2017年07月16日

自作てい鍼の身体チェック機能についての考察

私が自作てい鍼で施術をしているとき。

自作真鍮てい鍼 いろいろ.jpg

50グラム以下程度の浮かせた圧で、
軽くこするような過敏になった神経を落ち着かせる操作をするときがあります。
やり方自体は、多種多様な筋肉の知識をフルに理解している必要がありますし、
煩雑になるでしょうから書くのは控えさせていただきます。

これは今までの重いブロックではできなかった操作、
手での軽く擦る軽擦でもまったく起きない反応を示す人がいることに、
驚きを禁じ得ないところです。


そのときに各人のそのときのコンディションにより、
おおざっぱな分類では次の4タイプです。

・まったく痛みがない人
・激痛を感じる人
・くすぐったい人
・無感覚の人

激痛という人のなかには、
最近該当箇所をトレーニング等で酷使したから急性の炎症が起きている人もいる。
その場合は、実際の筋肉のコンディションはソフトな柔らかさが皮下組織に広がるため問題はないでしょう。
それは私は、判別しているのでわかります。


ただ激痛を感じるというパターンの場合、
日頃、その箇所をオーバーワークするような使い方を続けていると同時に、
その皮下組織に老廃物等での組織液の滞留があり芯が冷えていたりうっ滞して熱が抜けずにこもるなど、
一瞬でも触れてみれば急性の炎症ではないということはわかるものです。

ときには伸筋に属する筋肉を屈筋に近いか、ほぼ8割ほど屈筋として使用する誤用をした場合。
激痛に感じられる場合があるというのもわかりました。
伸筋を屈筋として使われる方の特徴としてあるのは、
伸筋は多数の関連した筋肉がひとまとまりに連携し連動して動くもので、
その力はかなり強力な緊張収縮力を持っている。
伸筋が内臓部に影響を与える種のものであれば、
その伸筋の影響エリアの臓器の位置がずれます。
それにより疾患と呼べるような状態が引き起こされてしまうこともあるようです。

現状で感じられうる痛みという警報は、
自ら内側の状況を教える作用から生まれるものです。
ただすでに体の不調部位が、たとえば、10もあれば、
その上位の1番めが一番わかりやすく、それ以降の2番、3番はかろうじて感じ、
4番以降は不調の存在はあるが、ほぼ自覚できないようになっている人がほとんどです。
痛みの対処には血液を当てて治癒させる性格があるため、
治癒に使える血液量は有限で限りあるもの。
だから順位付けをして上位は対処しようと懸命になるが、
4番以降の部位に回せる血液量を確保できていない人は、
そのまま患部を放置しておくだけになり、
状態は当然悪化を余儀なくされますし、よくて現状維持。

そのような仕組みになっている。

それが自作てい鍼により、
他者が4番手以降の問題箇所の声を容易に聞き取れるのは、
非常に興味深いことです。
つまり患部があると本人が感知できていなければ誤用で悪化をしている場合は、
確実に悪化は進んで現状よりも将来は問題が根深くなるものです。
それが自作てい鍼で本人が痛みを感じ不思議と感知できた瞬間、
自覚的にそこに患部があると気づけた場合には治癒に使える血液の量を、
日頃の日常活動での血液消費を抑えて確保するように仕向けてくれるようになる。

余談だが、自覚的に感じられていない筋緊張があって血行を阻害するようなネックは、
体の内側に点在していて炎症をもたらしている。
それは現代の屈筋主体で動作を行う方々の場合は数百はくだらないだろうと思います。
そして自覚的に痛みや不調を感じ取れるのは、上位の3つ程度まで。
それ以外は内側に、すべて隠れている。
実際はそこの隠れている部分が、その人の体調の停滞を作っている。
そのことに気づけた人は、幸いだと、私は思います。
ほんとうに大物となる厄介なものは、
上位の順位には並ばずに、かなり後ろに並んでいる。。。
それは施術をさせていただいて、だんだんと実感を持ってわかってきたことです。


次に、
「くすぐったく感じている人」は、激痛よりも状態がいいのか、、、というと、
実は、違うケースも有ります。

患部の周辺や関連筋の筋緊張の状態や、
心臓にかかる圧迫に際していたり、
呼吸代謝が思わしくないときには。
その部位へ送られるべき血流量が減少しているなど、
血中酸素量が減少することで痛覚神経が麻痺した状態に陥りやすいのです。

その典型のときは、激痛を感じているときよりも
改善には道のりがある場合もあるのです。
予断を許さない楽観視できない状態です。

同時にこのパターンの場合、
相当、念入りに深々と筋膜部を細密に分析してとかれなければ、
自立的に自ら内側にある筋膜の緩みを作るよりも固める量のほうが多い日々を暮らすことになります。
体質が恒常的に改善状態を維持できるようになるまで、
自分自身の内側に不安を察知する感覚はだいぶあるので
外形上、前回よりもかなり改善した面があることを見て取れても、
内側の自分の内なるドクターが「ここを解いて!」と訴え欲するところが緩まなければ、
ほぼほぼ改善を認めないという人が多いのも興味深いところですね。

ただ、くすぐったく感じている人も、
血行が改善するにしたがい、くすぐったいというのは耐えられない、
という感じからめでたく離れることができて、
血行がいくと改めて「ゲゲッ、なんじゃ、これは!!!」というほど、
新鮮な痛みが感じられだしていくものです。



最後に。
「無感覚の方」の場合は、くすぐったく感じられる方の比ではないほど、
リリースには必要な険しい道程が待っていることが多くあるでしょう。

バイタルサインをみても生命力低下が読み取れる状況の中でもあり、
非常に対処が難しいように感じています。

自らを改善させる意志を固めて粘り強く自己研鑚をする一環として、
そこで他の施術等を部分取り入れるという考えでなければ、
施術を受けてみても、かなりの長い期間、施術成果に停滞が続く人が多いといえるでしょう。
内部的な状況云々を申し上げるのも見えない世界を
私が適当に言いくるめているようなものしか感じられることもないでしょう。
過去の臨床経験から得た類似症状を持った方を観させていただいて比較したものや、
直感としか言えないようなインスピレーションも思い浮かんできますもので。。

過去の臨床経験からという場合は、
「あなたとはすべてが条件が同じというわけではありませんが、過去に・・・」と説明させていただくこともありますが、
直感の方は大方は伝えても確証がないし、説明をするにも過程がないので黙っています。
ただ不思議とその直感通りに事が運ぶことも多く、人間の能力ってすごいなと思うのですが。

感覚が戻り始めてくすぐったさを感じ、やがて痛覚神経以外にも感覚神経が正常化してくれるような、
麻痺を脱した安定した鋭敏に自身の状態の良否を判断でき修正可能な体質の状態に至るのは難しいでしょう。




また、実際には自作てい鍼でさささっと体の上を軽擦するときに、
お客様の体には反応はないようですが、
私自身のなかにお客様の内側の流れと言いましょうか、
何かの状態をそこ一点に集中をした瞬間察知できるときもあります。


そのように施術の際の治療的な側面以外にも、
状態を推測するためのチェック機能が優れているところがあると感じているこの頃です。
posted by スズキ at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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