2017年10月20日

前斜角筋の骨化を緩めるには、、、どうすればいいのか検討中。。。

最近の研究項目のひとつとして。

頸部の斜角筋が深く喉の気管へと硬化がひどくなるケース。

お客様もそのような状態で苦しんでいる方も多くおられるのですが、
私自身も。
けっこう自分で斜角筋を奥の奥までさわりだすと、
驚異的な骨化した状態といっても十分通用するものが入り込んでいる様子が伺える。

体を半分前傾させた姿勢で作業をするケースも多く、
足場も不安定で、強力な腕力を発揮させますから。
施術中の多くの時間、
首が固まるような姿勢を強いていますから仕方なし。

ただあきらめてばかりもいられません。

斜角筋の名は、
後ろ側に<後斜角筋>、中ほどに<中斜角筋>、前側に<前斜角筋>のような3本の筋の総称。
後斜角筋は、少しの力を使って圧してもいいが、
中斜角筋は、危険な急所ですし、
前斜角筋にいたっては、多少の圧でもその痛みは突き刺さるほどに激しさがきつい。
前斜角筋はとなり奥にある気管を含め下手な圧仕方をすれば、容易に気絶させられるほど危険。

中斜角筋と前斜角筋の間当たりに胸郭出口の腕の神経叢があるので、
そこに少しでも強く触れたならば、
ビリビリビリッ!!!とひどい神経への衝撃的ダメージを受けます。
そしてその神経と首の筋肉の斜角筋が癒着して押すも引くもかなわずという状態に陥っている。
そのようなケースが、現代社会では蔓延していると言って良いのかもしれない。。。
江戸や明治大正の時代と比べれば、パソコンやスマホの関係で、
雲泥の差でこの部分に問題を生じてしまっている人が年々増えて来ているのだろう。

固めては相当なリリース困難な状態を生み出すのです。



最近では、真鍮製の自作てい鍼で少しずつ後斜角筋と、
非常に弱めた力で中斜角筋を解きやすくなりましたが、
前斜角筋は、骨化まで行けば今のところでは解法がわからない。

もちろん、私のできる範囲での多くの民間医療系の本を当たりました。
個人的に有効性が高いと思えるのは
オステオパシーのカウンターストレインやマッスルエナジーテクニックの頸部のリリース。
それは頸部を痛みなく解くという点で有効性が有力視できるところもあるが、
それは骨化まで進まないうちの筋肉ならば緩められるというのが限度でして。

筋膜リリースで担当できるところに限る呼吸器の問題では、
喉の詰まりや息苦しさを持つ人の中には胸郭の動きの抑制という問題が大きいが、
こころして頸部の奥を探る力を持ち合わせる人であれば、
同時に信じられないほど硬化がきつい斜角筋が喉、気管支を圧迫もしておるので、
斜角筋の周囲の胸鎖乳突筋や肩甲挙筋などなどと斜角筋が強固に癒着しているケースも散見される。


実際のところ、この斜角筋の骨化まで進んだ際の問題は、
個々の状態の差はあるものの、
首という自律神経の要所に矢を射るようなところから、
自律神経の関連でも広域に渡る影響が起きているはず。。。


実際、困っているのはお客様もですし、
私もこの斜角筋がきつくなりすぎると歯が悪くなったり耳鳴りがしてきたりなど
さまざまな手段を用いてそこに奥に密やかに紛れ込んだ問題部分がでるかどうか。
そのような境界線を、ひた歩くようなときには健康管理上気書きではないのです。

ちなみに斜角筋が硬くなって耳鳴りがするっていうのは、
斜角筋が耳下の血管を圧迫して起こす場合もあるのです。
そうなれば頭部への血流量が減少するわけですから、
決して気分のいいものじゃありません。
大脳新皮質への血液供給量が減少することへつながって、
思考力や判断力が低下してしまうのは、
私の場合、仕事をすすめる上で大問題です。

もちろんお客様のなかでも同様に斜角筋が骨化したほどの硬さに変わっていると、
首こりや肩こりや斜頸やその他の多くの問題を引き起こしてしまうものですので、
前斜角筋を含んだところで筋膜リリースでは適応範囲外だから仕方ないとはいえない。

第一、、、私自身、「これは、きついなぁ〜」と悲鳴を上げている一人ですので。

では課題の斜角筋の体軸に近い深部部分の骨化部分。
どうやれば、そこを緩めていけるのだろう?

とりあえず、意識を失うケースもあったといわれる前斜角筋を自作てい鍼で突っつく。
悲鳴を上げつつも少しずつ、着々と溶けて行くのはわかる。。。

だが、自身で体感してみれば、、、
さすがに、これは我慢してくださいねといえる範囲外だろう。
普段、新規なリリース箇所やリリース法を採用する場合には、
お客様にアプローチをする前に、
私自身に同様の部位を少し強めに自身にアプローチしてみて、
耐えられるかどうかを調べてからおこなっているのです。

ですから、お客様にアプローチをするときに、
ほぼほぼどのような痛みの質のものが感じられてくるのかや、
どの程度の手技が限界かを見定めていこうと試みております。

私の体の状態とお客様の状態は違うし、
痛覚の感覚等複雑な過去のトラウマ等の絡んでくるものです。
だから正確なお客様の身になって、
現状の斜角筋を解かれようとして苦痛加減を察知するのは難しいのですが。

ですがおおよそ私自身はお客様を解く前に、その痛みの苦労を知っていて、
同時に、そこが解かれたあとの快方の変化をも知っているのです。。。

一部の私の施術の取り組み姿勢を知っている方にはお話した事がありますが、
そうやって、危険負担を先に自身に役割として課していますから、
ギリギリの線まで前進させようという非常に手を出したくないが、
おこなわなければ放置でそのまま。
そこに気づいていなければ他愛もないのだが、
そこにどれほどの問題が潜んでいるか気づいたときには。
その難しいところを進んでいくための準備をして、
手探りで進んでいくしかありません。


そのようなことをぶつぶつと考えつつ、
できそうなことを徹底的にリストアップして、
実行可能なことを実際にトライして最適性の高いものを選ぶ。
ときとして参考文献があってそちらに直接手技が掲載され紹介された通りしても、
あまり私が求めるレベルの成果が得られないということが多いので。
そうなると私自身が直感で思いついた効率性は悪いが既存の手技に手詰まり感があれば、
試してみてどうなったのかを体験学習するしかなくなるので。

非効率的な、9割以上、失敗の連続に陥るというところまで、
手を伸ばすしかなくなるのです。 ^-^;;





話は脱線してしまいました。
ごめんなさい。

またまた前斜角筋の骨化部分をアプローチするには、、、の実験に戻ります。

ぶっとい真鍮製の自作てい鍼では、その当たる表面積が活きて後斜角筋はアプローチ可だが、
中斜角筋ではほんとうに弱い圧しかかけられず解けるにもまったく至らないし、
前斜角筋は、ほぼほぼ急所を保護すべきというほうが優先させるべき状況でアプローチは不可。。。
やはりカウンターストレインや誇張法など痛みを感じさせないものを採用して、
リリースに至らないがどうにか少しでも前進を繰り返すしかないのだろうか。



そのようなおり、
私の自宅に銀の丸棒が長さが不揃いなもの2本がありまして。
30センチの細い銀製丸棒と20センチのもう少し太い銀製丸棒。

なんとな〜く、削ってみて、
ていしん状に仕立ててみたら、大きいぶん電子量の流れは強力かも。。。
とはたと空想を膨らませまして。

同一経絡上を同時に触れて
その筋肉の硬化を緩める法。

もしかすると2本の凸凹コンビの銀製丸棒から作ったてい鍼からは、
電位差が見えないところで異なることがよい刺激効果になったなら。
(そんなように都合のいいことになる保証やデータはないのですが ^-^;)

思い立ってからは削りの仕事は散々やってきて苦ではありませんので。
てい鍼として呼ぶにはいかがな仕上がり具合かといわれそうなものを、
数時間かけて作りました。
われながら、雑な仕上がりで、初期のデザイン思想がなさ過ぎますね。

美的な存在かどうかは、いまは目をつぶるとして、、、。


そこで前斜角筋をボウエンテクニックで習うムーブのやり方で外皮から緩めていき、
それから前斜角筋の起始と終点に、それぞれの銀製のてい鍼をあてがってみました。

するとやはり当たり始めは痛みもなかったが、
5秒もするとてい鍼独特の神経に触るチクーッというまるで鍼で刺したときの痛み。
「うぉっちぃ」と、よくわからない叫び声を上げながら、
その痛みの状態を観察してみたんです。

すると血管に影響を受けているというのか、
一本のてい鍼を当てただけではあまり感じられなかった脈動のリズムに似た、
痛みの引き潮と満潮が起きるように感じた。
それも血流のリズムに合わせられてなのか、

終点のてい鍼に触れた部分がチクーッとすると、
起始のてい鍼に触れた部分が痛みを消し無痛へ。

次の数秒後、
終点のてい鍼に触れた部分が痛みを消し無痛へ、
起始のてい鍼に触れた部分が今度はチクーッと痛みだした。

それが繰り返されている。

そしてしばらくすると、両方の痛みがぐーんと増したかと思うと、
次の瞬間、無痛へと転じたように感じられた。


同一経絡上を刺激することで効果的に状態を良くするというアイデアがあって、
それは私自身もときどき選択するペインリリースの方法のひとつではあったが。

同一経絡上の離れた二点に同時に刺激を与えることで、
このような反応が起きていたんだと知って驚きました。

もしかすると鍼灸の先生方では当然のことだといわれるかもしれませんが。 ^-^;
私は、そのような仕組みがあったということは存じ上げませんでした。


しばらく前斜角筋部分をそのような形でアプローチをしていたんです。
特段、目的の筋の前斜角筋にマッサージを加える事もなかったのですが。
なんだか骨化した部分がいつもよりも成績がよく緩んだかのような気がする。。。

前斜角筋の骨化部分を軽く指で突かれただけでも、
信じられない程の痛みがでるのでリリースが困難。
それの数十分の一の痛み方で、
どうにかアプローチできそうなやり方があるのだ。
そこを手に入れ始めているのかと思うとうれしい。

ただ、まだまだこの程度のリリースでは、お客様に勧められるものではなくて、、。
しっかり私がリリースができていると判断する合格点には程遠いのが現状です。

そのようにして、
うず高く積まれた9割以上にもなる創作の失敗の山が、築かれていくのです。


ですが今回は、
以前から疑問に感じていた「同一経絡上の二点間を同時に押さえてリリースがなされる」という、
私自身も経験則的にそうなるものだとしか言えていなかったところが、
その裏側で起きている内容の一端を知る、ヒントが得られたことが収穫でした。







posted by スズキ at 16:44| Comment(2) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。です。

斜角筋で面白い発見がありました。

肩関節を外転していき、腕が耳につくように
まで上げていく時、斜角筋の硬さと盛り上がりが
邪魔になったりします。

その時に横隔膜を操作して、
横隔膜を伸張するように引き上げていくと、
斜角筋も下に凹む?ような感じになります。

すると、腕が耳に付けやすくなる。

横隔膜を上方にストレッチする操作で、
斜角筋も凹む感じは、多分弛緩するのでしょう。

ある整体師の前で、この操作をしたら、
「肩関節の外転がスムーズですねぇ」と、
言われました。

見る人が見ると、外観的にも分かるみたいです。


Posted by 山中 at 2017年10月29日 20:21
山中さん

こんにちは。 ^-^

斜角筋と横隔膜の関係性ですか!

確かに、腕を耳につくように持ち上げていくと、
斜角筋やら肩甲挙筋やらががっちりと挙上を拒むブロックになっている方は多くおられますよね。

それにしても、
興味深いところで突っ込んでいきますね。 ^-^

斜角筋って、胸隔膜か声帯隔膜とかの「隔膜」の動きに関係を一部持っていそうです。


横隔膜は、横隔膜というだけあって「隔膜」ですよね。

かなり無理やりなこじつけもありそうですが、
胴体体側の前鋸筋を使って肋骨を上下動する力などもなかだって、
相互になんらかの関係を持っているのかもしれませんね。

横隔膜の意図的な操作で、
斜角筋のブロックが外せて腕を動かしやすくなるなら、
バレエ等のダンスをしている人たちにもよろこばれそうですね。



ありがとうございます。
Posted by ボディワイズの鈴木 at 2017年10月30日 10:32
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