2014年12月17日

バルーン・エクササイズによる呼吸筋活性化

昨日、施術中にお客様から「『バルーン・エクササイズ』をするといいんだよ」と聞いたと教えていただいた。

バルーン・エクササイズとは?

風船.jpg


シンプルにお伝えすれば、
風船を膨らますことです。

以前、風船ダイエットって流行りました。

風船を膨らます際に肺活量をフルスロットル。
いつも使えきれていない呼吸筋全体を使用へ。
特に横隔膜の動きに注目していただければと。
胴体の上下の真ん中に位置する大きな筋肉で、
横隔膜の上下運動で上にある肺や心臓を圧し、
下にある胃や肝臓、そして大腸や小腸も圧し、
効果的な内臓内部のマッサージをしてくれる。

いわば内臓は「最たる深層筋群」といえよう。

内臓も骨格筋が硬くなるのと同様に硬化する。
たとえばオーバーユースでオーバーヒートだ。
胃が消化液を出すときにも胃の筋層が活発化。
利用が過ぎれば肩や首が凝ってしまうように、
胃の筋肉が硬化著しい状態に陥れられるのだ。

首や肩なら手でマッサージを加えればいいが、
内臓の消化器や呼吸器や循環器に関わるもの、
それら全体をマッサージするというのは困難。

内臓マニピュレーションという専門的なリリース法はあるのだが、
一般の方が型通りを真似てやれば事故が起きかねないだろうから。

そうなると風船ダイエット流に、
横隔膜(数日前に他のお客様がハラミと呼んでいた^-^;)を活性化させて、
凝り固まった血行不良の温床となった内臓全体をマッサージを加えればいい。

非常に効率的に、呼吸筋の活性化で胴体の歪みも内側から修正が加えられて、
丁寧なバルーン・エクササイズで、姿勢も整えられていく効果が期待できる。

たとえば風船を膨らますとき、
肩のほうで息を送り込むとか、
胸部から息を送り込もうとか、
腹部から息を送り込もうとか、
腰部から息を送り込もうとか、
横隔膜や骨盤底筋群の上下を誇張しようとなど、
いったんは部位ごとにセグメント分けをします。
そして各部ごとにスムースに機能できるように、
工夫しながら息を送り込む練習をしていきます。

各部の箇所ごとに効率よく息を送り込めるように鍛えていったら、
たとえば肩と胸部から同時に息を送り込む感じにするなど、
いくつかのパーツを合わせて機能させて息を送り込む。
胸部と腹部を同時に、
横隔膜と骨盤底筋群を同時に、
など呼吸筋部分を幾つか分け
分解的に機能をスムースにできるようにしていく。

最後に、肩、胸、腹、腰、横隔膜、骨盤底筋、
そして感度のいい人は手足の回旋や重心移動を適切に執り行いつつ、
全体の呼吸筋すべてを機能発揮させて風船を膨らましていきましょう。

統合した動きにより一回の呼吸をするためのエクササイズが、
風船というものを使っておこなうことで容易に実現できます。


すると、
いつもは肩ばかりで呼吸をしている人は、腹部で息をするのが苦手だったと気づきますし、
腹部で息をできている人なら、肩の部分ももっと肩甲骨の動きをおっつければ効率よく息ができると気づく。


ポイントとして、
2つあります。

ポイントのひとつ目は、「ダイソーの風船が、いい」そうです。

ダイソーの風船.jpg
武蔵小山のダイソーでは数種類のサイズ違いの風船がありました。
15個入りで、赤、青、黄色その他の色違いの風船が入っています。

ポイントのふたつ目は、「やり過ぎるとくらくらするので、ほどほどに楽しくやりましょう」です。


こちらのエクササイズをしてみた私的感想は。

腰部の凝りが癒やされたり、
肩こり首こりがスッキリして、
酸素がたくさんとりこめたから目もはっきり。
取り組んでみた一日目だから、
呼吸の質の変化はこれから。

100円ショップへ、108円の投資でどこまでリターンがあるか?

興味深いところです。

(実際は、お客様にきいたエクササイズは上記のようなメニューの流れではなかったのです)
(意図的にフェルデンクライスっぽく変更させていただきアレンジささせていただきました)
N様、貴重なアイデアをありがとうございました。感謝いたしております m__m)
ラベル:呼吸筋活性化
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posted by スズキ at 11:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんはんは。

バルーンエクササイズはいいですね。

かなり以前、筋肉隆々のボディビルダーが
ゴム製の湯たんぽを呼気で膨らませて割って
しまうのをテレビで見たことがありますよ。

呼吸筋を総動員し、いや顔の表情筋も
必要ですね。ほんと、凄い人いますよ。^^;

話変わりますが・・・(こちらが本題かな)

最近、大腰筋を知覚することができるように
なりました。大腰筋を収縮させながら、
ストレッチをかける感じです。そうすると、
肥田式の様な腹の形になります。


この大腰筋で作られたエネルギーを
四肢に伝達することができれば凄いだろうなぁ
と思いますが、下手するば四肢が持たないかも
しれんませんね。それくらい恐い暴れ馬なのが、
大腰筋なんだと思います。
Posted by 山中 at 2014年12月18日 17:25
山中さんへ

こんにちは。

コメントをありがとうございました。

大腰筋って、確かに馬力があります。
ただ使い方は、バレエダンサーでもトップの方々くらいしかそのノウハウの伝承もないのでしょう。


やってみても仕組みを誤解すれば、リスクもあります。
でも、難しいものですからやらないというのでは
面白くないですよね。

日本人の大腰筋の特製では肥田式強健術のあの肥田春充のスタイルに近づくこともあるかもしれませんね。
他の民族では、おそらくそうならないこともあるようなので、
いろいろなような気がするのです。

とにもかくにも、
研究して探っていくことは楽しいものですよね。

私も、探しまわってみます。
Posted by ボディワイズの鈴木です at 2014年12月20日 07:02
追記です。

大腰筋で鈴木さんが仰るように左の大腰筋が
硬化している人がほとんどですね。

鍛えていない一般人では、ほぼ100%に近い
レベルで左が硬化(機能不全)しているように
思います。

私の推察ですが、いくつか考えられます。
@左回りの法則が関係している。

A肺の容量でしょうね。
右肺の方が肺の容積が大きいので、横隔膜も
右の方が動きやすい。

B日本人は主食が米だし、糖質が好き。
必然的に膵臓が疲れている。
膵臓は左に位置している。

C体熱産生の高い肝臓が右にあり、左側の方が
冷えやすい。

などですね。
Posted by 山中 at 2014年12月20日 16:27
大腰筋についての考察を、
なかなか多用な視点で見ておられますね。

それでは仮説を付け足させていただくことにさていただきますね。




左側大腰筋の使い方についてというものから
ちょっと離れて見えるかもしれませんが、
右側大腰筋が使い方が甘いと思いませんか?

右側大腰筋が育っている形跡があまりない。

それは右足を動かすときに、
右足の膝が真っ先に動く。
すると腸骨が動けなくなる。
腸骨が動けないのならば、
コアの大腰筋のコントロール力は発揮不可となる。

つまり大腿骨より先の部分と体幹の仙骨が、
相互に力の分離が起きてしまっているので、
大腰筋未使用の動きをしているのです。

そのことに気付いていない方が多いようです。
気づいて手で腸骨を動かしてから
それにともなって脚を持ち上げると
大変に軽々と持ち上がることに驚く人もおります。


そして左側の脚部を持ち上げようとするとき。
一般的に自然に腸骨から動き出すようにしている。
右利きの人の場合ですね。

すると体幹の仙骨→腸骨坐骨の動き→大腿部のように
正確な理想の力の渡し方をすることができます。
ですがバレエダンサーのように、
伸筋で足のつま先を作りながら
テクニカルに持ち上げることは
できていないので。

理想的な動きにはならない
硬い持ち上げになってしまう。

その場合は過剰な力みが入り込んでしまいます。

その力みが左側大腰筋に影響するところがあるかもしれませんね。

Posted by ボディワイズの鈴木です at 2014年12月21日 03:23
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