2020年08月13日

ベン石温熱器の「温法」効果

中医学の治療の法則・八法

中医学は、どうやって治療するのか。
漢方とか、按摩や、鍼灸などを施すときのベースになる考え方です。

中医学では以下の八法のどれか、または複数を合わせて治療をしていきます。

・汗法
・吐法
・下法
・和法
・清法
・温法
・消法
・補法



たとえば「汗法」とは、どういったものでしょう。

風邪をひいて熱を出したとき。
布団に入って汗びっしょりかいてたら、治った。
そのような経験はだれしもあるでしょう。


汗法は皮膚近くの体表に<外邪>があるときに有効です。

外邪が皮膚から侵入を試みて発熱したとき、
その熱を汗で散じることで病邪を治めます。

漢方薬で<発汗を促す生薬が配合>されてることがあります。
「麻黄(マオウ)」あるいは「桂枝(ケイシ)」などです。
それは「汗法」を使うことで治療する意図があるんですね。

でも汗をかくにも量が適量でなければ元も子もありません。
かきすぎたら体内の津液が過剰に排出されて体調悪化を招きます。

他にもすでに病邪が皮膚近くの体表からさらに奥へと入ってしまったときには、
汗法を使うタイミングは遅すぎです。

体内の奥に入り込んだ病邪や有害物質を口から吐き出す「吐法」や肛門から排泄させる「下法」を選択することになります。

体内に入り込んだ病邪や有害物質が、カラダの体表にあれば汗法、裏(奥)に入れば吐法・下法のように、
病邪のいる位置により対処する方法を選択することとなります。

ただ吐法も、老弱、妊婦、産婦、失血、気虚、ぜんそく患者には使えません。
また下法は、虚弱であったり、高齢で津液が枯れて便秘しているときなどは比較的緩和な下剤作用のあるものとせねばならない。

など、使い方に注意が必要です。

これらは体内にある病邪を口から食べたものを吐く。また、腹がくだるがごとく体外に瀉することで体調改善を目指すものです。




それに対して「補法」があります。
「補法」は、文字通り(補=欠落した部分を補うこと)で改善を促すという治療法です。

まずはいらない不浄な病邪や有害物質を出してしまうこと。
清く外に汗や吐瀉や肛門から吐きだし浄化して整えていくのです。
汗には、皮脂等のなかに多量に含まれる有害物質が存在しており、
それを体外に排泄するという目的もあるでしょう。


吐きだしたあとに必要な栄養素等が欠損しているならば、
適量の必要な栄養素を補い体調を安定化させるのです。




「補うことと、瀉すること」
この一方のみにより治療がカバーできることも
稀にはあるかもしれません。


ですが多くの臨床ケースではこの二つの
「身体に必要なものを取り入れて、不要なものを排泄する」
のふたつを組み合わせて考えることが多いようです。


ざっくりした言い方ですが、
体内から何を引いて、体内へ何を足すか。
といった人体が偏りから復調するための具体的な<足し算と引き算>をしています。


その基準を決めるのが、中医学診断の四診と呼ばれる診断方法です。
※四診(望診・聞診・問診・切診の4つの診断法)
ちなみに脈診は、四診のひとつの”切診”の分類に属すものです。
四診精度が、その後の足し算引き算に影響してくるのでしょう。


中医学治療八法には、汗法、吐法、下法、補法以外にも、
・和法
・清法
・温法
・消法
と。

あまり詳しく述べられても、中医学に関心ないという人にはつまらないものです。
とりあえず、
「清法」は、熱性の病気を治療し、「温法」は寒証のための治療法と考えてください。
「和法」は、病邪がカラダの表面と奥のちょうど中間の位置にいるため、汗法も吐法・下法も使えないときにもちいられる。

そして最後に残したのが、
消法」です。
これは体内の塊や滞りを除く方法です。
一般的には慢性化した腹部内部にできた塊や腫瘍を徐々に時間をかけて散らしていくやり方です。
素問でいう「堅きものはこれをけずる」「結するものはこれを散す」といいます。




私は数冊の中医学専門書から中医学を学んでいます。

ベン石温熱器によるお客様へのアプローチは、
中医学の八法のどこかに入るものなのだろうか?

そしてもし入るとすれば、
時には「温法」として冷えた組織を温めて活性化させる。


時には「消法」として体内の塊や滞りを除くために活躍させる。



最近のお客様の過半数は「清法」という熱証を冷ますよりも、
冷えた組織を温めて活性化させる「温法」の必要性が圧倒的に高いのです。
冷めた組織がベン石温熱器やホットストーンの効果で外部から加熱され温められるときに、
「消法」のイメージで、
体内の塊や滞り部分が、加熱をしなかったときと比較して3倍以上もスムースに消し去ることができています(※当社比)。
実際にホットストーンでのリリースは、ハンドマッサージの3倍以上もの成果を発揮するといわれています。
3倍以上のスムースな塊や滞りの改善がなされるというのも、いい加減な言葉ではないでしょう。
それにベン石温熱器もヘッドが他種あって最適な加熱フィット感の与えられる熱で解けば、
3倍以上のという言葉も、3.5倍以上とか4倍に増えるでしょう。


あとは正確には「補法」とは呼べないかもしれないが、
大関節や腹部奥などの血管周囲にできた硬結が血液循環を阻害しているとき。
その気血を滞らせてエネルギー不足や老廃物の蓄積過多状態となっています。
そんな血液循環を良好にさせることで、自らの血が自らを癒し浄化を図ることを計算しています。




具体的な便秘などの問題があれば、
その対処としてベン石温熱器を「温法」としてどのようにもちいるでしょう?
(※ 正確には温法というと漢方よりの用語かもしれませんので、ここでは外部熱により温めて改善を図る方法と考えてください)


たとえば、
便秘のときに、ベン石温熱器でアプローチするときは、以下のような個所を温めます。


功能性便秘をベン石温熱器でアプローチ.png

図で観るとわかると思いますが、
前面腹部の関元穴・天枢穴や背面臀部の次りょう穴・大腸兪穴などの部分は、
ピンポイントで熱を与えるようにという指示ではありません。

その経穴を含むエリアを大きめに設定して熱を芯まで通せというように、
ベン石療法の中国語の本には書かれているのです。



実際的な話ですが、
身体の状態が慢性化した悪化状態などがおこれば、
常に原穴と呼ばれる標準としては経穴はここにあるとされる部分になど
経穴はいないものです。

数ミリとか大幅に数センチ以上もずれることもしばしば見受けられます。



すると、どうでしょう?


一般書のツボの本。

たとえば関元穴の部分を押すとか灸をと指示が書かれているとしても、
多くはピンポイントでとらえられなければ作動しないスイッチとしての経穴がそこにないのです。
一般の方がツボの本を見よう見まねで試してみても、
鍼灸院で先生方に治療を受けるほどの効果がなかったり効きが悪いということは、
専門家的には常識のようなものでしょう。

指示された経穴を押しているつもりになっていても、
実際はそこにはツボがなかったということが多いので、
効きが悪いし効果をほとんど実感できないこともある。



だったらベン石療法はヘッド部分が大きめのサイズをもちいれば、
らくらく関元穴を含む大きなエリアでツボがあるだろう個所に熱を注ぎ刺激することができます。


所有中のベン石温熱器各種2021-5-27.jpg

そういう意味で、一見すると上記の便秘のときの腹に「温法」として関元穴をとらえるには、
針の先とは異質なざっくりした大きなエリアを一気に温めること。
それで確実に関元穴を含んだ刺激ができるようにしてあるのです。


ベン石の温熱効果により、肉体深部まで加熱が実施されて内部刺激を加えられれば、
さらに皮膚の奥のどこいらへんに関元穴の問題の本題が潜ってい居るかが素人目では判断できなくても、
そこまで熱が注がれて刺激してくれます。

ベン石のもつ邪気をはらう力は、他の石よりもはるかに大きいように私には感じられます。



そのような点においても、ベン石温熱器をもちいてセルフケアをすることは有効性が高まると思います。



もちろん、ベン石温熱器を持ってないと、どうすることもできないというところもありますから。
もしベン石温熱器を使った施術の実体験をしたい方は、ご連絡をください。

30分の軽めのデモでしたら、
私のスケジュールが許す限り対応させていただきます。
デモ程度のことですから料金はいただきません。


最近、ベン石温熱器を購入する方が増えているようで、
ご自身でベン石温熱器を購入する参考にしていただくのもよいでしょう。

またはいずれ9月中にボディワイズ本営業になったとき(予定)に、
デモを気に入って本格的なケアを受けたいとお考えいただいたときは、
どうぞよろしくお願いいたします。
m__m
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posted by スズキ at 15:57| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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