2014年03月08日

ワークベッド利用の施術のこまごまの研修

昨日、いつもよくして頂いている方から、
ありがたい申し出がありまして。

スポーツが得意、合気柔術を嗜む屈強なタイプの男性です。

私的には、ワークベッドの脚をたたみ、
床に直置きする方法での施術を人体で、
というのは初めてでした。

女性のお客様に、とてもありがたいお申し出で、
「人体骨格模型ではベッドを新たに用いるような施術の感覚がつかめないでしょうから
協力しますよ」というお言葉をいただきました。
ものすごく泣けるほどありがたいお申し出です。
感謝します。

ワークベッドを利用し、
床面クッション性の高いジュータンを引き詰め、
靴はミドリ安全の安全靴(マジックテープ仕様)。
エアコンから一番遠いのが床です。
若干だけ床から高めにすることで、
冬の冷えや夏の暑さを緩和させる。

後日、速暖 エバーウォーム 毛布 シングル(約140×200cm)キャメル

が医療専門商品会社「からだはうす」のカタログにあり、
エコで軽くて暖かいと関心を持っていて検討中。。。

地味に、ひとつひとつ、下準備を。

施術につきまして、
私が頭のなかで何十回、何百回と
シュミレーションをしてみました。

ただひとつ、どうしても感触がつかめない点がありました。

ワークベッドのベッド面の厚みが10センチ位ありまして、
この高さがどう施術に影響するかがわかりません。

頭のなかでシュミレーションをして「カチッ」とはまると、
手足がそれにおっついて動きを探ってくるような感じです。

ただ以前、施術をしていた時に、
胸郭の前後の高さが大変な高さであった方を体験していて、
その際の対応があまりにも難しく、
私も途方にくれたときがあります。

そのときの体験があまりに苦労し、
どうしたものかと必死に検討した。


物理的に厚めの圧を創りだすとき、
手、頭、足等の私の体内の骨を用い正三角形を描きます。

ここ、大事なんです。

三角形は力の合力を計算しやすいし、
微妙な方向を操ることもできますし。

手先の方を
一直線の棒にして突っつくようでは、
力を直線に貫かせるだけしかできず、
ずり圧という筋膜と筋膜が癒着しているところをずりずりぃとさせて、
ベリっとにゅるっとささっと剥がすようなことができる圧が作れない。

骨を使い三角形にすると、
一定の力を長時間かけるのは自分の体の体重をどれくらい乗せるかで、
精密に斟酌することができますし。

それが筋力で押すと、
どれぐらいの力で圧をかけているかなんて謀り計算していこうともムリです。
目覚めた元気な朝のときの施術では筋肉はパワーがあるが、
疲れが溜まってきた夜半の施術では筋肉が疲労して非力に。
そのような状況の変化がある筋肉では、一定量を一定圧で、
なんていうことは自分がやっているつもりでもできてない。

だから上半身の筋力でぐいぐいと圧をかけてはいけない。

骨で手、胴体、足やらで正三角形を創った後に、
正三角形を維持させつつ下半身の脚や腰部の回転で移動をさせていく。
ここは力が必要なので、下半身の筋力が養成されることは必要ですね。



一点を狙い、集中した力を浸透させる持続圧を可能にし、
私も疲労が軽減できるし、受けてもぶれない圧で安定し。

その尖る尖端の一点を、
ピンポイントでの圧に。

これは太極拳などをなさる方は「三尖」というところができて、
それにプラスすることのこの正三角形づくりに気を配るという
そんなことをしているんだろうな、と想像してみてください。

四角形では井桁にずれて、圧がぶれて危険なことがあり、
大きな圧をかけるなら数ミリずれたら事故が起こるので、
それは使えません。

わりばしを3本用意して輪ゴムで止めて三角形を作ると、
角の一定は保たれているので、
押しても引いてみても一定に。


わりばしを4本用意して輪ゴムで止めて四角形を作ると、
角の一定は保たれにくいので、
押しても引いても簡単に形状が変わる。
これを利用しての施術をしていくには、
流動的な流れでのマッサージでは必要。

でも私が今取り組む圧ではありません。
(施術のやり方しだいで、圧の作り方も変幻自在が理想)


ただ以前の胸郭が高くてというお客様の施術をした際に、
どうしても正三角形が作れなかったんです。
私の足の下に厚みのある物を敷き下駄を履いたのだが、
足元が安定しなくて正三角形どころか二等辺三角形を
どうにかつくるのがやっとだった。

そんなに施術姿が無様で気色の悪いことをしていたら、
施術が下手になる。
それを数度もやれば、
今まで自分の体に仕込んできたことが台無しになるし。

どこかの面で骨の正三角形を描けなければ、
不安定を筋で固めてこらえるようになりますから。
それではお金をいただけるようなことはできません。

それに圧をかけるときのブレがでては危険なのです。

ですから女性のお客様の申し出を
素直にいただいてしまうわけには。
大事なお客様ですから、できない。 ^-^;

私が施術初心者モードの感覚にて、
という緊張感が非常に強くなって。
ものすごく私の心臓に悪いのです。


屈強な合気柔術修練中の男性が、
第一の実験台と立っていただけたことで、
ちょっとやそっとじゃびくともしません!

そのお陰でぐいぐいと施術も進んでいき
感触がつかめたことは貴重な体験でした。

細かい人体骨格模型ではつかめなかった
所々の部位が注意点や改善点として実感。


勝手の違った不測のところが多々あり、
緊張があった。
施術の勘は落ちてはいなかった様だが、
頭のなかの回転が目がくらむほど高速。


施術後にでかける予定だったのですが、
ちょっと横になると意識を失って寝た。
バタッと床の上で何もかけずに。。。。

起きたら次の日の朝の10時でした。 
いつもなら遅くても7時には起きてるのですが。

上半身の筋肉痛がけっこうあるものの、
よく寝たからか体調が、、、いい。

すっきりしている。

風邪、ひかなくてよかった! ^-^;


貴重な検討ができた一日でした。
posted by スズキ at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2014年休業中再開準備! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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