2016年07月21日

ひさびさの滑り止めシートのみを使ったずり圧をかける施術で気づいたこと

数日前のこと。

私が出かけた先で、脚部に怪我をなさった方がおられました。

足首の片側だけを、地面に足をついたところねじってしまい、
それで病院へまで出かけられることとなりました。

このような急性の炎症がある場合は、
基本はアイシングしてクールダウン。

それが一般的な対策でしょう。


ただ左足首の周囲が痛くてびっこを引いてあるくときには、
左足で体を支えることができなくなるため、
右足に大きく負担がかかってしまうのです。

すると患部の左足首が痛いだけじゃなくて、
怪我をしていない右脚部が突発的な筋疲労が生じて緊急な筋緊張を強いてしまいます。

右側の脚部や腰部などに生じた急性の筋肉疲労はどうにかならないものだろうか?
こちらのほうは私がリリースをしてさし上げることもできる。

ですが最近施術で使っている重量あるブロックの数々は手元にありませんから。
素手で対処しようとしても、最近はまったくそのようなアプローチはしてない。

やり方はわかるが、あまりにも重量あるブロックを使ったときと比べると成果が貧弱なように感じてしまう。
もちろん他の先生の場合には、素手でやってしっかりした成果を出せる方もいるので、
ここは私が素手でやってみると、ということです。

そうこうしていると、ふと思い出したことがあります。

手提げかばんを肩に当てるときに、
私の肩が多少なで肩なのでずり落ちないように
版の大きい滑り止めシートを肩とかばんのひもの間にいれていました。

『 これ、  使えるかも・・・ 』

というのは、私が以前に施術をしていたとき、
滑り止めシートを多用して施術をしていましたから。

強い圧をかけても滑り止めシートのクッション性で圧迫痛がなくなり、
素手ではずり圧をかけても滑って粘りが悪く感じるものもしっかり食い込む。
ずり圧をかけるという視点で見れば、
かなり役立つものなんですよね。
100円均一の滑り止めシートって。


それで以前にやっていた施術の流れを思い出し、
そして最近得た身体操作を組み合わせて施術へ。

すると『まぁまぁ、いけてるんじゃない?』と、
辛口評価が多い私も気分よくリリースができた。

負傷した方が日頃からスポーツをなさられていて筋肉の柔軟性に富んでいた。
だから余計にするすると筋肉がリリースしやすくて面白いように解けてくれるのです。
なんか、このリリースをする感じ、やっていて、いつもの仕事の1/10ほどの力で済むし疲れないな。
重いおもりはセッティングが手間がかかり、相当な智慧を使って組み合わせないといけませんから面倒。
それに比べればこの滑り止めシートでのリリースはテンポよくできるし。
ずいぶん楽に、たのしく、そして軽快にできるものなのですね。

改めてそのことを思い起こしました。


そしてそれは最近の身体操作の研究で得た成果が出せてのこと。

以前に滑り止めシートを使って仕事をしていたときとは、
私の身体状態や操作感覚が大幅に改善されているために、
以前ではできない操作もイメージ通りできているのです。


そのような仕事をしている私を客観的に評してひとこと。

「滑り止めシートを持っていればいいだけだったら、出張の施術ってできるんじゃない?」

いつもは出張でとなると、
4〜5キロのおもろくない重りを4つほどと、
ゼロプロマッサーと、アクティベーターをたずさえていったこともあり。
肩に食い込むバックのひもは引きちぎれんばかり。
相当、重いし行き帰りのグッズの運搬で音を上げる感じでしたから。

それが単に、かる〜い滑り止めシートが一枚だけでも、そこそこいけそうなんだったら、
とてもお手軽で便利に出張の施術もできるでしょう。

高齢者でこの方の施術は数回分は出張じゃないと手が出せないとなれば、
ほぼ一日がかりで出張で一日一人だけという形になることもありました。

それで一日がかりで時間をかけるのは、
後々のその方の変化を考えてのことで
納得できることなのです。

でも困ったことが起きてしまうのです。

体に重量あるリュックを担いだときの重心位置に体が持って行かれ、
普通の施術をするときのいつもの重心取りが数日間はつかめません。

私の身体操作をする際の重心が数ミリでも狂えば、
そこで諸々の問題が生じてくるわけです。

圧をかけるさいの圧の力加減が乱れたり、
圧をかける方向性が狂い出します。

するとしばらくのあいだ他のお客様にも実質的に私がベストパフォーマンスを発揮できなくなる。

それを幾度か体験すると、
元からほとんど出張での施術を引き受けることは稀な私でしたが、
必死に避けなければならないというような思いになっていました。

なんだか不得意科目があるようで、嫌なもんですね。

それが以前やっていたやり方の滑り止めシートを使えば成果はそこそこ出せるのです。
それに今は滑り止めシートをシリコンシート2枚でパッケージする自作のシートを作っていて、
滑り止めシートを使う際のボロボロとすべり止めのためのゴムが剥がれて部屋を汚すこともなくなっている。

これからもあまり出張での施術をすることは、
まれ中のまれでしょうが、
手での作業成果が「1 ポイント」という目方で
重りを使うときが「10 ポイント」ならば、
滑り止めシートをつかうときには「3 ポイント」くらいはパフォーマンスがだせるでしょう。

「3 ポイント」といってみると少ない評価数値に見えますが、
私がケアさせていただいた方には好評を得ることができました。

素手の施術をするときの「3倍」も成果が高まるのですからね。
大きいことだと思います。

それに重いおもりを使うとカウンターストレインやマッスルエナジーテクニック、AKA、
その他の手技が出しづらくなり使えていないことも多く出たのですが、
滑り止めシートを使うということになるとそれらの手技療法の成果も、
応用すれば大きく上げられます。

いつも重りをつかって圧をかけるのに終止してきた感じが強くなってきていたので、
アプローチが一辺倒になってきていたような気がしました。

それがもし滑り止めシートを今回のサポートのようにうまく立体的に体を立てて使うようにすれば、
体の関節部のハメを深くしてリリースするようなやり方も多用していける。
そして滑り止めシートを使えばお客様の体をゆするリリースも応用できる。


するともしかすると重いおもりだけを使う「10 ポイント」と、
滑り止めシートのみをつかうときの「3 ポイント」を、
うまく有機的に組み合わせていけば合計「13 ポイント」とできれば、それは画期的です! ^-^

今まで、気づかなかったなぁ。
こんな組み合わせは。

目の前にあったリソースに気づかず、
盲点になってしまっていたのでしょう。

今後の進展の可能性あるな〜これは。
そんなことを教えていただきました。

ありがとうございます。


posted by スズキ at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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