2020年07月09日

うまい筋膜リリース、へたな筋膜リリース。その違いは?

先日、お客様から。
いまは販売していないレアで貴重な「かっさ」をいただきました!

その名も:白かっさ!

白かっさ2.jpg
ボディ専用天然石かっさプレートつき 白かっさ美点マッサージ@BODY


白かっさ1.jpg



ありがとうございます!!


複数個いただきまして、個々のかっさの形状の微差があります。
それぞれの使い勝手が、その違いによりだいぶ変わりますね。

そこがまた職人手作りの味!



小さな斧状で握れば指にフィットします。
使ってみた感想は「顔・首・胸・腕」のケアがしやすいですね。

軽くて女性も使いやすいでしょう。



また2つのこのかっさを同時に使うことで、
お客様への施術にもちいれば、
頚部のリリースに特化して画期的に役立つ可能性を感じています。



私が普段使いでクールストーンという、
冷却用ストーンセラピーと同じ素材です。
すると珪石質で、薄さもあり強く落としたらガラスが割れるように。。。


だからとりわけ丁寧に使わせていただきます!!




( 出版元:主婦の友社 のページより http://shufunotomo.hondana.jp/book/b177422.html )

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一般的な考えでは「かっさ」といえば、
皮膚をこすりつけることで刺激を与えて、
患部の血行促進を図る目的で使われます。



ただ皮膚を一般の方がイメージするようなかっさの使い方では、
かっさ本来の用途となって効果が表れるものですが、
筋膜がリリースされているかといえば、どうでしょう?

どう、思いますか?




筋膜の癒着はそのまま残って、はがされてはいないんです。
皮膚を一生懸命こすると、皮膚抵抗が増してリリースのための操作圧が弾かれてしまうので。


筋膜の癒着をはがすときには他の工夫が必要なんですね。

たとえば、2枚の紙がはがせるノリで糊付けしてあるとき。


2枚の紙をはがすには.jpg

そちらをはがすときには、2枚の紙の端っこの2枚の紙に分離しているちょっとしたはじっこ部分を見つけますよね。
それで両方の紙を一枚ずつ両手で摘まんでから引き離すんです。
すると、はがれますよね。



そうしますよね〜。


決して2枚の紙の中央部分の糊付けしてある部分を、
めちゃくちゃ必死に「こすって、こすって、こすって、こすって!!」
なんていうことはしないと思います。


だから筋膜リリースでも、同じことなんです。
上下で重なり合った筋肉同士の筋膜が癒着しているとき。
癒着して固定している部分をこすってもはがれませんよ!


かっさ効果の、血行改善やリンパの流れがでることはあるでしょう。

でもそれは筋膜リリースをしているわけじゃないんです。
だって2枚の紙の糊付けしてある固定された紙の個所をこすっても、
はがれる糊でさえ、はがせないのと同じことです。
(実際にやってみていただければ、はがせないんです)



筋膜リリースでも、
2枚の紙の端のはがせる部分を見つけ出すのと同様に、
癒着した部位のはがせる場所を見つけ出せば解けます。



接着固定された2枚の紙の中央部分をゴシゴシいくらこすってもいいでしょう。
紙がはがせるわけじゃないですが、紙はやぶれる程度の被害ですみます。


しかし人体のなかにある筋膜同士の癒着をはがすときに、
むちゃくちゃな部分をゴリゴリしすぎると、
筋膜がはがれるどころか、筋繊維がプチプチ断裂します。

筋繊維は多少断裂しても隣の筋繊維が肥大して仕事をカバーします。
だからある程度のことは問題なく、筋膜の癒着をはがす成果を取りに行けるのですが。
ですが、あまりプチプチ断裂させ過ぎると、確実に後遺症が遺ります。


そういう理由により、一般の方が自己流で筋膜リリースをしすぎては、
患部が腫れたり、体全体のバランスが崩れてしまわれたり。
人為的に起こされたダメージという、
リカバリーには施術者でも難しい事態に陥ることがあります。


なのでずり圧をもちいてリリースするという場合であっても、
様々な注意をもってあたらないとならないでしょう。



一般のお客様がセルフマッサージをするときは、
オイルマッサージをお勧めすることが多くあります。

マッサージオイルを用いたものとしていただけると筋繊維にダメージをあたえずに、
うまく筋膜の癒着が進んでオイル切れになった患部の油を刺して復活させる部分があるので。

オイルマッサージの勧め.jpg




うまいこと筋膜リリースができる”わけ”は。。。

施術をする先生方が筋膜リリースをするときは、
的確にはがせる場所を見つけ出しています。
またははがせる場所を作り出しているのです。

それにより安全性を高めつつ、
同時にリリース効果が出るわけなのです。


私もそういった様々な工夫をしていますが、
他の先生方もきっとそうでしょう。

どうしても大幅にリリースを企てると、
筋繊維のプチプチは否めないときもありますが、
極力、プチプチいわないように心がけています。





癒着した筋膜は乾燥してべかべかな糊づけ固定している部分を彷彿させます。


筋膜リリースでは、干からびたままの筋膜を無理にはがそうとすれば膜組織や筋繊維を損傷させます。
それは2枚の紙にはがせる糊ではない通常のヤマト糊で貼り付けたとき。
糊部分は干からびて2枚の紙を硬く接着する仲立ちをしています。
それを無理やりにはがそうとすれば、紙が破けますよね。
同様なことが起こるのです。



ならば!

2枚の糊付けされた紙の糊付けした部分。
そちらにお湯をかけて接着を弱めることができます。
はがれやすくするなら、容易にはがれるのです。


だったらホットストーンを用いての温熱対応で、
干からびた筋膜癒着部を温めてからリリースするとどうなるでしょうか?

結論として、蓄熱された患部には血液が集まりリンパの流れが促進されます。
それは永続的にではありません。
ホットストーンをどけて熱が冷めれば早々にまた干からびた筋膜の癒着へと戻ります。

それは2枚の糊付けされた紙の糊をお湯で接着を緩めたときと同じでしょう。
糊付け部分は放置すれば、再び乾燥して接着を強めるのです。

なので!


「あ〜ぁ、また徐々に固まっていく・・・」なんて言う暇はないです。
はがれやすくしたら、さっさと剥がすんですね!


そこで適切な筋膜の癒着をはがしやすい部分を端的に見つけ出して、
たったと、ちゃっちゃと、とっとと、はがしてしまう作業をします。


ポイントは、適当にベン石温熱器でこすりつけても、筋膜ははがれません。

意図的にはがせる場所を見つけてはがさない限り、
ホットストーンを外したら、患部の筋膜の癒着は早々に元通りになろうとします。

ここがわかっているかどうかが成果の大小を決める分岐点です。



はがしやすくしてはがすという発想です.jpg










posted by スズキ at 13:23| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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