2020年02月10日

烏口突起下の奥まった嫌な感じの凝りを、トントンとリリース!!

ホットストーンを使って圧をかけているとき。

お客様の凝りが強くなっている筋、腱、靭帯の部位が、表層ではなく少し奥の位置にあるとき。
皮膚の上からずりずりとずり圧をかけてこするやり方よりも、
もっと楽に、そして効果的にリリースさせる方法があります。

たとえば、
お客様の肩の前の腕と胸の付け根のしこり化した筋膜の癒着があったとします。
その部分をずり圧だけでこすると、
その筋が骨化しているといえるほど硬くなっているときは、
思ったほどのリリースが起こらない。

それはその部位の奥に軟部組織があってずり圧をかけても、
押さえが効かずにリリースが起こりづらい点と、
無理をしすぎればお客様の痛みが強すぎて私が力を加減するからということもあります。


そのようなときにはずり圧だけではないリリース法をとるときもあります。

ホットストーンを杭のようなイメージで患部となる硬化した部位に当て、
もう一つ用意したホットストーンで「こんっこんっ!」と軽くたたき、
奥部位にあるしこりへと筋・腱・靭帯まで振動を届けるようにします。

そうすると小槌と杭でトントンするやり方を以前していましたが、
それ以上にリリースがうまく加わるのです。

それは筋肉のリリース以上に、
腱の凝りを緩めるときに効き、
驚くような即効性ある張りや痛みなどを消滅させることがあります。

もちろん、やり過ぎたら痛みが残るため、
注意は必要です。

ですが表層筋を素通りさせて奥に位置する筋・腱の凝りを狙い撃ちして緩めるには、
私がやってみて非常にすばらしい成果をだしてくれるものです。
それは自分自身でもそれを体験しています。


というのも、
私が左肩周辺の部位が不調だったのが、
その体幹部に入り込んだ病巣部位に改善がいきわたった時。
それまでいくら左手のこわばりをベン石やネフライトを温めてこすってもすぐ戻ってしまっていた状態から逃れられ、
腕の筋をベン石温熱器をつかうずり圧法でどんどん緩ませることができ、
その後にも緩いままの状態がキープしやすいように変わってきたのです。

100%の改善ではないものの、ずいぶんほっとするところでした。


ただ肩の前側にある烏口突起の下は、非常にやっかいなのです。


烏口突起下にある奥まったしこり.png

あまりにも奥に患部となるしこりがあるため、
表層から触れることもできませんし、
押し込んで触ろうとしても表面の硬い部分の頭をなでる程度です。
それを無茶にぐりぐり押し込んだような知悉な圧をかけすぎると
腫れ上がるような改善が遠のくような事態に陥ることもあります。
筋繊維が内部でぶちぶちに切れてしまうと、
一度ちぎれた筋肉や腱・靭帯は二度と再生しませんから。
それを頻繁にやりすぎると、その部位の筋力を失いだします。

ただ意図的に、その部の血流をあげて
しこりを解こうと計算することも私どもはいたしますが、
一般の方々にはそのようなリリース法は高度なやり方です。
リリースと引き換えに痛みがしばらく続きますから、
「失敗したな!」とお客様に言われそうですが
筋繊維の流れに忠実に沿って圧を流すようにしているため、
筋繊維がぶちぶち切れることはないように配慮しています。


が、、、大変に困ったことが起こります。



^−^;;;


それは手持ちのホットストーンが、
少しずつ端が欠けてしまうのです。 

石という硬度があるもの同士がコンコンと打たれると、
徐々にかけてしまうんですよね。
特に玄武岩は容易にかけてボロボロっとなってしまう。

ホットストーンを消耗品化させるには、
申し訳ないような気がしてしまうので。


どうにかしないといけないと課題設定して考えていた。


そのときに思いだしたのが「トークセン」です。

タイマッサージをするセラピストの先生方が使ってますね。
「トークセン」とは。
雷で打たれた倒木で小槌と杭を作り、
それで患者様のセンと呼ばれる経絡ラインを「トントン」と
木と木の小気味よく気持ちいい音を鳴らせてたたくことで、
筋・腱・靭帯などの浅いところばかりではなく深い部位のものまで凝りを解くというセラピー。

雷で打たれた倒木で作った小槌と杭には独自の気がこもっているのでしょう。


ただ私はトークセン用のグッズを持ってません。

とりあえず代用品で、どのようになるのかを実験してみたのです。



具体的には、、、。
愛用の「ショックレスハンマー」を{小槌}の代わりにして、
「シュンガイトやベン石などのスティック状のマッサージ棒」を{杭}の代わりにして、
試しにトントンとやってみたんです。

ショックレスハンマーで2.jpg

木製の小槌で打つとパワーストーンでできたマッサージ棒が欠ける恐れがありますが、
ショックレスハンマーであればヘッドが柔らかくできていて、その恐れはありません。
これでホットストーンの端が欠けて、
湯煎して温める時の水が汚れだす問題を食い止められるようになりますね。

加えて木製やゴム製のヘッドのハンマーよりも打った時の反動がなく疲れないですし。

いいんじゃないかなと思って、
自分に試してみたのです。


すると、
長さ13センチほどのベン石のスティックはやさしい当たりです。
比べて10センチ弱のシュンガイト製のスティックは芯にドスンときます。
8センチほどのシバリンガムでは皮膚の表層がトスットスッっと当たる感じで痛みがない。
あとシンギングボウル用の重さが軽い素材の木製の棒でも試してみたのですが芯にはこない感じです。

と、いろいろと烏口突起下の奥まったしこりに狙いを定めてトントンと軽めに叩いていたら、
気づいたときには深層の凝りが半減かそれ以上減ってくれたようです。
肩の詰まり・張りが、おいしい感じにゆるゆるになってくれました。
嫌な感じの痛みが、またまた1/10以下に減少していきました。

左肩烏口突起下が緩んできたら、
右側烏口突起下も自動的に緩み始めましたし、
胸椎3番4番もむずがゆく感じ取れるような感覚が増してきました。
それは次に進めるいい傾向ですね。



私は自身にある筋肉の痛みや張りなどがあることは財産です。

もちろんつらいところもありますが、
自力でその現象を軽減させる工夫をして、
その成果を実感できたときに。
お客様に対して、説得力を持った施術前のプレゼンやお勧めの言葉かけは、
自分の身で確かめた上ですから。
感情たっぷりで、お勧めできます。


ただ、それに対しての課題はひとつ。

トークセン用のグッズを使ったときの木と木を打つ小気味いい音がなく、
ショックレスハンマー特有の「どすっ」という気持ちいいとは言えない音です。
リズミカルで小気味いい音を、骨伝導的に自分の体で振動を聞くことで、
きっと精神的に深いリラックスができるようなことが起きると思います。


そこがショックレスハンマーでは、ごっそり抜け落ちてしまって、、、。
そこは非常にもったいないことをしているような気がしてなりません。



posted by スズキ at 14:00| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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