2019年04月13日

鍼灸院に通い始め、ほっと。

4月10日から私の家から歩いて5分くらいのところの鍼灸院に通っております。
治療院名は、そちらの先生に許可をいただいていないので出せませんが、
とてもすばらしい治療院です。

そちらの鍼灸の先生を紹介していただけたのは、私が信頼する同業の方でもあり、
それ以上に私の施術のこころの面に大きな影響を与えていただいている方から教えていただきました。

y様、ありがとうございます! m__m



昨日が2回目の通院です。
まずは母にかかっていただいております。
後日には私も体調管理のためお願いします。
(y様、それはお約束いたします!)
(私の場合、体質的に施術を受けると一気にがツンときてしまって、それが当たると一週間ほど動きが取れなくなることがかつていくつか経験がありまして。)
(いまの私は、そのようになると母を病院に連れて行けなくなるなどの問題がでてきますから用心させていただいております)
(ですが、身体を休められるようなタイミングを見計らって、その鍼灸の先生にお願いするつもりでいます)



私自身、母の施術をさせていただきつつも、
他の先生が身体をチェックさせていただくときにそばからその様子をみているときや、
先生の気づかれたことをヒントにして多くの気づきをいただくことができます。
このたびは特に、私が自身の重篤な身内を診ると言うことで、
なかなかいつもどおりの冷静さが発揮しきれずにいますから、
冷静になれる神聖な鍼灸治療中、それは貴重な機会です。



こちらの鍼灸の先生は専門性の高い脈診の本の著者でもあられ、
中医学では母の現状を診ていただきどのような判断をしていただけるのか。
情けないことに私はこちらの先生の本を都立図書館から借りて読んだことがあるのです。
ですが、私には難易度が高すぎて読み進めることもできなかった記憶があります。。。
それから平易な脈の取りかたを学べる本を買い、簡単なことはわかるようにしましたが。

ですが、その際の難しい本を書かれた先生ならば”!と、まずはそのことに大きな期待をいただきました。



ここ数ヶ月、
末期のがんである母はがんに関しての治療は医師からは受けておらず、
それに変わることをどうにか苦肉の策で見つけてきて、
少しだけでも楽になって欲しいと願っております。

( かかりつけのお医者様は、本当に多忙な中、
  母のために多くの時間や労力を割いていただきました。
  それは私が想像していた以上のサポートでありまして。
  ほんとうに、どう感謝していいか、言葉が容易にはみつかりません )



日々、大変な状態の続くときですから、
母の苦痛や不安を少しでも和らげたい。
そして日々なにかが起きまして、
そちらをすんでのところでやり過ごすという綱渡りの状態もあって。

そのような心身ともに疲弊して体調を悪くするケアの方法を模索しつづけています。
今までの施術の現場ではやったことがなかったようなことを
夜通し研究し実践することで少しずつ進んできているものの、
時間の限りが近づいてくるという焦りがありました。


母の余命は、だれもわかりません。
ですが私の誕生日が6月初旬で、そのころまでだろうと。

その時点で、ふたつに道は分かれるのだろうかと。
私は、ひとまず、ひとつの区切りと考えています。
私自身の直感は、施術者特有のことでしょうか、
よく当たるのです。。。



苦痛を訴える母の言葉をうなづいて傾聴すること。
そして日常の食事や洗濯などなど。
そのような時間で多くを占められていますが。
それにプラスすることの施術をさせてもらいながら、という状況ですが。



ただ、いつもいつも新しいなにか母によいことは?
なにかを見過ごしているのではないか?
さまざまな施策をめぐらせ続けて頭の集中が切れると。
すると夜寝ていても、疲れが抜けにくくなるものです。


そのような現状を上記の鍼灸院を紹介してくれたy様が察して、
鈴木君、あなたが鍼灸を受けてくださいね」と勧めてくれていて。
ほんとうにありがたいと感謝しています。 




ボディワイズに通っていただいてるお客様には、
ご両親や祖父母等の介護をなさっておられる方々が多数おられます。
そして改めて、そのお客様方のご苦労を共感することができるようになりました。

「そうか、、、介護をなさっておられたお客様方は、この状況で日々を過ごしていたのか・・・」




私の場合、一人で母の施術をカバーしなければという無茶な切迫感がずっと背中に覆いかぶさっていて。
それが鍼灸院の先生がとても温和でほっとさせていただける先生で、
自分ひとりでがんに関してのケアをしようと考えなくてもいいんだ、、、と。
そちらの先生は「がんは容易に鍼でなおるようなことはないが、
私のできるサポートはさせていただきます」という率直な答えをいただいて、
よりその先生への信頼を深めることができました。


鍼灸の先生の頼もしい存在が、私の母への施術への切羽詰まった気持ちを和らげていただきました。


その鍼灸院に母が通った、その初日。

介護がはじまってはじめて、やすらかに眠れました。






一般的には母のような進行したがんの状況の場合は、
早く訪問看護を頼むことが勧められているようです。

ですが私がお世話になったケアマネージャーさんの意向で、
息子の私が施術をすることができて母の世話ができるようなら、
ある程度母の容態が安定しているようなときには息子にケアを任せて、
親孝行をさせたり受けたりする時間を持ってもらいたいとのことでした。

そのアイデアに私は感謝いたしているところです。


ただそろそろがころあいだろうというところから、
少しずつ母の病状が進むにつれて訪問看護を頼むことがきまり、
私のお休み時間が少し増していく予定です。

その訪問看護をしていただくことも医療的な知識をお持ちの方がサポートしていただけることはとてもありがたいと感謝しています。




心底困った・・・というとき。
人のやさしさが身にしみるといいますが、
いまが、私にとってそのような状況です。





最後に、余談ですが。

母が私にいうことでは。

まさはる(私のこと)!
あんたは母によく尽くしているから、
自分がこうなったときにきっと誰かが助けてくれるから期待しておきなさい!


との、ありがたい一言を贈ってくれました。 ^-^;

posted by スズキ at 15:34| Comment(0) | 母の自宅介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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