ずっと椅子に座りっぱなし。
そういう方々は多かったんじゃないでしょうか?
私も基本、ここ数カ月はそうでした。
緊急事態宣言が解除されたおかげで、
その流れも変わりそうですが、
ここでひとつ、楽に座り続けられる座り方についてトレーニングしてみませんか?
フェルデンクライス・メソッドはフェルデンクライス博士が開発した、
身体運動の性能を高める機能的な動作を指導する方法。
(筋トレではありません!!)
動き方を指示してもらう通りに動きます。
その動きの指示は、それぞれが分断されているわけではありません。
実際、通しでやってみると、「全部通しでおこなったら座った時の感覚が変わった感じがする!」
というまほうのような成果を感じ取れるのも、
理想の動作を体験を通して気づかせてくれるからです。
動きを指示されることで、
今まで意識しなかった部位や動作に注視して状態を気づくことになるでしょう。
そうやって日常生活ではパターン化して動作中に意図的に動きの改善を図ることをしなくなった脳に、
新たなやり方を体験させるバリエーションを増やす指示や刺激を与えて動き方をブラッシュアップ。
しっかり付き合えばそのような豊かな自分の身体機能の発揮を促してくれるのがフェルデンクライス・メソッドといえるでしょう。
私がフェルデンクライス・メソッドという身体訓練法で、
FIセッション(機能的統合)やATMセッション(言葉によるニュートラルな動き方を呼び覚ます指導)を受けている先生がいます。
その先生がフェルデンクライス・メソッドのATMセッションを
YouTubeに「フェルデンクライス ATMレッスン 楽に椅子に座って立つ1」というATMセッションを公開中です。
https://youtu.be/Xn6Vh9N7cgc
フェルデンクライス ATMレッスン 楽に椅子に座って立つ1
■フェルデンクライス・メソッドの体験者
フェルデンクライス・メソッドのATMセッションを体験したことがある方は、
すんなりとなじめると思います。
■フェルデンクライス・メソッドを体験したことのない方へ
フェルデンクライス・メソッドのATMセッションって?
というフェルデンクライス・メソッドの未体験な方は、これからの60分。
目の前に先生がいて指示をあたえられていると想像するには、私は部屋の電気を消して、視覚刺激を取り去ったほうがいいでしょう。
自身の身体感覚をフルに活かせるようにして集中してレッスンをします。
そのようにしたほうが見返りが大きいでしょう。
雑念が入り、自身の身体感覚が消えたら。
そのレッスン時間が生きません。
しずかな部屋で椅子に座り、レッスンで指示される動作を、とにかくトライしてみてください。
音声指示はBGMではありません!!
ナレーションされた声を聞くだけで、魔法使いに魔法をかけられたようにカラダがきらめくものじゃないのです。
フェルデンクライス・メソッドの先生と、その生徒である聞き手の「共同作業」でレッスンは成り立っています。
「協力的な気持ちで動きの指示を受け入れ」て、協調的な行動を起こしてください。
私は、こちらのフェルデンクライス・メソッドの先生の人となりをよく存じ上げております。
その誠実さと真剣な取り組みと、人に対しての深い思いやり。
それらを持ち合わせた方です。
それゆえにゆったりとした気持ちで、容易によいレッスンを彼の指示で共同作業で作り出すことができるのでしょう。
みなさまも、レッスンを受けるという受け身の気持ちだけではなく、
先生の動きをうまく舵取りしてくれる指示と自分が動く要素を加え、
豊かな動き方の変化を獲得してみませんか!!
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