2019年09月24日

私が舌診を目の前でみた最初のつらかった経験から、舌診を活かす側へ。。。


「ちょっと舌をお見せください」と、
私の母が他界する数ヶ月前に鍼灸院の先生に診ていただきました。
そのときのことを、いまだに頭から離れることはありません。

私はそのとき、先生がどのような情報を母の舌から得ていたのか。
まったくわかりませんでした。

舌診について、私には知識がそのとき、ほとんどありません。


母の舌からは、いい情報ばかりではなかったのでしょう。

それはわかります。
だから私から先生に「多くを教えてください」とは言えませんでした。


それでより先生の見立てがどういったことか、不安でした。

先生からの言葉を聞いても、中医学の単語がでてわからない内容。
きいたことがない単語がひとつでもでてくると、
難解なものと空恐ろしいものに聞こえてきます。
難解な中医学単語が増えれば頭はパニックです。。。

ただ先生の説明をわからないなりにノートに書き留めていました。


そのときに持っていたかった知識が自分にない不安さ。
それは、私自身の情緒も不安にするようなつらさです。

それが私の舌診を受けた人を目の前でみた最初でした。



今になってみると、舌診の本も多数あることがわかり、
ホームページにも舌診の知識を公開してくれている人もいます。

ただ私が母の介護をしていた当時は、
そのようなところにまったく気が回らなかったのです。



なので、いま、私が舌診を、理解を深めたいという思いがあります。





舌診の臨床でどう使うのか?



舌色チェック.jpg

わかりやすく図にするとこのような形になるようです。



たとえば、
舌を見せてもらって、
(淡い紅色)であれば正常です。
青紫色をしているなと思えば(寒証)にあたり、
赤紫色をしているなと思えば(熱証)にあたります。

まんなかに正常があります。
正常の位置にキープすることが大事です。
そこから左右の(寒・熱)に離れてバランスが崩れれば、難ありということ。



あと、自分用の記憶のために、もうちょっと詳しいところを記録させていただきます。

※ 舌診で、気血の盛衰、病邪の性質(寒熱)、病位の深さ(表・裏) 病状の進展度が判ります





・正気の盛衰を判断する
たとえば、
紅舌---気血の充実した状態で理想的、淡舌---気血の衰退、老舌---正気不衰の実証、嫩舌---正気衰退の虚証
苔(こけ)がないとき---胃気や胃陰を損なうので、苔があったほうがよい
舌がうるおっているほうが、津液が充実していて、乾燥した舌は津液が損傷していてよろしくない

・病位の深さを弁別する
たとえば
苔の薄いときは、表証、または病邪が軽く、苔の厚いときは、裏証、または病邪が重い
淡紅舌または舌尖端が紅で薄い白い苔のときは「熱入衛分」、紅舌黄苔のときは「熱入気分」、絳舌(こうぜつ)といって赤い色よりさらに赤い色のときは「熱入営血」。


・病邪の性質を区別する
たとえば
白苔(寒邪が多い)、黄い苔(熱邪が多い)、滑らかな苔(水飲が多い)、まったりして剥離しにくいとき(湿邪・痰濁が多い)、ぼろぼろとはがれやすい苔のときは(食積、痰濁(乾燥))
淡紅舌で、瘀班・瘀点がなく舌下静脈が正常(気血滑利)、紫暗舌で、瘀班・瘀点があり舌下静脈が異常(気血凝滞)

・病気の身体を予測する
たとえば
薄い苔から厚い苔への変化は、軽症・表証から重症裏証に進む兆候があるということ
厚い苔から薄い苔への変化は、病邪・裏証が減退する兆候
潤苔から乾燥した苔への変化は、津液損傷の前兆
乾燥した苔から潤苔への変化は、津液が回復する前兆
白苔から黄苔、さらに灰色の苔・黒色の苔へと変化するのは、表証より裏証へ、または寒証より熱証へ、軽症ようり重症に変わる兆候




そして舌を診る手順は、
まずは舌苔の有無をみて、厚い薄いをみて、腐膩、色調、潤うか乾燥しているかを観察。
そして舌質の色調をみて、胖痩(舌が太いか痩せているか)、歯の形が舌についていないか、亀裂紋が入ってないかなど、
調べて状態を診ていきます。






願わくば、
いつかは舌診を用いて少しでもお客様の役に立ちたい。
そのようにしたいと思っています。

posted by スズキ at 11:15| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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