2020年11月09日

一般の方には、ほぼ認識されていないだろう。関節の歪曲による不調は、適正に対処されねば生涯続くということを。

先日、遠方に住まわれている知り合いが、
干潟のようなところへいったとき長靴を履いて泥にはまったといいます。

そのときに泥の中に埋まった足を抜こうとしたら、しょう
その後、脚部の関節に異常を感じたといいます。

すでに徐々に不都合な状態は軽減してきているといいます。
さいわいにして軽傷だったのでしょう。
話を聞いていた私も、それでほっとしたところです。


上記のようなケースは、
ときおり日常生活でも起こりえることのようです。

たとえばサイズの大きな犬を飼っている人は、
いきなり犬が走り出したときに犬の首に巻いた紐を握った手が肩ごと持ってかれるとき。

骨と骨を結ぶ間には関節があります。
その関節が過度な力により引き離された状態になります。
犬の綱の場合は、肩関節や肘関節が強く牽引されて関節を巻く靭帯が過度な引き延ばされた状態です。
すると人は決まって引き離されてとっさの対処で引き離されまいと、関節が過度に伸ばされた状態から、
今度は逆に一気にその関節部位を過度な力で縮めます。
ほぼそれは一秒にも満たない短い時間に、無意識のうちに起きている反射のようなものです。


関節の歪曲.jpg


過度な牽引で引き延ばされただけなら、
時間をかけてゆっくりゆっくり治っていくこともあります。

過剰な牽引による引き延ばされた靭帯や腱は、
シンプルに伸ばされた方向にだけ伸びているだけなので改善が期待できるのです。
それらはやがて、その関節に関与する靭帯や腱に関する筋肉が収縮をするうちに、
伸びすぎ状態にされた筋膜部分に適正化に向けた変化がうまれていきます。
筋肉の収縮と伸長を繰り返すうちに、その筋の流れに沿って腱部分は修正が起こり、
靭帯部位も正しく関節がはまるような、骨格上の正確な位置を再現することで修正が効きます。
ただし、あまりに過剰な牽引で筋膜へのダメージが加えられれば、改善には時間がかかるか、
または異常な伸びたままからの復活がなされなくなります。


それが一転して、
過度な牽引で引き延ばされたすぐ後に、過度な収縮をしてしまったときの靭帯や腱等は、
引き延ばされてから急に収縮を加えられるならば、その伸び縮みした腱や靭帯はジグザグした不連続な異常さを残し、
そのままの状態が保存されます。
一応のこと、その腱や靭帯の周囲の関連筋部分により、本来その腱や靭帯がすべき仕事を肩代わりをさせることで、
生活上は痛みがあったり張りを感じたりするが動けることもありますが、
関節部位の筋膜の不ぞろい状態の異常は埋没したまま関節の不具合をその後、延々と生じさせ続けるのです。


これは関節部分に生じる歪曲と私どもが読んでいる、筋膜の癒着パターンの一種です。


複雑な歪曲が脚部の膝や股関節に生じれば自然に改善するというのは本当の軽傷でラッキーなときのみです。
意外にとっさのときに起きた転倒や衝突等の事故で体を打ち付けたりしりもちをついたりして手で衝撃をカバーしようとして手がついたとき。
等々、その事故から日数が経つにもかかわらず、
かつて事故で体を打ち付けたとき感じた不調が
治ったと思えるほど月日が経ったにもかかわらず、
ときどきでてくるようになった人は多いものです。

そのような方々は、上記のような特別な関節部の筋膜の取り巻き方の異常が治らないままになっている。
それでも別の筋肉でカバーしてくれているうちはいいのだが、
やがては他の筋肉でカバーするにも限度があります。
たいていは本来、その筋肉がやるべき仕事は決まっており、
緊急事態であればしかたがなく別の筋肉がカバーしてくれている場合、
その裏側ではカバーする筋肉が悲鳴をあげて疲労を蓄積していく。
本来自分の担当以外で苦手なことを強いられているわけですから、
非常にばてやすいんです。
そしてそのばてた状態はその部位の筋肉の凝りへとなっていきます。

するとその凝った筋肉が発痛を起こし、
その部位が悪いと思われ恐怖するものです。
ですがいくらその凝った筋肉を湿布しても治りはしないのです。


それが、ずっと、ずっと続くんです。

筋膜は記録や記憶する特性があります。
それによりメリットが感じられるときもありますが、
このときには一転してデメリットといえるようなしつこさを味わうのです。


なのでこの関節部分におこる歪曲といわれる筋膜のゆがみ状態であるということ。
そのことが起きてるということが原因としてわかっていなければ。

これはかなり険しい対処が続くこととなります。




最近、ボウエンテクニックでつかうムーブにより、お客様の全身をチェックしていくのですが。
そのときに私がいうのですが「骨膜部分を探るようにしています」と。

なので骨を触ることが容易いような柔軟の筋肉であれば、
難なく骨膜部の問題があるかどうかが見つけ出せます。

ですがそうとは言えないような硬化した筋肉が骨を奥に隠しているようなときもあります。

そのような場合、複雑な施術技術の講義になりますから、
お客様には詳しいところまでお伝えすることはありません。
ですが膝部分の異常などかなり強い歪曲が内在して、
それが災いしている人が多くおられるのは事実です。



ただなかなか私自身はそのような歪曲のリリースのし方を知っていてお客様に「痛いよ!」といわれつつ、
そこをごまかしごまかし、その後の永遠に死ぬまでつづく歪曲の災いから逃れることができるよう調整をしています。


そのようなことを言っている私自身も、
膝部分の状態に大きな問題がある身です。


「どうにか、より効果的で痛みがでにくいような関節部分の歪曲のリリースができないだろうか?」


そこでのこと。

やり方を模索していました。



そのような折、私が寝るとき布団を敷く力も失せていると寝袋を出して寝ることがあります。
最近は少しずつ寒さが増してきたため、工夫の一つとして、角型ベン石温熱器を温めてから寝袋にいれるのです。

そして足の膝周囲に置く。

すると直接、私の肌に触れないベン石の温熱器があるだけで、
私の施術で10時間も立ちっぱなしで力いっぱい施術をして疲労した脚部が、
「ぴくぴくっ、、、ぴくぴくっ」と筋肉の緊張が解放されるときの微痙攣が起こるのです。

玄武岩で同様なことをしても、この微痙攣が起きて筋膜のゆがみの自己修復が起こりません。
ネフライトでは、多少、微痙攣が起きるのですが神経系の緊張のほどかれたときの痙攣で、ベン石とは異なった反応を示します。

そこに不思議なベン石の筋膜のゆがみを修復する助けをおこなう特異性を感じられるところです。


ひとつだけベン石温熱器を使う場合では、このような微痙攣が起きる量は少ない。
それが二つ以上のベン石温熱器を、あたかも湯たんぽの代わりにしてつかうときには、
皮膚につかない2~3センチほど離れたところからでも歪曲の修正に影響するようです。

皮膚に直接当てたほうがリリースが効率がよく起こるのです。
ですが関節部分は筒状であったり複雑な形状のため、
フィットさせて熱を与えることがしにくいのです。

だからこそ皮膚から少し離れた場所からでも影響を与えられているというサポートのしかたは画期的で応用発展ができるだろう。



ひとまず、私自身のセルフケアとして
私の気になる関節(膝関節)に生じた過剰な引き延ばしから過剰な委縮といった衝撃的な力の作用に受けたダメージについて、
ベン石温熱器を活かしてリリースができないか、試験をしています。


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posted by スズキ at 22:17| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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