2019年03月27日

重度の低血糖状態の怖さを実感しました・・・

私ごとですが、最近は、家事と母の施術を考え実行し、
母の付き添いで一日を過ごしていることが多いのです。


現在、私の母は糖尿病にて。
血糖値をインシュリン注射でコントロールしているところです。



そのようなおりの一昨日前のこと。
私がかねてからホーリーバジルというハーブのお店が気になっているところがあり、
そちらが閉店しそうと聞きまして。
その前に一度、いってみたいと考えていました。

母の血糖値はインシュリン注射により安定した状態に落ち着いてきておりました。
それで私は半日だけ外出させていただきたいと母にお願いした日のことです。



私は午後3時から、ハーブショップの方へでかける予定をたてました。
その前に午前中に母が隣家でもあるかかりつけの病院に通院することになっていました。

これから病院へと出かけようと準備をしていたのですが、
母が「ちょっと体がだるくて、休んでからいきたい」という。

そこで了解し、私は二階にあがり施術の研究をしていたのです。

二階にチャイムで合図を送れるナースコールのような機器を用意していまして、
行けるようになったらそちらを押すようにお願いしていました。

ですが、少し時間がすぎても母からの連絡がない。



「おや?完全に寝入ったのだろうか」と思ったものの、
午前中の病院の診療時間内に病院へと行きたかったので寝ている母をおこしにいきました。



すると母は尋常ではない汗をかいており、
すでに意識状態が極端に低下しています。
瞳孔が開いているような状態で目を見開いたまま。

それは素人の私でも低血糖の症状でも重度の状態だとわかります。
交感神経がとんでもなく優位な状態に陥っています。
筋力は脱力して力が入らない。

私が手持ちのブドウ糖を飲ませても、
まったく効き目を感じられない。
危険な状態です。



緊急でかかりつけの病院に電話連絡をさせていただきました。

運が良く先生が往診に出かける前ですぐに来ていただけました。
( もしすでに往診に出て外出なさっておられたならば、、、。
  そのように考えると背筋が寒くなります )


そしてやはり医師も低血糖の状態であると判断していただいて、
ぶどう糖液を4本注射し、点滴を2本。

するとしばらくすると母の意識が徐々に戻り、
夕刻には意識もはっきりしだして大丈夫な状態になりました。




この度の問題は、
昨日、あまり母はご飯が食べられず血糖値が正常範囲であったがいつもより低い状態。
それで医師の指示通りの通りのインシュリン量を注射したのですが、
そのインシュリン注射が効きすぎて低血糖に至ってしまったのです。

私もインシュリン注射について、そう詳しく調べたものではなくて、
うかつでした。。。




低血糖の症状も、
軽度や中度の方はお客様でおられまして存じ上げておりましたが
重度の場合は昨日の母がはじめてでした。
それは一分一秒の対処スピードを必要とするものでした。

たまたま私が外出する前の発見で、
そしてたまたまかかりつけ医が往診するために外出なさる前ですぐ駆けつけてくれたこと。

この幸運がなければ、
大変なことになっていました。
いま、振り返っても、ぞっとします。。。




大学病院で入院中に看護師からの低血糖についての対処法の説明で、
気分が悪くなったり空腹感が突如として襲ってきたらブドウ糖を摂取したり砂糖の入ったジュースを飲むようにしてください
という指導がありました。
私も外出時には、歩いて血糖を消費して低血糖になりやすいためブドウ糖を持っているかというチェックをし
気分が悪くなったらブドウ糖を摂取しようねと言ってました。
ただ、母には低血糖の恐ろしさについて認識がなされず、
その対処の必要性について軽視しすぎていたのでしょう。

気分が悪くなってという自覚はあったものの、
ブドウ糖の顆粒などを口に含むこともなくて、
そのままの状態で待ってしまったそうです。

そもそも自分が低血糖になるという認識がうとかったようです。




低血糖の症状と思えそうな状態には、
食事量や摂取したものの糖分等の量などから
運動量、睡眠の状態などという様々な要素から
体のコンディションの日々の変化が生まれます。

ただインシュリン注射の注射する単位は日々それにあわせていけるわけではなく、
次週にまた病院へ行って血糖値計測をしたノートを医師に見せて調整をしていただくものですから。

毎食ごとにインシュリン注射のインシュリン量の単位を調整しているわけではありません。
ですからどうしても今回のような低血糖の症状へと至るケースもでてきてしまうものです。

もちろんかかりつけ医の先生は、そのようにならないよう細心の注意をして、
安全性と効果性の天秤をかけて配慮していただいておりますから、
今回のような不測の事態がそうそう起きるわけではありませんが。
十分に自覚を持って注意を怠らないようにしていくべきでしょう。



そういった低血糖のリスクがあることを前提で考えて、
今後の母自身が身体の変調の自覚を観察しブドウ糖を摂取して低血糖を回避するタイミングを図っていただければと願っています。




いまも重度の低血糖に陥った時のことは、
母はほとんどなにも思い出せません。


母が意識を回復したとき、言った言葉は。
「やっぱり、いざとなったら家族のものがいないと、どうなっちゃってたか・・・」でした。




日々、いくつかの母の対処に苦慮するような課題はでてきます。
そのなかのひとつの課題として「低血糖にならないように」というものが明確に加算されました。

低血糖が大変な人体への被害をもたらすと聞いてはおりましたが、
その様子を目の当たりにすると、まじまじと血糖のコントロールをしてくれている臓器に感謝です。




現在、ボディワイズでは、
施術を受けにきていただいているお客様に大変なご無理を申し上げて休業をさせていただいております。

ボディワイズでの施術を身体のメンテナンスとして取り入れていただいて、
ときとしてそのお客様のお体の状態を熟知しているゆえに対処できることもあると思われます。
それなのに施術を休業をさせていただくということへの申し訳なさを感じています。

ただ休業させていていなければ対処できないこともあったのだと実感してわかり、
改めて休業を勧めていただいたお客様のお言葉に、つくづくありがたさを感じました。


ありがとうございます。 
感謝いたしております。



posted by スズキ at 04:29| Comment(0) | 母の自宅介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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