2019年06月30日

屋外での手技のための簡易レクチャ ^-^

二日ほど前のこと。

最近は家にひとり閉じこもって中医学の勉強や、
今後の私がお客様へお配りさせていただく施術法について。
どのようなものとするのかを検討する日々が続いています。

そのようなところですが、
この日は久々に外に出て、すがすがしい空気を吸いたいと。

そこで私の知り合いの同業の先生と、
目黒駅から徒歩でいける東京都庭園美術館の庭園へ。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/visit/
庭園のみの入場料は一般は200円です。

静かで広大な芝生が広がり、
空が広く感じられます。
それだけではなく茶室もあり、
広い池には透き通った池水を気持ちよく泳ぐコイやメダカのような小魚も。
芝生の上にある椅子に腰掛けてすずめや他の名を知らない小さな小鳥が、
かわいい姿で楽しげに餌をついばんでいるのをみて、時を過ごします。

そういえば私は庭園美術館を見て気分いいな〜と感動したのみですが、
一緒に行った知り合いの先生は、しっかりスマートフォンで写真をとり、
いずれインスタグラムに載せるのでしょう。
営業熱心です。
勉強になります!




そこの場で同業の先生が施術上の体の操作について、話あいました。
先生曰く、どうも自分は施術で疲れやすいような気がするそうです。
だから施術動作を工夫をしていかなければという話をなさっておられました。

そしてその先生がなさっておられる施術法の流儀を教えてくれている先生、
つまり、先生の先生の施術をするときの映像を見せていただきました。
するとしっかり背筋が伸びやかに、
骨を活かして自身の体重を使った圧力のかけ方をなさっておられます。
その先生の先生、実は以前はバレエをずっとなさっておられたようで、
その話をお伺いして、その施術をするときの動作を見れば納得です。

身体操作をするときの、
基礎があるんですね。

目線の置き方とか、
頭や耳、頭頂の位置とか、
肩や肩甲骨の活かし方など。


見せていただいた映像からは、
上半身の様子をよくとらえた映像で、
下半身の動作はよくわかりません。
ですが上半身の操作からは下半身も無理なく安定的に支えをつくり、
脊椎の軸回転を股関節の操作でうまく捌いているように感じられる。


私は、施術を始めた当初は、
どろのようにいつもつかれて意識が朦朧という時が続きました。
体の使い方がまったくわかってなかったんです。。。

のちのちになって、
それ以前におこなっていた武道の基礎と身体操作が結びついていて、
施術をするときの身体操作をするときの注意点をあらわしているものだと気づくまで。

ほんとうに、そこまでは、死ぬほどしんどかったですから。

そういった状況だったから、
その施術での身体の使い方を研究しようという先生も、
私が昔感じていたようなしんどいときなのだろう。
そのように思いながら、お話を聞いておりました。

きっとその先生を教えてくれている先生の動きを何度も映像で確認して
ポイントを学び取ろうとがんばっていたことでしょう。



なので東京庭園美術館の庭で椅子に座りつつ、
骨を活かした動き方を、私の分かる範囲内でですがお伝えしました。

「屈筋の筋収縮」を人は本能的にしたくなるものです。
そこから抜け出すにも容易ではないでしょう。

実際に「屈筋の筋収縮」をしながら私が手を伸ばしたところを押してもらいましたが、
まったく力が私につたわらないことを実感してもらいました。。。
屈筋に力をいれれば、外へ向かって力が広がる動作はできないのです。。。

それから少し頭部の耳を上方へ伸ばしたりといった使い方の意識してもらって私を押すと、
ストレートに私の手がパーンと跳ね除けられて、
椅子の上に座った私がよろけてしまいます。

その先生が私が指示させていただいた要領で、
耳を上に上にと引き上げておいたままの身体操作をなされば。
脊椎の伸びやかなラインを崩して腰猫背が入る余地がなくなります。
呼吸効率がてきめんに悪くなってしまわないような姿勢で、
ばてやすくなりますし、背中が張ったり筋肉のコリが進んだりもしづらくなります。
それで同時に股関節の操作ができるようになったときに、ということですが。

そうして「伸筋を活かして圧力を浸透させる」という伸びやかなイメージが持てるだけでも、
画期的な手技へと変わっていきます。


急場での「伸筋を使おうとするための簡単なやり方」を伝えただけですが、
もともとの体力自体は身に備えておられる先生ですから。
伸筋を活かした押しは外にベクトルが向かっているので、
私が弾き飛ばされたのです。


ざっくり言えば。
施術者が屈筋を縮めてする手技はエネルギーが施術者自身の内にこもり、
施術者が伸筋を伸ばしてする手技はエネルギーがお客様の中へ浸透します。
そこは観る者が見れば、瞬時に見分けが付けられます。



   人を弾き飛ばすなんて・・・。

   要領を知っていれば、わけないのです。



少しだけレベルを上げて考えると、
難しいとやがて悩むときがくるでしょう。
それは強い力も出せるし弱い力も出せるようになってからです。
調整して「ちょうどいい力加減」を模索して取り出すことです。


ここが難しくて、強い力を出しそうな力がでそうなところを、
セーブしていくときに自分の体の内側に力がこもってしまう。

この自分の体の方向にかえってくる力によって
施術者は自傷的な筋肉の凝りを作り出すんです。

私も施術で疲れてきて余裕がなくなってくると、
このような自傷的な凝りに悩むことがあります。

つまり伸筋でコントロールをしていくほうがいいとはわかっていたとしても、
そこの筋が疲れてきて制御が甘くなると、
「しかたがない、、、屈筋も使うか・・・」
となります。
筋力を使っての施術はよくないとわかっていても、
伸筋の体力の限度をぎりぎりまでいくと、
屈筋を使って伸筋のような動作をさせるのです。

そのようなところまで気を遣いつつを冷静に見つめていただいて修練を詰めば、
施術の成果も確実にアップしていくことでしょう。
さらに自信を持って施術ができるようになります。

「ぜひ、また施術を受けたい!」というお客様が増えていくでしょう。

すると施術をさせていただく仕事をしていて、
よかった〜とうれしくなりますから。
posted by スズキ at 23:01| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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