2014年09月03日

書籍紹介:『仙腸関節機能障害―AKA‐博田法による診断と治療』と『5ミニッツオステオパシー』

昨日は午前の施術を終えて池袋へ。

たにぐち書店という民間医療専門書店へカルテ用紙を購入にいきました。
いつの間にか、カルテ用紙の枚数が心もとなくなっていまして。
100枚税抜きで700円を2袋ほど購入。
http://t-shoten.com/DOGU/SYUGI/02.HTM

パソコンでカルテ用紙を自作しコピー用紙でコピーしても不都合はない。
むしろ電子カルテといえるような立派なものではないが、
電子化したほうが省スペースでいいかもしれないのだが。
それは追って、大規模化治療院化した頃には。 ^-^


池袋に向かったサブメインの目的は、
以下の書籍を一度実際に手にして参照してみたくて。

関節運動学的アプローチ(AKA)という手技療法があり、
そちらの関連書です。
腰痛の対処法として、
即効性があってすばらいい成果を約束してくれる素晴らしい手技療法として
AKAは知られているでしょう。


仙腸関節機能障害―AKA‐博田法による診断と治療

以下、 出版もとの南江堂のサイトには、詳細な目次があります。
http://www.nankodo.co.jp/wasyo/search/syo_syosai.asp?T_PRODUCTNO=2267831

関節運動学と関節神経学の理論に基づいた徒手療法である“関節運動学的アプローチ(AKA)‐博田法”について,
非特異的腰痛の主な要因のひとつである仙腸関節機能障害の治療法に焦点を当てまとめた実際書.
治療法のみならず,仙腸関節機能障害を理解する上で必要な理論と基礎知識,診断法,エビデンス,実症例について150枚超の写真を用いてわかりやすくまとめた.

数冊、AKAの専門書をそろえているものの、
写真に矢印があまり書かれておられないなど、
これだけでは感じがつかめないというもので。

所有しているなかでは一番信頼性のある本は、

AKA 関節運動学的アプローチ 博田法第2版
ですが、しっかりセミナーを受けてみて、
それからこのテキストで復習することで、
実用化できるというものだと思えました。

私の記憶では(記憶違いだったらごめんなさい)こちらの手技療法は医師が開発しておられて、
あんま、鍼灸、柔整などの国試をパスしたものだけが受講できる仕組みになっているため、
私は受講したくてもできない状況でした。

AKA関係の貴重映像を以前、知り合いの方に見せていただいたり、
施術法のデモを見学させていただくことで感触をつかんだものだが、
それだけでは心もとない。

不安な気持ちは否めません。

AKAについて少しでもより詳細に内容が知り得る資料であれば、
入手しておきたい気持ちがありました。



それでたにぐち書店に訪れたのですが、
残念ながら書店内を見回してもなくて。

たにぐち書店の出版している本を買うには、
揃っているものの
数年前あった店舗から移動してしまい
たにぐち書店の書店スペースが狭まり、
新たな書籍を置くスペースが持てない。
厳しいところですね。。。


それでも私は池袋にいけば、必ず足を向けますが。。。^-^;


それからジュンク堂書店池袋店にはあると確認しておいたので、
そちらに移動。

みた瞬間『購入するしかないな、これは』と、
嬉しいような、悩ましいような。 ^-^;
私の教材費には限りがあります。
でも必要なものは必要ですから。
やりくりしなくてはなりません。

同時に、狭い本棚がより狭くへ。。。^-^:;


仙腸関節のみの解説なのかと思っていましたが、
他の部位の調整も解説なされており、それも魅力でした。


『仙腸関節機能障害―AKA‐博田法による診断と治療』と
『AKA 関節運動学的アプローチ 博田法第2版』の二冊は、
AKAを研究するためには揃えたいアイテムですね。





あとは蛇足でしたが、以前はこれは購入しなくてもいいな、
と思っていた下記の本。



5ミニッツオステオパシー

<書籍紹介>

本書は、時間的制約がある中で、適切にオステオパシーに基づいた手技治療を行うための本である。

 アレルギー性鼻炎、風邪、高血圧、便秘など約60の疾患・症状ごとに、
機能障害を解説し、どういう治療法を行うべきかが紹介されている。
治療は時間のない人のために、テクニックを絞った「2分間治療」「5分間治療」と、
詳細に治療するための「追加治療」に分けられ、
それぞれマッスルエナジーやマイオファッシャル・リリース、
リンパ手技、ポジショナル・リリース、カウンターストレインなど行うべき手技名が書かれている。
  書籍の後半には、すべてではないが、
本書で使用しているテクニックを行うための簡単な手順も解説。
また、特殊な検査法(一部)も紹介されており、
オステオパシー初学者の方には治療の全体像の参考として、
またオステオパシーの各種手技や検査法をある程度学んだことがあり、
実践応用の理解を深めたい方、すでに臨床である程度のオステオパシー治療を実践していて、
さらに応用範囲を広げていきたい方には、
クイックリファレンスとして活用できる1冊となっている。


出版社の医道の日本社の該当商品のURL
http://www.idononippon.com/book/massage/3104-1.html
こちらに詳細な対応する症例がありますので。
関心のある方は覗いてみてください。


60種類もの症例に対して、どのように対応すべきかという内容が、
コンパクトにまとめられて紹介してある。
内容が納得できるところばかりでなはく、
これで本当に対処できるのか?というものもあったようです。

初めてみた時にはそのようなところが幾つか気になっていて。
それは私自身がケアして回答を得られたものとの違いでみて、
どうみてもそれだけでは足りない。
5ミニッツという短時間アプローチ法を伝えるものですから、
十二分なケアメニューを紹介していないのだから、
それもまた仕方がないものですが。。。

だから、
購入を見合わせたのです。

私の頭のなかでは、いろいろとブーイングをだしていました。^-^;
自分の身の程もわきまえませんので、辛辣ですからね。

ただ。。。
後日、予約順番待ち再開をする折に、
症例に対しての参考情報がやっぱり欲しくなる状況になることが決定的に予測されていて。

ちょっとでも役に立つようなことがあればと、
手にした本を購入者用の本を入れるバスケットに入れるしかありませんでした。。。

手持ちの本を増やしすぎるのは、ひとつのジャンルの深堀りする時間を奪われるし、
経済的影響以上に慎重でなければならないと思う、今日このごろでした。
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posted by スズキ at 17:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

「困った時の仙腸関節^^;」

成す術が無い時に、仙腸関節へのアプローチが
有効な時が割とありますね。

といっても、なんちゃってAKAですが^^;

動画を見よう見まねでチョコチョコっと
するだけなんですが、これがどうして
その場で股関節可動域がドカッと上がって
ビックリすることがありますね。

大体、仙腸関節と足根骨と手根骨と頚椎から
後頭骨辺りを触ると、何らかの変化は出ますね。

講習会は行ってみたいと思うのは山ほど
あっても、どれもそれ相応に高い!
高すぎで行けないというのが現状で・・・

http://www.cranial.jp/offer/energy.html

上記のHPはエネルギーテクニックのセミナー
が4日間で200万円以上@@ 

でも、行く人がいるんですよねぇ〜

でも、どんな技術を習得するにせよ
結局は触り方、感覚の鋭さ、体幹の使い方、
中心軸などが大切なので、これらを
修練していくしか無さそうですね^^;
Posted by 山中 at 2014年09月03日 21:13
山中様へ

こんにちは。

コメントありがうございます。

手首、足首、頚椎という首(特にC1・C2)に、
仙腸関節に合わせて顎関節。
これらはリリースセットですよね。

どれかひとつが突出して固まっていれば、
リリース後に他を引きこまれ固める性状があって。
戻りが圧倒的に早いのです。
血行を促進させておける時間が短くなって体質改善が遠のきますから。

私も、必ず調整をして、それらを合わせてます。
手首や足首や頚椎が詰まり、関節の間が消えれば、
それは致命傷ですものね。

さすが、山中さんですね。

それぞれの首には、
胴体と頭部も含め末端部とのジョイントが関わり
重力に対して安定して支えられる仕組みが整っているかどうか。

詰まれば胴体へのドンッという突かれる衝撃が上がりやすくなるため、
股関節や肩関節等を萎縮させてでも胴を守ろうと、
カチカチに固めてしまう。




そして顎関節と仙腸関節に係る尾椎のしっぽ。
これで脊椎の進行方向をわからせる作用があり、
狂うと脊椎全体が確実に萎縮してしまうもの。

脊椎部分を必死に椎間板のスペースを開けようと伸ばしてもゆるめても、
仙腸関節と顎関節が適切な状態にミリ単位の調整がなされないと、
脊椎の萎縮による歪みが続いているままですから。


それらの微調整を精密にできるというのは、
意外にセルフストレッチではしづらい点で、
プロがそれを生業にできるところでしょう。


山中さんには
『仙腸関節機能障害―AKA‐博田法による診断と治療』は、
お勧めです。
書店では理学療法士さんのためのコーナーに、
置いてあるんですから。

どこか大きな書店に足を向ける際に、
手にとってご覧いただければ幸いです。

ちなみに足首と手首をAKAで調整する解説も数ページあります。



高額な講習料に見合うだけの何かをもって帰って、
それがいきれば投資になりますから。
良いものかどうかを吟味して習得し
投資に転じればよろしいですが、
精妙な技術などはなかなか至りにくいと聞きます。
中途半端な理解では、
自己流で本質が変わったことをしてしまう。
リスクが見積もれず使い物にならないのが
私達のお仕事ですものね。


繰り返し講座が開催され補講をしていただけるよう
環境が整えられていなければならない。
繰り返し参加して、
一度目では気づかなかった点が
二度目の参加で理解に上ることもあるでしょう。

そうじゃないと、
私の記憶力では厳しいですよね。

Posted by ボディワイズの鈴木です at 2014年09月04日 09:27
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