池上梅園へ行ってまいりました。
2015年池上梅園の開花状況
現在の池上梅園では、早咲きの梅は見ごろを過ぎました。
遅咲きの梅はまだまだ楽しむことができます。
http://www.city.ota.tokyo.jp/omori/oshirase_event/baien_kaikajyoho.html
ですから、こちらの梅園の来場者が多いピークを過ぎ、
私の周りを見れば、
ご高齢の方々や女性グループが混みあうことなく散策。
池上梅園の紹介
池上梅園は丘陵傾斜を利用した庭園で、都内屈指の梅の名所です。
園内には30種、紅白約370本の梅が植えられています。
毎年2月から3月にかけて梅の花が見ごろを迎え、可憐な花と春の芳香が楽しめます。
また、珍しい水琴窟やこの季節ならではの雪吊りもご覧いただけます。
開園時間
午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)
休園日
2月・3月を除く月曜、年末年始(月曜日が休日の場合は次の平日)
入園料
大人(16歳以上65歳未満)100円
小人(6歳以上16歳未満)20円
等
お問い合わせ
池上梅園事務所
電話:03-3753-1658
そちらをひとしきり散策してから。
静かな気持ちで過ごせるお参りスポットとして、
池上本門寺に隣地に位置する日蓮宗本山 池上 大坊 本行寺。
こちらに日蓮宗の宗祖である日蓮大聖人がご入滅、すなわちご臨終された地(ご霊場)。
そちらのお寺の中の一角に、ご臨終の間がある。
http://www.hongyozi.or.jp/gorinjunoma/
ご臨終の間には、
奥の裏手側に回れば、
大変落ち着ける庭園。
都会にいながらも、
静かで心やすまる。
大坊脇には多宝塔がある。
かつてその多宝塔が建てられた場で、
日蓮聖人が荼毘に付されました。
多宝塔周囲の墓地群には、
狩野派の絵師が多く、そのひとつに絵師:狩野探幽のひょうたん型の墓。
そして私は気づかなかったのだが、
養珠院(お万の方)の宝塔がある。
驚くほど巨大な立派な造りです。
お万の方といえば、
紀州・水戸徳川家の初代藩主の母。
家康公に物申せた数少ない人物です。
日蓮宗に詳しい私は
山梨県早川町の「七面山登山口にある白糸滝と養珠院像」を、
写真で観たことがありました。
七面山という山は、昔はもともと女人禁制でした。
その禁を解かれた初めての女性がお万の方でした。
お萬の方は女人成仏が説かれる法華経を守護する七面山への登詣を強く願い、
登拝口に程近い白糸の滝で7日間身を清め、ついに女性として初めて登頂を果たしました。
日蓮宗の信仰心の篤さゆえ、当時の女性の地位を大きく押し上げた人物の一人と評される逸人です。
※女人成仏=古来より地位が低くみられてきた女性も仏になれると説いた教えです。
法華経の教説の特色の一。
女性には仏になれない五種のさわり(五障)があるとされるが、
法華経提婆達多品では女性の成仏の現証として八歳の竜女の即身成仏が説かれる。
日蓮大聖人も女人成仏を法華経が諸経より勝れている点として強調しておられた。
ここ半年以上前から、
私のお世話になっております先生と身延山にお参りにいく予定です。
その身延山から足を伸ばしやすい、
比較的近くの場にある七面山にもお参りにいければなと思いまして。
日本二百名山の一つにも選定されている山ですし。
七面山情報をネットや本などから調べていました。
http://www.kuonji.jp/shichimenzan/shichi-tokei.htm
龍の渡る波紋が広がる一の池という池があります。
こちらのお池そのものが、信仰の対象でもあって、
そちらに一度、訪れてみたいものです。
綿密に七面山情報を調べたなかで、
お万の方の存在は欠かせないお一人でした。
ただ昨日は、
紀州から東京においでになられている方を、
池上本門寺に案内していた日でありました。
すかさず紀州からおいでになられた方は
「私は紀州から来たんですよ〜」と
お万の方の宝塔前でおっしゃっておられました。 ^-^
(お万の方=池上本門寺=七面山)のようなつながりを、
更に強く感じられるようになりました。
不思議な感じを持ちました。
やっぱり、七面山。
お参りしてこよう。
ラベル:神社巡り