2017年03月17日

呼吸時の3つの隔膜の動く方向

私の知人が、
「歌を歌ってみたいんですけどぉ」と、
去年辺りからずっと申されております。

私は「がんばってくださいね!応援してますから」
という気持ちでいるのです。

では、ここで簡単な呼吸をする際の解剖学的な隔膜の動きを認識してみましょう。


自然呼吸法の本

こちらの本に、下図のような隔膜の動きを示す図がある。

地面に対して
骨格が垂直性を現し、
隔膜が水平面を保つ。


それは大まかな胴体のみにかかわるものを下からかいつまんで述べれば

  骨盤隔膜 と 横隔膜 と 声帯隔膜

のように並べられたものがあるだろう。

それらがひとつの隔膜が水平性を乱せば、
隔膜の水平性はすべて同様に乱れている。

そのような興味深い連関性を示すものだ。

呼吸時の隔膜の上下動の向きは下図のようになっている。


呼吸時の隔膜の動く方向.jpg



骨盤隔膜と横隔膜が同方向を向く動きを示し、
骨盤隔膜の作動が先行し横隔膜が従たるものとして従う。
つまり骨盤隔膜が作動する量に横隔膜の動きの制約が生じているため、
骨盤隔膜の使い方が呼吸のキーになるといえるだろう。

声帯隔膜は、骨盤隔膜と横隔膜の動く方向の逆向きとなる。
声帯隔膜により呼吸の出入りを制限等は加えられるが、
息を入れたり出したりするためのポンプ力はないため、
これもまた骨盤隔膜の動作の様子として、
胴体部分の下端が骨盤隔膜で上端が声帯隔膜となって、
双方の機能パフォーマンスの連関性は高いものとなる。

頭部の位置が理想ポジションから離れれば声帯が閉じていたり斜めっていれば、
声帯を構成する筋肉や顎二腹筋の余分な緊張を強いて声帯を痛めます。
そのような声帯の制限は骨盤隔膜の緊張に飛び火して、
それが横隔膜の作動を制限させることとなります。

声帯隔膜は頭の位置や首の状態、胸の開き具合や肩の位置で、
外的にその状態をチェックすることができるように思います。



ただしこの知識はアマチュアのボーカル志望であれば、
かえって歌をうたうための足かせになってしまうので、
最初から指摘されてしまうのも、なんだかなぁ〜。。。
と我ながら思います。

こんなことばかり考えてたら、歌う楽しさがなくなる。
それじゃ、ちっとも楽しい気分を味わえませんものね。

ただ専門的になさっておられる方にもオススメですが、
発声時の横隔膜に手を置くことで振動の状態をモニターすることはおすすめですし、
骨盤隔膜や声帯隔膜にも自身の独自性を感づくために前後左右立体的に手を当てて
そこに生じている振動を感じ取り、ときにはそれが倍音のようなうなり、うねりに。
細分化した感じ方をすることで、楽しみ方も大きく広がるのかもしれません。

発声時に自分の体の各所を触れて振動の様子を把握すれば、
自分の呼吸の質の良し悪しもわかってくると思います。
そこらへんのより詳細は、上記の本の全編の呼吸関係の詳細解説をどうぞ。 ^-^
posted by スズキ at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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