2020年09月08日

肩関節の痛み、不調の筋肉は?『棘下筋』

先ほどのブログ内容の関連として座り続けるとおこることのひとつに、

肩の内旋癖による肩関節のはまりが浅くなって痛み出すというものがあります。



デスクワークが続くと、
肩が内旋といって、内側のほうに回り込んでいく。
肩の内旋.png

肩関節がはまりが浅い状態であり、
それが続くと、肩関節の痛みや肩や首の凝りを作り出すようになる。

このときに肩関節をいろいろと動かしてみても、
改善された感じがしないで痛いままか、
または改善も一時的で続かない。


そのときは棘下筋の凝りをゆるめるというのが、
筋膜リリースではセオリーのひとつとされています。
こちらをしっかり深部のところまで緩めると肩関節のはまりも改善していきます。

棘下筋.png

上図の肩甲骨の上に位置する筋肉です。

ただこの棘下筋。
いきなり押されると痛みが神経に響く激痛。
驚くほど痛いんです。

だから施術のとき「ごめんなさい!ちょっと痛いです。痛すぎたらおっしゃってください」
と前置きをする。
リリースをするには気を使う定番の筋肉です。

そのような激痛部分を、かまわずに深部まで解くなどできるわけはないです。
だから相当に加減する。
結果、深くまでは緩むことができないという不完全燃焼で終わるわけでした。


ですが個人的にこの部分もホットストーンで長時間温めてから、
それで熱で緩まってからリリースすれば痛みが軽減していいのではないか?
と考えて、施術のときに敷石として肩甲骨下にもホットストーンを配置するようにしました。

すると案の定、以前の私がリリースしたときの圧の3倍と負荷をかけても以前よりもまだましだというお客様の反応。

そうなると、よりしっかり棘下筋の筋拘縮を緩めていくことができて、
お客様の肩の内旋癖を低減できるようになってきました。


そんなところにも、
ホットストーンと筋膜リリースを連携して活かす工夫をしております。 ^-^
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posted by スズキ at 15:51| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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