2014年09月12日

書籍紹介:『見えない病気「低血圧」』

最近、初めてお出でいただきましたお客様から血圧を教えていただきまして。
低い値を示しておられましたので、
以前図書館から借りてきた本を再度借りて通読中です。


見えない病気「低血圧」―その診断と治療 (医師と患者のバイブル-インフォームド・コンセントのために-)
朝おきられない、顔色が悪い、疲れやすい、めまい、頭痛、肩こり…。
低血圧だからと、あきらめていませんか?インフォームド・コンセントのための医師と患者のバイブル。

著者は医師 永田勝太郎先生
浜松医科大学付属病院心療内科科長・保健管理センター講師。

平成7年に初版が出た本ですから新しいものではありませんが、
良書であるため改訂版を積んできて今に至ります。

数冊の低血圧の本を目を通した中では
イラストも多くわかりやすい内容です。



そういえば、
高血圧は成人病などで注目されやすいが、
低血圧はそこまでではないような気がしまして。
両者の関心の度合いを本の刷数で違いを求めるため、
アマゾン・ドット・コムの本に限った検索をかけた。

結果は次のようなものだ。

"高血圧" 検索結果 1,923件:

"低血圧" 検索結果  763件:


高血圧の本が2.5倍強となりましたが、
低血圧も関連書籍が多数あると関心した。

実際、どのような本があるのかを書影をみる。

すると、高血圧の関連本はしっかりと高血圧とタイトルのあるものが多い。
ですが、低血圧に関係する本がいかにも少ないことに驚きました。

低血圧で検索した結果に高血圧の関係する本が過半数以上入り込んでいた。
そういうことで純粋に低血圧の関連する本を調べたら、
本当に少なくて。。。

関心の低さが物語られていると思う。


上記の本のなかで、
低血圧であるかどうかによりQOL(クォリティ・オブ・ライフ)が変わると主張。
人生の質に関わる大問題ですよといわれていることが印象に残りました。


低血圧の症状にはどのようなものがありますか?

というページでは、


全身症状
・全身倦怠感
・易疲労感(疲れやすい)
・スタミナがない
・入浴時不調
・寝起きがつらい
・午前中不調
・顔色が良くない
・乗り物酔いを起こしやすい
・慢性疼痛(舌痛、肩こり、腰痛など)
・低体温

心理的・社会的症状
・不安感
・恐怖感、うつ状態など
・適応不全(不登校状態、出勤不能状態など)

以下、各部分的な症状として続けます
・立ちくらみ
・めまい
・身体動揺感
・頭痛
・失神(感)
・眼精疲労

・耳鳴り
・難聴

・不眠

・肩こり
・頸部緊張感(首こり)

・動悸
・息切れ
・胸痛
・脈の不整

・胃腸不快感
・胃のもたれ
・食欲不振
・便通異常(下痢・便秘)
・腹痛
・悪心、嘔吐

・性欲減退(男女)
・インポテンス(男)

・四肢冷感
・しもやけ
・しびれ感

など、、、
これらの傾向性をみれば、
QOLに関わってくると。

それは容易に察しがつく。

普通の血圧値になれば、
本当に生活が楽になる。

それは低血圧から脱した人の、
生の感想で幾度も耳にします。

私が施術をやり進めていくうちに、
低血圧が改善していく例はあります。
必ず改善するかどうかは、
保証できないところですが、
続けていただくうちに何らかの変化が起きることはあるようです。

何名もの施術を通して実感するところは、
容易に立て直すことは難しいのが低血圧。
そのようなことを強く感じています。

低血圧の方の場合、筋膜リリースをしていくも、
再度、筋膜を癒着させて行かれるペースが早い。
そのような場合もあるのです。

筋膜リリースで改善しづらいならば、
他の手技療法ではどうか?

血液の末端まで流れ行く量が制限されているため、
神経系の目配りがしづらいというところで体の調整の手が行き届きづらい。
他の手技療法でも、継続的に血液をうまく流し循環できるようにするには、
相当な苦労をするか、困難といわざるをえないようです。

一時的に改善させるというのは、それはできるのですが、
それではあまりQOL向上には意味がありませんからね。


低血圧の方々は施術成果の戻りが強いため、
特には施術法を注意深く選ばなければなりません。
施術を受けていても一進一退か、徐々に後退の歩みを食い止める程度です。

ある種の高血圧はとてもよく施術での反応が出やすいのですが、
低血圧の場合はそのようなケースが一握りしかない特徴がある。

私の勝手な私見ですが、
高血圧とお伺いすると、
「反応が早くでそうでいいな」と思うのですが、
低血圧とお伺いすると
「反応が出にくいところと予想できると伝えるのは、つらい、、、」と思う。

やはり自分が誰かにそのようなことを告げられれば、
たとえさほど権威のない私のような整体屋であれど、
「えぇ〜っ、ちょっと、待ってくださいよ!」と言いたくなるのは必至。

だから、
このことをお客様に面と向かいお伝えするときには、
ネガティブな情報をお伝えすることになりますので、
私としては口ごもりたくなる気持ちもあるのですが。

ただ、
ここを告げずに施術を続ければ、
後々トラブルになりかねません。



お医者様が書かれた本で、
手技療法で改善するという治療法は解説されていませんが、
血圧の上が100を下回るような傾向がある方は、
一度、本書を目を通していただければと思います。

日頃生活の中でできそうな低血圧対策のアドバイスも多く紹介されているのを参考にして、
症状的に大症状の方は道のりはあると思いますが、
小症状の方は改善への貴重な一歩となるかもしれません。

低血圧の概要を把握できますから医師の受診を考える方は、
医師に診て頂く際には先に読み込んでおくならば、
理解の助けになると思います。
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posted by スズキ at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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