2019年05月02日

思いがけず小手先の操作の講習

一昨日前のこと。

遠方よりお越しいただいて、
母の弔問をしていただいたお客様と、母との思い出を話し合いました。

弔問しにきていただいた方が、
私の知り合いで母とも面識があったので気さくに話ができたのです。

そして最近、アレクサンダーテクニーク関係のエクササイズを習い始めたとのこと。
それから話が、身体操作について私がブログで書いていた合気柔術の手の使い方について解説と実演に飛躍。。。



教えさせていただいたものは、
小手先の使い方という比較的シンプルな操作です。


尺骨を体幹の方へ引き、小指側に引っ張られ、
橈骨を体幹から押し出し、親指を押し出す感じ。
すると手先は以下の図のような位置となります。
手の操作の過程1.jpg

そうして尺骨と橈骨が開いた状態となり、その位置に固定したまま、
手首から先をジャムのビンの回して開ける蓋を操作するようにして、
元通りの位置へと手首を戻します。

この部分に直伝かどうかのテクニックが必要な部分がでてくるのですが。
直伝で手順を踏んでやってもらえれば、教えるのも難しいものではないのです。


このような手の操作をしてみると、
ひとりでに手先と肩甲骨の動きが同期し出します。

それはもう、パワフルなパワーがなにげなーく出せてしまうのです。

手先の移動を背中全体の抗重力筋を使って力を出せるような仕組みを身体のなかで作り出せたわけで、
日頃、非力な方でも、「おぉお!」と驚くような力が出せてしまう。
手先が体幹という身体の大木の幹にしっかりと関連付けされてつながる経験。



やってみられると、これは面白いものです。



この体幹と小手先をつなげることができたとき、
はじめて指が自由自在に、そして柔軟に動いて、
すばらしい表現を発揮できるようになるのです。
とりもなおさず指先の超精密なセンサーは、
このような条件を作り出したときに働き出します。


私にはそれが施術場でのパフォーマンスに活かされるわけですね。


私はこの操作法を、介護中に母の施術中にやり方を工夫してきました。
その過程で、徐々に私の体が、新たな動きのパターンを習得してくれたようです。
そうして要点が自然に体得できると、人におつたえするときに楽になるんですね。



そんな実感を持つことができました。





また先日、たまたま予約順番待ち希望というご連絡を頂き、
現在は申し訳ありませんが予約順番待ちを受け付けておりませんとお伝えさせていただいた方の、
施術に対してのご希望に次のようなことをお書きいただいておりました。

ボディワイズに期待すること・要望・質問:姿勢や身体の使い方についてアドバイスをいただきたいです。
宜しくお願いいたします。



姿勢や身体の使い方のベースに置いてもいいと言えるのが、
上述させていただいたような身体の末端操作が安定してくるようにすると、
パフォーマンスが容易にあがるという小手先の操作の基本修練でしょうか。

逆に言えば、手先は身体の末端に行くほど体幹から離れてしまいます。
手首関節、肘関節、肩関節などのような多関節を別々に動かすプロセスをとるため、
それらの多関節をひとまとめにまとめて扱えるようにする仕組みが必要となるのです。

単関節のシンプルな使い方とは違った次元の複雑さが表現できる反面、
使い方が難しくもあるのです。
それをどうやって捌くのかということですね。



その秘密的なところがわかっておらないと、
体的に酷使なさるような仕事等をなさっておられればしんどくなるもののような気がいたします。
逆に、その仕組みが分かってしまうと、
タフさが増して行くんですよね。


あとは手先とは、いい加減にでもこちょこちょ器用に使えてしまえる反面、
そのいい加減な操作では無駄な動きがでて手首の根の関節のハマリが浅くなったり、
指の腱で動かす本来の肘から伸びた指の筋を余すことなく使うこともできませんし。
そうして非力な手先の筋で、そろーりと動かして力みを持った指を守るため、
パワーの出力を極端に制限させてしまうというトラップが仕掛けられています。

その手先のパワーの出力を抑制して力みを持った力を出そうとすると、
その力みが自分の体に戻って作用して、手首を固めたり腱鞘炎を作り出したり。
いろいろと厄介なものです。


posted by スズキ at 08:28| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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