胃の下垂した部分を押し上げる操作を丁寧にしていきました。
左ひざ内側のしこりを外していったり、
左鼠径部内側および外側のしこりをリリースしたり、
左腰部の胃下垂に関係しそうな前屈を作り出そうとした部位をリリースしたり、
左側大腰筋を緩めて知ったり。
がんも大幅に進行した状態となれば、
施術自体が忌避となる箇所が非常に多くなり、
思うようなリリースに効果的な部位へのアプローチができなくなります。
ほんとうに薄氷を踏むかのように、
アプローチを進めていくものです。
そして100%安全という保証もありませんから。
身内でなければ責任問題として訴えられかねません。
なので、どうにか母にだからできること、
というところのオンパレードのような施術セッションが続きます。
たとえば内臓部位は強圧は内臓部の癒着がいきなり引き伸ばされればリンパ管や血管、神経等が切れるなどのおそれが予想されます。
左へそ脇の大腰筋のしこりといった内臓部位のリリースは、
メカニカルリンクのリコイル技法の高速微振動に頼ります。
実際はリコイルという高速微振動というよりも、
怖いところでは中速微振動から低速微振動となってしまいます。
なかなかどうして、、、、、
いやな波動が指先のセンサーに送り届けら察知すると、
恐怖に手が止まるときもありまして。
リリースの量は小刻みに小さくするしかなく、
積み上げるのが手間が非常にかかります。。。
骨格筋部分のリリーススピードが遅いと、
母の体力が徐々に失われていくだろう。
だからどうにか安全箇所はとっととさばいて解いてしまいたいのです。
ですが、そこを今までの私の筋膜リリースのやり方では思うとおりに、
進んではくれないもどかしさがありました。。。
もし安全箇所をもう少し深く解けるようならば、
リスキーな箇所を触る量を減らして解き進めることができるだろうに。。。
本当にそれは切なくも悔しいことですし、時間がないためあせります。
そんなときです。
1.7キロの巨大な50センチを超えるプルパを1本と40センチ弱のプルパを2本、
所有しているのですが。
なんとなく、
この三つのプルパを同時に使えば患部臓器に対して遠位置にあるリリースポイントなら、
ものすごく効果的に溶けるんじゃないだろうか?
じーっと、並べられた3本のプルパを見ていたら、
そのように訴えているかのように感じました。
たとえば腰部の深層起立筋がどうしても解きづらい部分がありまして。
定点的に一箇所にのみプルパの突端を強くあてがって解こうとすると、
どうにか解けるかもしれません。
ですがそれはかなり無茶な力任せをすることとなり、
解くのか壊すのか、、、どちらかといえば壊す方に軍配が上がります。
そこは乗れない船です。
そこで起立筋の出っ張っているところを3本のプルパで挟み込むよう設置して、
それからローリングしながらのリリースを加えました。
むろん、プルパの先端には多少厚手のタオルを6枚折りくらいした状態で養生させて安全を図ってのリリースなのですが。
それが、私が想像していた以上に、リリースがちょうしよく進んで深くまで解けていくのです。
それだけではなく、母が感じる痛み自体も比較的少ないためか、解かれながら爆睡してます。
このやり方を起立筋でいくつか根強いしこり部分をアプローチして解き方の練習をしていき、
それから腕と胸の付け根のしこりや胸鎖関節下の鎖骨下筋のほんとうにシビアなしこりなど、
いままでどうやってとこうとしても反発されてうまくいかなかった箇所が、
ことのほかリリースがしやすくて画期的でした!!!
プルパを予備や過剰に買っておいてよかった! ^-^;
買う前は、3本も高額なプルパはいらないんじゃない??と思っていたのだが、
これがなかったら太刀打ちできんかった。。。
そして左側腰部や腕の付け根、そして首部分、それから左鼠径部などを解くと、
母のお腹はひっきりなしに「ぐるぐるぐるぐるーーーー」と、動きに動く感じ。
逆に言うと本当に固まって動けないほどにまで緊張してしまったのでしょうね。
胃やその他の内臓部位も、大関節の側部にできたり真上に出来たしこりたちに、
大幅に影響をしていて窮屈に内臓をひきつらせ続けていたということでしょう。
そしてどうにか少しずつ胃の位置の修正ができていったようです。
そして同時に下降結腸や直腸部分などの問題も。
それで母いわく、
「今日はお通じがよかったよ〜」と笑顔でした。
ただ、実はいきなりでかいプルパを3本束ねて使うというのは、
相当な無理な話だと思うのです。
本当に扱いにくいものでして、
もし落としてしまえば、
骨折ものですから。。。
でもそれが事故無くそれができた背景は、
私の母が緊急入院したときに、
病床では手だけで施術をしていたときがあり、
そのときに合気柔術のぐい呑みの手さばきを
何千、何万回と繰り返していて武具を使う手さばきが巧みになってきました。
そのときに3本のプルパをまとめて扱えるような手先の力が身についたのだと思います。
それは先月のボディワイズの施術でお客様に対応するにも、
一本の中堅どころのプルパの扱いだけでも四苦八苦してましたから。
道具の使い方もステップアップして習得できていけて、幸運でした。
そして今日は、少し目先を変えて、
斎藤一人さんの「大宇宙エネルギー療法」というものにトライしました。
たまたま7年ほど前に義兄ががんのときに、
母がその義兄の病気の改善のために、
斎藤一人さんのお店の砂町でしたかに行ってまして。
母の友達の斎藤一人ファンの方に、勧められたそうです。
そのときに斎藤一人さんの波動入り水晶をいただいてきて、
仏壇の中に入っていたんです。
ならば、これなら施術で事故るリスクもないし、
もともと母は私同様に気の操作もある程度こなせるので。
なんとなく、今後の自信になりそうなものとなればと考えて、
やってみよう!となりました。
おそらくこの手のことは嫌い!という人も多いと思いますが、
そこはまぁ、置いておかさせていただきまして。
^-^
母自身、以前に小さな水晶玉をいただいたときには、
「?」これどうするのぉ?という感じでしたが、
やり方をネットで調べてトライしてみたんですが。
やはり母は長年、ずっと指圧をしてきましたので、
多くの人たちに尽くしてきておりました。
だからその手からは何かができやすいようですね。
なので母も、ちょっとまんざらでもない感じで、
「大宇宙エネルギー療法」を楽しんでいました。
ただあまりおおっぴらにやると、
やっぱり変な宗教に入っているのではと言われそうなので、
こっそりやるほうが無難だよねといって楽しむ母の今日この日でした。
^-^
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