2018年02月12日

頸部リリースに自作てい鍼を用いて

胸郭出口症候群
こちらの症状の名前を聞いたことがある人もおられるでしょう。

ウィキペディアより、
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん、英thoracic outlet syndrome)は、
腕神経叢と鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が胸郭出口付近で頚肋、鎖骨、第一肋骨などや前斜角筋、
中斜角筋、小胸筋などに圧迫・牽引されることで起きる症状の総称である。

胸郭出口症候群には、以下のように分類される。

頚肋症候群
肋鎖症候群
斜角筋症候群
過外転症候群(小胸筋症候群)
第一肋骨症候群


症状
首肩こり、腕から手にかけてのしびれ、腕のだるさなどがあげられる。


特に斜角筋症候群と診断された方々が、
現状のボディワイズでワークを受けていただいているお客様の中に数名おられます。

実際にその症状を体験してみなければ、
つらさの状態は察することも難しい。
いったんこの症状が起きてしまいますと、
頭部へ向かう血流にも影響が出てしまい、
首の筋肉が固くなって頚部血管を圧迫し、
脳にいたる血液量を低下減少させていく。

それにより思考力がよわくなってきたり、
ネガティブな気持ちのモードに移行しやすくなるケースが多いようだ。



ただこの斜角筋部分の筋肉の凝りが根深くなると、
それは喉の気管支に骨化した棘のような筋膜の癒着がはびこっている。

首こりがひどい状況で、手のしびれ等が起きたり末端が冷えが強い人は、
または、ときどきつらい偏頭痛も起きるパターンをもっている人などは、
今まで私がチェックさせていただいた方々の多くには右側の喉の奥の癒着が深刻だ。
興味深いことに、
精神的な問題があまりないにもかかわらずうつ状態に陥ってしまっている方もいて、
その方々のほぼほぼ私が接してきた際の90%は、喉部分の癒着が酷かったのです。


ただしあまりにその首筋の凝りが骨のような硬さになってしまっているためか、
首の筋肉組織が骨化したダメージコンディション状態であることに気づいてない人がほとんど。
このときにより深刻な状態となれば、
頚椎第一の横突起横から突き出て伸びる凝りが影響して、
自らの頚椎第一をねじったり歪めたりしてしまっている。

頚椎第一は脊髄神経の出入り口としても最重要部位であるし、
同時に頚椎第一には脳内への血流量を正常にさせる機能を持ち、
頚椎第一の歪みが出ていると同時に脳内血流量を悪化させます。

すると頚椎第一のずれによる悪影響と、
斜角筋症候群のような首筋の筋肉で首の血管を止血して脳内への血流を制限させてしまっている。


これはある一例でしかないが、
カイロプラクティック院で頚椎第一の矯正治療を受けたが、
一日も持たずに、また首がつらくてしょうがなくなる。
その場合にも、実は頚椎第一横の横突起から刺々しい筋肉の針が外に伸びたような、
異質な状態が改善されない。
それを繰り返してしまったようだ、という同業者(整体院の先生)の方がおられた。

すでに首の筋肉が神経的にゆるめ!という情報を受け取れなくなったため、
硬化したままを維持しようとする状態を通り越し、
筋膜の柔軟性が失せてゼリー状の筋膜が硬い板の板ゼラチンのように変質している。



そうなると、大概は自力での復旧はあきらめたほうがいい状態といえるのでしょう。

板ゼラチンのような硬化したものに強い加圧を加えて割ってしまって状態が悪化したり、
押したときの圧は弱くても押したときの方向や加圧速度などに深い考えがないならば危険だ。
首の筋肉を外圧を加えて危険状態に陥らせることは、
後々に後悔を産むような長年に及ぶ悪影響を被ることも多いのです。




それに施術院でも、
改善させる落とし所を見つけて逆算して解き方の道筋をつけられているといった
緻密な対応ができるという目算をつけてから手をかけるべき場所であります。



何を隠そう、私の離れたところに住む姉から、もう何回も聞かされているのだが。
聞くと、つらくなる話がありまして。

とある大手スーパーにマッサージ院が入店しており、
肩こりがひどかった姉は観てもらったそうだ。
胸郭出口症候群であった。

するとそちらに働いていた施術をする先生は。
なぜか普段はおれは芸術家をしているのだがバイトで施術をしていると豪語していたらしい。。。
個人的にはこの時点でかなりやばそうな雰囲気を感じたならば、
勇気をだして「私、帰らせていただきますね」と言って欲しかった。

不用意に頚椎を横にひねりグギッと音がでるほどやられたそうです。
それ以来、目の神経に支障をきたして近距離がメガネをかけても見えなくなってしまった。

私がそれを聞いて、それは訴えたほうがいいだろうといっても、
もうずい分昔のことだから、、、と泣き寝入り状態。。。


第一頚椎がずれて、そのずれたまんまで3週間以上いてしまい、
そのまま内的組織がずらされたまま硬化癒着が進んでしまった。
そうなってしまうと、人為的な重力にそぐわない異常なズレを被った際は、
大方は神業的な施術力(状態の理解力と大胆かつ適切な施術力)がないと、
現状復帰は非常に難しい。
厳しい状況に陥っている。

ただ、意外に芸術家(画家だそうで)というバイトの先生がやったことだからなったのかというと、
実は私の施術を受けに来て頂いている方の中でも、
通常の施術院に通っていて首をグキッとされてから
軽度むち打ちかそれ以上のものを被って後遺症が何十年も続いてしまっているものも少なくない。



そして慢性化した首のよくない状態では、
一般的に施術院で対処しても治療効果は悪い。
それは体全身にわたって歪みがかさんでくるからだ。
そうすると患部を緩めて一時的に改善したとしても
改善したように見えるだけで早々に問題の源から類焼して再発する。
それを繰り返すことが多いのも首のダメージを負ったときの特徴。
必死にメンテナンスをしてみたとしても、
定期的に繰り返される苦痛からの負担に、
こころが押しつぶされそうになることも出てくるといいます。


いったい、いつまでこれが続くというの?!


首の急所近くにて施術をおこなうとき。

施術のやり方によっては、このような危険が潜んでいるということを身内から教えられるとは。。。
不用意に見立てが正確にできず、高度な施術技術がないものが手を出してはいけないものだといえる。
特に危険性が高いスラスト法などを使ってというのは以ての外だと私は思う。

ただそうなると、首の部位にある硬化した骨化部分をひとつずつリリースしていく必要が出てくる。
力で首の中斜角筋や前斜角筋などアプローチすれば、微妙に精密に手が使えなければ喉を傷つける。
それ以前に炎症がひどく進んだ状態の首筋を指先等で圧すれば激痛で涙が出て止まらなくなる。
それは人の命をとる急所の筆頭が、その首、特に喉の近い部分だから当然なのでしょう。


そのような危険部分にしこりができるとき。
先程申し上げたように、
本人が自分でそちらをアプローチしても腫れ上がらせるか、
痛みが致命的に強すぎて結果的に頑張っても深くは解けない。
そして施術院でも同じような成果しか得られないときが多い。


そのような言葉を、たまたま胸郭出口症候群のお客様から聞き及んでいます。

ただとある鍼灸院では斜角筋等の首の凝りが奥まで根付くような場合には、
的確にその患部に「鍼」を奥深く数多く打ち込んで三〇分程度置いて治療。
するとかなり画期的な成果が出るときもあると教えてくれました。
そのような場合、鍼を正確に打つ技量があれば、
後の後遺症は考える必要はない。
安全性を確保しつつ取れる手段だと思います。

その鍼は、相当に痛みが強いらしいですが、
確実にその後の改善を促されてよくなった。
そのようなことをしたと教えていただきました。


ただ、私も去年までは、
どのようにすれば首の急所付近の深層部のリリースを安全かつ効果的にやっていけるものか、
施術法に苦悩していたました。

「頸部を緩めるために自身でできることはないか?」と問われたときには、
キネシオテーピングや自身で軽擦程度のオイルマッサージを勧めるに留まりました。
これだけでは深層に出来た骨化した筋膜の劣化した部分にはほとんど良い影響が行き渡ることはない。
だが安全性と快適性をみたら、「やらないよりもやったほうがいい」と思います。
大幅な改善は起きるものではないが、状態を少しずつでも自ら挙げて行く努力は、
自分の身を自分で守ろうとする尊いことで、手放すべきではないと思います。


ただどうにかこうにか、
去年年末から頸部のリリースをまずは自分を徹底的に実験台にして解いてみて、
安全性と効果性を確認してからお客様へそれを提供させていただいております。

すると首の奥の骨以上に固まったトゲのような筋金入りの筋肉が緩みだすのです。
一回だけのアプローチでは不十分であるが、それが二回、そして三回と回を積むごとに、
頸部の柔軟性がその人本来の状態へと近づいていく。
それが外見上、しっかりと見えてきて、眼を見張る。



一応、姉が芸術家さんに頸部スラストをかけられてグギッとひどい音を立てられて固まった状態。
多くの著名な施術院にいっても結果はメガネを掛けても近くのものがぼやけて見えなくなる状況。
目医者さんにて診断を受けると、眼の状態や機能は問題が一切ないから神経系の問題でしょうと。
そちらを改善させてあげられるならば、今後の姉の人生にもひとつのつらい気持ちが拭えるはず。

お金を支払った結果が、この状態にされたことにいかりや悔しさがあって、
それに対してあとでしっかり抗議することをしなかった弱い自分へのいやだちや切なさなど。。。。
さまざまなものを背負い込んで、耐えている。

私の顔をみると、そのときの治療師のことを繰り返し話されることからも、
いまだに尋常じゃない気持ちがあるのはわかるだろうし、
それが癒えるのは、せめて目の見えない部分ができた頚椎神経の問題など、
だいぶ改善して本人も「あっ、そういえば見えなかったことなんか忘れてたわ」となってからだろう。

また頚椎神経が問題が生じさせられたと同時に、
血圧が異常な数値を叩き出すようにもなったという。
血圧の上が180で下が120という話をきいて驚いた。。。



どうにか私の姉に対して施術研究の成果により改善が見込まれるようであれば、なによりです。

ただ、、、自然に歪んだ状態であれば、
それを改善させるための計算はかなり正確にできる。
ですが人為的なミス。
それも芸術家という施術のベテランの方がなさったものではない未熟な方のやり方などは
私にはいったい全体どんな危険なことを自慢気になさられたものなのかは想像もつかない!

人為的なダメージを加えられた場合は、
常識として本来の元通りの状態に戻ることはありえないといわれることが多いのです。

人為的なダメージを加えられた状態を元通りにしようとチャレンジして、
更に二次的被害が膨らんでしまうということもよく聞くのです。

ときとして施術を受けた影響で、さらにゴールへの道が遠のくことがある。
選択肢を間違うという恐ろしさを感じざるを得ません。

たとえ施術経験値が高い先生の場合でも、
首の深層部の問題の改善はたやすいものではありません。
カウンターストレイン等でリリースができてしまえる範囲内ならばラッキーなのですが。。。

そういった安全性のある程度高く確保してあるものを使われても改善が思うように行かなかったなら。
場合によっては危険な賭けがそこでおこなわれることになると思います。
お客様自身が自分の足で治療院の場に足を運ぶ際。
施術者がいいとか悪いとか言う以前に、
被害を受けるのが自分ですから。
冷静に、慎重に、動物の勘をも働かせて行動すべきでしょう。


多くのマッサージでは深層筋部分を解くにも、
のどのような危険な急所はアプローチを見合わせます。
お客様にそのような場所を頼まれたとしても、
リスクが高ければお断りするのが賢明な対応だと思います。

私もあまりにも危険過ぎる場所にダメージがある際には、
今の自身の技量で対応できないと正直に申し上げます。

または多くの治療院等でうまくいかなかったという方へは、
そこでまた私のところもそうだとなるのは申し訳ないので、
最大限粘って改善を積み上げていくようにしていきます。

少しずつ計画的に患部周辺へとアプローチを繰り返して、
ダメージがあまり感じられずにしあげるようにしています。

私自身ならばお客様がしっかりと地に足がついた立ち方ができるまでは、
不用意に頸部を深くまでリリースするようなことはすることはありません。
それは地面から近いところの体のパーツが傾斜したままで頸部を整えても、
かえって首のしこりで首下の胸郭膜部分が斜めに落ちてしまう状態の支え棒ととしているので、
そこのつっかえ棒の首の凝りを首以下のパーツが水平が整えられる前に不用意に抜くと、
首の凝りはさらに喉近くの奥の危険な部分にまでしこりがつきだして、
警部の動脈を圧迫したり神経を圧迫したりすることでおこる脳の血液の低下や手へのしびれや冷え、
等の症状がさらに根深くいつくようになることを見てきたからです。

これは簡単な見立てでできることではないなと、日々の施術でも思うところです。


ただそのような一般的なマッサージでは難しいところも、
インパクト圧というずり圧等以外のやり方をとることで、
安全性と快適性、そして効果の高さが増したように思う。


それは昨日、とある出版社にお勤めのお客様が、
「鈴木さん、今回のこの技術だったら、本も出せると思いますよ〜」
とおっしゃっていただけました。

私が本を書いても自費出版として出すようになるでしょうから、
それは相当の経費負担と自社買い取りが必要なものでしょう。
なかなかそれもあって、「おいくらほどかかりますか?」と具体的にお尋ねするのは、
ちょっと勇気が入りまして「ありがとうございま〜す!」と笑顔でスルーさせていただきましたが。

ただ、私の今まで多く開発してきた個人技の遍歴を見てきた貴重な人でもあるから、
そのお客様の声のトーンが、「ようやっと、本を書けそうなものを得られたよね!」と、
暖かくもおそらく売れそうなものかどうかをシビアに出版業界でも私どもが出しそうな健康分野の
出版物を多く手がけている方からの一言はうれしいところがありました。 ^-^

確かにこの度の個人技は、自分だけのものとして置いておく性質のものではなく、
100%使えるほどの使い方を紹介しなくても相応に多くの方々の健康維持にも役立つと思います。
ただそれはボディワイズにお通いいただいていない方々には触れるチャンスが一切ありませんので、
いずれ折を見て、こういったアプローチをしていくことで、すごい成果が叩き出せるものですよ!
と知見を深めるデモををさせていただける機会を設けられればと思っています。

頸部の危険な部分にも利用ができるものでもあり、
深層筋のリリースでも私が何十年も立って解けない部分があれよあれよとリリース出来たり。
使い方が今までの仕事の基礎があるからできているということで、
それがあっての成果だというのは当然のことですが、
実に、小回りもよくパワフルなツールです。



ようやくまたひとつ、
壁をクリア出来た実感があります。


あとは私の姉の体がかなり難しい状態に陥っているため、簡単に復活できるとは思えませんが。。。
どうにかこうにかできるところまで施術をさせてもらい決まりをつけていきたいと思っております。

posted by スズキ at 09:14| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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