朝晩は少しずつ涼しさが増したが、
日中はまだ暑さが残ります。
コロナの影響により外出時はマスク着用が当たり前とされ、
正直、マスクしながら楽しく散歩や外出をする気にはなれない。
政府や都からのコロナ感染回避や危険な酷暑を思いやっての
外出を避けてくださいという、かつて経験のないメッセージが届きます。
そういうことから、
長期間にわたり自宅で過ごす日々を送る方も少なくないようです。
昨日、施術家をしている知人のお宅へお邪魔しました。
その方はデスクワーク中心で研究活動を続けています。
私にうといジャンルについても、
日々、興味を深め追求し、
その成果を記したノートや情報を惜しげもなく見せていただきました。
こころより感謝いたしております。
コロナや外気の熱という外的要因が頭にストレスフルな状態を強いていると。
カラダが感じたしあわせ感に反応してでてくる気の力が低下しだします。
「元気」が損なわれやすい時期です。
それは、これからの見通しの立たない社会を見据えれば、
努力は報われないかもしれないという事態も起こりうるさなかだからです。
そういう思い(思い込み)はカラダの気の巡る経路を支配していくもので、
整体的にカラダの状態を探れば。
確実に脊椎の詰まりや椎骨のねじれやずれが入っていきます。
その場合の椎骨の異常は、いつものその方が陥りやすいパターンとも異なるときが多いのです。
平素の肉体にかける決まっておこるストレスからできた筋肉の筋緊張には、
身体は寝たり休息をすることでリセットできるボタンがどこにあるかわかってます。
完璧にリセットするまではいかなくても、かなりのカラダの凝りを取り除く仕組みを、
人体は備えているのです。
ですがいつものセルフケアをしても効果が薄く歯が立たないときもあります。
それはこの度の社会情勢という、
自分ひとりの力ではどうにもならない恐れ、怒り、悲しみに、突然出くわしたときです。
脊椎がカラダの芯を支える力を失う。
その影響から安定した重心から離れて不安定なところへ重心の移動が起きています。
重心の移動が起きていることに気づく冷静さを持っていれば、
自身でもリカバリーできるのですが、
多くは重心が狂ってきていることに気づかないうちにいます。
腹部を圧迫して突っ張らかせて腹式呼吸を阻害して、腰や股関節に深刻な影響が現れるものです。
そうした体幹の乱れが続けば、
以前のカラダのゆがみの傾向に、
新たなストレスによってもたらされた別パターンの椎骨変位が重なりだします。
施術をする先生でも、
「この不調をどうやって抜け出せばいいわけ?」
と感情が叫びたくなることも起きるのです。
いわんや、一般の方ならば、、、。
「なんだか、漠然と息苦しかったり筋肉が凝って拘束感がある。
寝ても、休息をとっても、なかなか収まった気がしない」ということに。
その状態が一週間も続けば、カラダの筋肉の凝りの状態は新たな、
コロナ以前のゆがみパターンとそれ以降のパターンが複合した状態に定着し始めます。
それが一ヶ月以上も経つと、複雑化した複合的なゆがみへ繋がりますから、
そうなってしまうと脊柱の両サイドの位置にある起立筋が凝りが深く入り、
自律神経上の不眠や緊張が抜けない、便秘気味、下痢気味、バテバテが抜けない、
気持ちがふさいでうつのような傾向に陥ってしまうような不快な状態になります。
そのようなときの対処法は?
ひとつ、とても有効なのが起立筋にならぶ「兪穴」という経穴に熱刺激を30分ほど持続して与え続けること。
それで起立筋の硬化から生じたゆがみが改善でき、自律神経におきた異常を低減させるという効果があります。
遠赤外線のサウナのような全身的または胴体全体を温める器具を使うこともいいですが、
私がホットストーンを利用してこのような場合の改善を図る実験をした時のこと。
いつも施術をするときに、お客様にワークベッドの上に仰向けで寝ていただくときに、
ベッドとお客様の背中の起立筋と肩甲骨、仙骨部分にホットストーンが当たるようにしているのです。
実はこの設定をして時間を過ごしてもいい結果が出ています。
遠赤外線ドーム型サウナも、いいのですが代謝が上がるまで体のゆがみが強まれば冷えが進んで全身的に代謝不足。
すでに体力が減退している場合には、全身を加熱すると、
選択的にどこに有限資源である血液を集中して集めるかが定まらず、
今回のような不調状態からの復活には時間がかかります。
つまりサウナに入って3時間〜5時間など費やさなければなりません。
すると私のように遠赤ドーム型サウナを自宅に持っていればいいのですが、
30万円以上の高価なものですし、持っているお宅もすくないでしょう。
そこがネックですよね。
それに比べると、ホットストーンならば。
以下のような玄武岩の石を購入すれば、自宅で湯煎して温めて使えます。
こちらのほうがお手軽です。
でも、そればかりじゃないのです。
実験的に、上記のホットストーンの石を5個ほどを温め、
起立筋、首裏、膝裏、仙骨部などに順々に加熱していくと。。。
今回のような「カラダが外的要因で急激に固められるという心身ともにかかる負担」に、
かえってホットストーンを設置して温まるだけというやり方のほうが、
遠赤外線ドーム型サウナ利用よりもいい結果がでてしまいました。
あくまで数例の個人的実験結果ではありますが、
それは私には想定内のことだったため、
「やっぱりな〜」と思ってニンマリ。
ただ実はホットストーンを購入したなどで持っている人たちも、
今は気候が暑いからという理由で、
せっかく持っているホットストーンを自ら進んで利用しない人が100%でした。
^-^
気持ちはわかりますが、
夏の暑いときホットストーンを使うことで体力が落ちるとか暑すぎて不快だというケースは見たことがなく、
猛暑の印象から熱を避けようとしているにすぎないことがわかります。
コロナ以前のゆがみならば、
血管の圧迫をいくばくかは回避しつつ、
血を通すようにできたものです。
それが心身ともにストレスフルなときが続いて、
かつて経験したことがないような筋膜の癒着の複雑な状態では、
血管をふさがない工夫をする調整作業をする間も与えられず
カラダの芯からゆがみが起こり「冷え」が進んでいます。
そのことに気づけば、注熱(熱を患部に注いで組織の活動を活性させて改善をはかる)することが、
有効であることもわかるでしょう。
また昨日の施術家の知人が体調不良を感じていたところの私のアプローチは。
ホットストーンを用意できない環境でしたため、
そこをあきらめて臨機応変に別の手で対応しました。
自律神経を乱していそうな場合に効果が高い「ボウエンテクニック」の手技を使いました。
ボウエンテクニックで体内の気の流れの滞りを改善させてから、
リラクティブ・ヨガでおこなう、サポートグッズを使ったリラックス姿勢を1時間かけて維持してもらう。
その際、たまたま最近興味を持っている楽器演奏のYouTube映像をかけながら。。。
Handpan Music for Meditation and Relaxation, Relaxing Music, Tongue Drum Music
施術技術のレベルの高さを送る以上に、その人にとってリラクゼーションの深さを探ることが大事なんだなと思います。
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