2019年11月05日

虚実のタイプ。違いが施術にもでてきます

施術をさせていただく際に、気づくことがあります。

筋膜をリリースするときに、
二つのタイプがあるのです。

(実証タイプ)と(虚証タイプ)です。


※ (実証タイプ)

筋膜が癒着をして血管やリンパ管を圧迫したり、
それにより経絡の流れを邪魔されているようなとき。
その状態を筋膜をリリースされたときに、
通行の邪魔をしなくなると。
速やかな改善がみられることがあります。

中医学的にいえば熱や湿熱に襲われている(実証タイプ)です。




※ (虚証タイプ)

上記に対して、その器官や組織そのものが弱っているタイプ。
そのときは水分や栄養素や気が不足する不足タイプ。

このときは筋膜をリリースしても、
すでに弱ってしまった組織の回復を待たなければなりません。

このような不足分から組織が弱っているときには、
すばやい改善を期待するよりも、
十分な期間をかけて焦らずに状態を底上げしていくことが大事になります。

中医学的にいえば水分や血や気などが不足して臓器等の組織も弱っている(虚証タイプ)です。




{注意}
実証か虚証かのタイプは、
大まかなところですが脈診などで読み取ることができます。
この虚実は一生涯の性質というわけではありません。
そのときの仕事・家族関係や人間関係・生活環境、年齢等で変わっていきますから、
チェックした時の状態を切り取ってみていると考えてください。
たまたまそのときが「虚証だったんだな」程度でいいでしょう。



施術をはじめて受けに来ていただけたお客様への言葉。

「つらい症状がありますね。
 ただこれからが、あらたな改善のための、スタートの一歩。
 一緒になってがんばっていこうじゃないですか!」

というとき。


「実証タイプ」と「虚証タイプ」の二手にわけて整理しています。

お客様の気持ちになり替われば、
できれば実証タイプで気や血の流れを停滞させる邪魔な部位を取り除いてスムースにしていくということとなればうれしいですよね。

ただ虚証タイプですでに臓器等の気や血・津液などが不足した状態であればそれらの状態回復を促進させるための援護射撃が施術の役割となります。

同じ筋膜リリースの施術をしていたとしても、
お客様の虚実のタイプの違いで、成果の出方が変わってくるのはそのような背景があります。



私の体質は虚証です。
あまりお客様のことを大変ですねといえるようなものではありません。。。
自分が虚証であるとわかっているから、
それに対応した生活をしようと工夫します。
そうすることで低空飛行からでも、
徐々に上向けるようにしています。


体調が悪いと感じたときに、
自分が

「実証タイプ」と「虚証タイプ」

のどちらかを調べていただくといいかもしれませんね。


その違いによって対処の仕方が違います。

私が筋膜リリースをするときにも、
実証タイプの方に対しては、基本的には体質を向上させようという、
血・気を停滞させる大関節の周囲のしこりをリリースをするなどは行いますが、
患部と考えられるところからダイレクトに探っていきます。

それに対して、
虚証タイプの方に対しては、基本的には体質を向上させようという、
血・気を停滞させる大関節の周囲のしこりをリリースをすることがメイン。
あとは呼吸器系の機能が最大限あがるように計算して、
その呼吸器と循環器のスムースな機能を取り戻すためのお手伝いをしています。
すると臓器等の栄養素等が不足して弱っていたところも改善していきます。
そのときを見計らって患部と考えられるところからダイレクトに探っていきます。

なのでだいぶ、手間が違ってくると思います。




虚証として弱っている臓器などにベン石の温熱器で熱を与えることが、
虚証タイプのお客様の改善度合いがスムースになるといいと願って、
いま、その視点でどう成果が出るかを観ています。

もちろん奇跡的な何かが起きるというほどのことではないのですが、
地道にしらべていき手ごたえがあるデータがえられるならば
お客様ご自身に、寝る時などに自分でなされるようお勧めできます。

施術を受けに来ていただけるのは、毎月お越しいただけるお客様も、
1年のうちに12回。
それ以外の日は、ご自身でがんばっておられるのです。
そのご自身でなさっておられるセルフケアにも、
質のいいものを取り入れていただけるきっかけになればと願っています。
posted by スズキ at 12:26| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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