私の、解説部分のみ抜粋。 ^-^
「マサイ族って、おられます。
彼らは狩猟民族です。
獲物を遠くから見つけます。
それに自分が捕食動物のライオンやハイエナ等の餌食にならないように、
狩をするような野生動物が多くいるところでは警戒をするものですよね。」
「だから彼らの目線は目の前のすぐそばのものにばかり配られるのではなく、
遠方を眺めるような目線でいる。
そのような周囲の情報を多く集められる者が、
狩も成功をするから生活もできて飢え死にもしないですし、
捕食動物に食べられてしまうこともなく生き残れるのです。」
「そして、私たちも、彼らと変わることはなんらありません。
いまだに彼らのような遠方を眺めて情報を集められるような姿勢で頭部や首を配置したときに、
肩こりも首こりも、そして腰痛も生じることがない脊椎全体の自然で伸びやかな状態になるのです。」
そういって、マサイ族の写真ではないのですが、
同様にアフリカの部族で身体能力発揮の著しいといわれる
ヌバ族のおじいちゃんが遠方を眺めているすばらしい写真を見てもらうのです。
このおじいちゃんの単なる横向きのバストショット写真が、
私はとても大好きなもので。
実は、頭部の配置について、
最初はデスクワークが主の方等多い姿勢構造パターンがあります、
顎が前に出てしまって胸の胸骨部分に「よいしょっ!」と頭の重さが乗っかって前に頭部が落ちている。
そして肩甲骨と肩甲骨の間辺りが後ろに出っ張って頭が前に落ちようとしている状態を支える構造です。
この状態は身体の骨格上はうまく骨を積み重ねられていない不安定なものでしかない。
決して「理想的な姿勢」とは言いがたいものだが、
それがいつしか首や胸や腰部の湾曲等の筋肉部分にしこりを多数こさえて支えられる構造体を作る。
するとそれらのしこり化した筋肉部分が骨の変わりに支えとなってくれる。
そのことを「機能的な姿勢」という言い方をするのです。
そしてこの機能的姿勢は、長い月日をかけて徐々に自分の首や背中や腹や脚部を硬くしていって、
主要な骨格筋にしこりを作ることとなる。
そしてそのしこり化は経年に比例して自分にとって自然なものとして疑いようがなくなっていく。
私たちは、その状態をなべの水にかえるを入れて、少しずつ暖めていくと、
そのかえるはやがてゆでがえってしまって、危機的状況に陥っても気づくことがないという、
「ゆでがえり」状態に人も陥るのだという。
そのような「ゆでがえった機能的姿勢をとるためのしこりが多数作られた状態」では、
そのおじいちゃんの頭部の状態に持っていってくださいといってもなかなかできるものではありません。
なぜかというと、その姿勢は、のどが詰まったりして息苦しくなってしまう不快な姿勢にしかならないのです。
するとこのおじいちゃんの首や頭部の姿勢にいたるまでの間に、
もうちょっと楽な中間位置となる姿勢をとるように勧めるわけです。
そしてその中間位置にあたる姿勢が難なく取れるようになると、
次に進んで、、、やがてはヌバ族のおじいちゃんの写真のような首の立て方をした状態に着地していただければと願って。
そうしないと、
お客様の身体状況次第では結果的にかえって遠回りになるので
徐々に平易なステップを駆け上るように伝えていきます。
少し話はそこからそれますが。
また、お客様に「マサイ族って、驚異的な身体能力を持っていて、それを理解できる、
ミスターマリック VS マサイ族 の戦いっていうのがあるんです」
と話をしたことがありました。
なので、その該当する映像がユーチューブにありますので、貼り付けておきますね。
マサイの若者の目力には驚愕です!!!!
興味がある方は、ちょっと長い映像ですが、お時間があるときに参考までにご覧ください。
マリックVSマサイ
42:19
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