の調整が慣れていますから、
自分の大腰筋をモニターして改善を図ることもできます。
ですが一般的には腹部の小腸や大腸の裏手の奥に位置する大腰筋の部分的な硬さや捻じれなど見つけ出して、
的確にミリとか所では1〜2pとかのレベルでほどくのは難しい。
施術経験があっても、難しい部類のリリースポイントとなります。


大腰筋のリリースは難易度が高いので手出しをしないようにしたい。


ならば、もうひとつは手が出しやすいところの筋肉ですね。
下を向いた▼のフォルムをもつ「内転筋」の張りや緊張を緩めればいいんです。

ここなら自分の手で緩めることもできますよね。

ただ意外にここの筋肉群も緊張度が強いと解くときにいたさがともないます。
決して気持ちいいとはいえない、という人も少ないわけではない。


ここでランブルローラー等の器具を使って内転筋を解く人もいます。
それも痛み過ぎないよう加減をしながら、回数を重ねて解いていくようにするといい成果がでてくれます。
ハンドマッサージ以上に、成果は高いような気がします。
ただ、、、かなり痛いので、どこまでは耐えたほうがいいか、やめるべきかの、際が見極めづらいですね。 ^-^;



下部腰椎が委縮してしまうというような腰の凝りがある人も、内転筋が硬い人がほとんど。
それでも日々内転筋群を緩めるようにしていくと、徐々に腰が緩んでくる方が多いのです。


ただじつはこの内転筋も、硬いところ、硬すぎるところ、ちょうどいい状態、虚脱しているところ、
など内転筋の恥骨部の付着部や膝を越えた付着部など、人によって100人が100通りのパターンを持っています。

患部の状態に沿って適した圧法でなければうまくリリースは起きませんから、
そうなると精度よく調整した刺激をあたえることが大事になってくるのです。



ここで私のこの度のダメージを負った話の続きのようになり恐縮ですが、
参考までにお聞きください。
私も自分の内転筋の硬さを当然のように発見しています。

体がだいぶ衰弱気味であれば、いきなり内転筋を調整しては、
かえって内臓下垂の負担が増すリスクが高いと判断しました。
それで遠赤外線サウナスマーティとホットストーンを使ったセルフワークの進行を見て、
内転筋に当たろうと考えていたわけです。


5日間のセルフワークの実践をして、そのときが来ました。
昨日の時点で、もう内転筋のみのリリースで全身が整いだすはずだという、
体全体の浅い層と中層の筋膜群全体が緩んでいる状態を確保しました。


いまもまだ頚部の深層筋が硬さが抜けないところがあります。
(※すでに首の表層中層の筋肉群はゆるゆるになっています)

その首の筋肉の硬化度を、筋硬度計という筋肉の硬度を図る計測器で数値を図りました。


それから、ゼロプロマッサーという器具をつかい、内転筋の筋肉を緩めていったのです。

ゼロプロマッサー.png

ゼロプロマッサーとは、振動マッサージをしてくれる器具です。
かなりのパワーで圧をかけることもできますし、
弱い振動にすることも可能です。
振動のスピードも、鬼のように早くから、ゆっくりへと変えられます。
ダイヤル式のつまみで圧の強さと、振動スピードを調整可能な器具です。
その設定精度の融通性の高さから、こういう場合は最適に使い勝手がいいのです。


ゼロプロマッサーで内転筋を丁寧に緩めていきました。


硬いところは少し時間を多めにしたり、
圧をかけるリリース方向を変化させて立体的なリリースを図るようにしたり。
そうやって13分ほど、高速微振動で深部筋まで緩めてくれるドコドコドコドコッと
ゼロプロマッサーを活躍させて内転筋にあたえていたところ。。。。

内ももで首を緩める.png


体感上成果として。

・呼吸は楽になる、
・肩はすっと素直に落ちる
・内臓下垂するとき独特の鼠径部の詰まり感がなくなる、
・大腰筋の硬化が減っている、
・腰の凝りがすっきり落ち着きだす


などの多彩な変化がリアルタイムに感じ取れていきます。



最後に首筋の筋硬度を筋硬度計測ができる器具で計測しました。

すると首筋の凝りの体感が、えらく低下してスッキリしているのですが、
「1/3」ほどの首凝りの硬さが消えていたのです。


 ただ筋硬度計は、自分で自分の首を図るのは結構、難しいので。
 ピンポイントで、まったく同じところに押し当てて計測するしなければ正確な数値変化が読み取れないのです。
 なのでさきほど計測前につけたサインペンでマークの上で測ったのですが。

 体感では、首凝りが半数ほども緩んだほどのスッキリ感が味わえているのに、
 1/3がようやっと減っているていどだった、というのは。
 微妙に納得できず、計測ポイントずれを起こしたのかなと ^-^;



ですが内転筋群をゼロプロマッサーで解くだけで、
首の筋肉に手を触れなくても首の筋がゆるむのは確かだと確かめることはできました。
それで実験結果は、まあまあの思惑通りで「よし!」としましょう。

ただ体験なさってみるとわかると思いますが、
ほんとうに内転筋群を高速微振動を起こして深部筋まで緩めてくれると、
肩や首等が楽になっていくのがわかります。

身をもって遠位からライフルで狙い撃ちをするリリース法は奥が深く、
面白いと感じました。


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posted by スズキ at 14:13| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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