私も母が大変なとき、そのことを実感いたしました。
もっと医療費がかかるのではないかと覚悟していたのですが、
高齢者だったということもあり、
公的な医療費の支払い上限により費用は私が想像していた半分もかかることはありませんでした。
かかったのは私が独自に考えたケアのための費用は惜しみなく使ったので、
そちらはだいぶかかったものの。。。です。
そのような日本の医療制度の中で暮らしていますから、
いざ、病気になった際にはかかりつけ医がおられればそちらへ、
ということになります。
ですがお隣の国、中国ではそうもいかないのです。
西洋医にかかるには、医療保険制度がないため全額負担です。
それもてつだって、なにか体調不良があれば医者に行く前にまずは漢方薬局に足を運びます。
まだそちらに行くほうが病気平癒にかかる費用が抑えられるからですね。
なので、本当に困りに困った時や緊急の怪我等でなければ西洋医という選択は庶民にはない。
そのようなことを太極拳をなさっていた中国人女性に聞いた記憶があります。
そうなると自然に自分で自分の体の体調管理をする気構えがでてきます。
つまり、自分の体にとって効きそうなものかどうかを合理的に検証して、
シビアな目で自分に有利になるものを選択して生活に取り入れるのです。
そのような中国でつくられた健康番組があり、
私が研究している「ベン石」をカッサとして、
または目を冷やす道具として愛用している方の映像がyoutubeにありました。
ちょっと長い映像だということと、中国語だということなので、
早回しでだーっと眺めていただけましたら幸いです。
映像中に、老夫婦が相手の体をベン石でこすっているシーンがあります。
ベン石も、医療的な知識があれば使い方が匠にもなりますが、
そこまで勉強しなくとも、気持ち良い、心地よいというところを大切にして使っていくこともできます。
ベン石という古代中医学の中核を持ったツールが、
今現在の中国の方々の生活には馴染んでいるものなのだなと思いました。
ちなみに後半は漢方で体調回復した女性の話です。
他国の健康番組も、ときには見てみると参考になることがあるかもしれません! ^-^
https://youtu.be/7LS9rXZ7bvo
中华医药 《中华医药》石头宝贝刮出健康 20111221
私の母の兄弟の皆様とお会いする機会や
電話をかけさせていただく機会が今年に入り多くなりました。
今までは私は仕事が一辺倒で、
親戚の集まりにもなかなか参加できなかったのです。
それで彼らの体調についてなどあまりわかっていなかったんだということを改めて実感しています。
体調不良をここ最近覚えておられる叔父さんや叔母様がおられます。
ですが日々、大変充実した時間をお過ごしになられています。
だから私が押取り刀ででかけて施術をさせていただくということもないのですが、
いずれまたお会いできる機会に、
ベン石のカッサを持っていき使い方や効能を書いたペーパーを用意し説明しつつ、
手渡してみようかなと考えています。
実は私自身、自分の身体に少し大きめなベン石のカッサでさすってみると(特に頭部と首、腕、大胸筋部分)、
そのかっさで触れた瞬間に「おぅ、ここ、問題あるんじゃないの?!」という発見があります。
別に痕がつくほどまではこすらないでもいい。
それはベン石のミラクルなところで加圧で筋硬化を緩めるばかりがリリースの仕組みではなくて、
軽くさささっとさするだけでも十分に緩むのです。
それにさするという外圧を感じること自体が大事なこと。
普段の状態ではわからないものの、
外圧を使った圧力を皮膚の上からかけられたときには接触部位に働く観察力が飛躍的に増しますから、
そのおかげで直感的に気づけるのだろうと思います。
それは別段、医療知識があるとかないとかという問題じゃなく、本能的にわかる感じですね。
相応に繊細な感性を持っていたほうが、もちろんいいわけですが、そうでなくとも、
ベン石を使って愛用し続ければ、それで表層筋や中層の中ぐらいまではセルフ筋膜リリース、
できちゃうと思います。
そしておそらく、このベン石を使って、
古代中国では気を滞れば流すツールとして、
瘀血(おけつ)や津液の滞りがあればそれらもベン石で流せていたのでしょう。
そのような様子は、黄帝内経という中医学の古典で現在にも多大な影響を及ぼす本にベン石の効用が語られております。
さすがに複雑な施術法を親戚に伝えるのは難しすぎますが、
ベン石を活かしたセルフメディケーションが中国の民間ではなされているんですよと、
教えてあげることはできるかなと思っています。
ただ、おそらく中国でもそんなにベン石が大々的にメジャーかどうかは、、、「?」ですが、
個人的に使ってみて。
私は、これは本物だと思います。
(ちなみにベン石には偽物も出回っていますから、もし購入を考えた方がおられましたらショップへ念押しするなど注意してくださいね)
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