マイナスイオンパワーって、どういった健康効果を引き出すのでしょうか?
物理の世界でいう物質は、
マイナスイオン(ーイオン)とプラスイオン(+イオン)に分かれ、
電気的な安定と調和をえる性状から引力と斥力を示し分子構造が成り立ち構成されます。
たとえば
水を観察すれば( H2O )となり、
マイナスイオンを持つ水素(H)2つと、
プラスイオンを持つ酸素(O)1つが結びつき、
引力と斥力でバランスを発揮して安定と調和を保つよう構築されています。
ざっくりいえば、そういった把握でもいいでしょう。
ですが水を構成する水素や酸素の電気的な強弱は必ずしも一定ではなく、
物質としての移動中の流れや熱、そして周囲の物質による電気的な作用により、
( H2O )も電気的性質がマイナスやプラスに傾くことがあります。
つまり純粋な真水は、実験室では作れても、自然界の環境下ではありえません。
( H2O )に、さまざまな微生物潜り込み、水に融解した物質が作用すると、
電気的な性質がシンプルな真水状のバランスとは異なってしまうことがあります。
安定の条件として、
マイナスイオンを含む電子は移動現象が起こしやすくプラスイオンに引き寄せられます。
対しプラスイオンはよほどそれが集積して混み合うことがなければ移動が起こりません。
物質内を移動して電気的な流れの方向を作り出すのはマイナスイオンの専売特許。
そうしたマイナスイオンが久しく減少し続けた物質はプラスイオンへと傾きます。
プラスイオンが過多となった物質の脇をマイナスイオンが通ろうとすれば、
そこで電子の流れが横取りされて電気的な流れが停滞または阻害されます。
それは人体という、皮膚という風船の皮に水が詰まった構成物。
身体のなかに在する血液やリンパ液、組織内の細胞液などを覗いてみれば、
そこにもプラスイオンやマイナスイオンの傾向性のばらつきがみえることもあります。
概してプラスイオンに傾倒する液が勢力を増せば、
マイナスイオンの通行を電気的に停滞させたり妨げます。
体内に瘀血などが溜まった体液の酸化した状態となります。
こうした状態では血液の流れをも停滞させることとなって、
血虚した組織エリアが体内にできてしまうこととなります。
そうなると血がその場の酸化したゴミを清掃する行為ができなくなり、
さらに酸化が進行していくことが予想されます。
こうした血液や身体の器官や組織の酸化が長年にわたり進行することで、
邪気と私どもが呼んでいる、独特な濃厚プラスイオンが帯電したエリアが構築され、
ときにはそのエリアが隔離対象となって硬い壁に覆われ密閉されることにもなります。
施術者が患者様の身体を手で接触するときには、
筋膜の癒着硬度を確かめるときは50g圧で上下前後左右斜めに皮膚部位を動かして状態をみます。
酸化した邪気を含んだ組織エリアは、
そうやったときに健康体ではない体液のねばつきや液のチカラ弱さを感じられますが、
皮膚から手を接触せずに数センチ離したところにおいたほうが電気的な反応を感受しやすいのです。
そうしたことをモニターできるのは、
特別な人間だからではなくてもともとそれを見極めて対処できる機能を人は有していたのでしょう。
体内の酸化が顕著なエリアを直接に私が素手で触れリリース圧をかけると。
その酸化度により軽重の差がありますが
たいてい身体と意識の不調に襲われる体調不良を感じます。
急性の酸化なら問題なく払い除けますが、
年数が10年、20年、30年と酸化が濃くなった慢性状態の患部では少なからず
私の電気的な調和が乱れることで呼吸がしづらくなって苦しさが増すことをはじめ、
他にも患部との因果関係を感じ取れる場と共鳴作用を持って不調をきたすものです。
そういったことを乗り越えるよう工夫した末に砭石の利用が有効と気づきました。
砭石温熱器を通して施術ができるまでになって、
直接的に強く酸化した患部を触らないでもケアできるので。
だいぶん邪気により起きうる施術者としての体調不良は軽減していきました。
ですがアナトミートレインでいうディープフロントラインのなかでも、
内臓裏に隠れた大腰筋や腸骨筋などの部分的な酸化度の進んだエリアができるものです。
いままでこうした最奥エリアには有効なリリースの難易度が高すぎてできなかったが、
側臥位のリリースやほかいくつかのプロセスを経てアプローチの手が届き始めました。
すると通常健康体なら溜まるものではない量のプラスイオン帯電した箇所を揺さぶり、
そのうえで物質的なものが飛び出てくるわけではなく濃密なプラスイオンが本体から溢れて抜け出し、
周囲近くにいる電子を持つものからそれを奪うような作用をも発揮するようです。
実際に科学的な検証ができているわけではないたわいない思い込みかもしれないが、
不思議とこのプラスイオンがどーんと外に放出されたときのお客様の脈を診ると、
あきらかに安定の度合いが増していき交感神経の緊張の糸が切れて、
容易に副交感神経の安らぎのスイッチが入ることを見れば。
なんらかの電気的な流通の阻害因子が減少した場合もあると推測できます。
ただしこのディープフロントライン上の濃密な邪気は施術者には命取りになります。
施術者の脈を診れば、単なる偶然とは言い難い気の流れの阻害された状態が読める。
現在、私の体感では砭石の利用で邪気影響を20%ほど軽減させているとしたら、
他の強力な邪気と対抗し無害化できるツールを加える対応をすればいい。
そうなると唯一天然でフラーレン構造を持つ炭素で構成されたパワーストーンがいい!
試しにそのバングルを砭石温熱器に巻いて、
ディープフロントラインの施術を仲間の施術者にしてみました。
すると邪気当たりにより得るだろう苦しさが明らかに半減して感じます。
現状、プラシーボも効いていそうですから追跡してみていく必要はあるものですが、
施術後に施術者の私自身の脈状を診ると邪気にそれが乱されすぎている感じはない。
これで邪気影響を半分にすることができたような気がしています。
患者役の仲間の脈状もディープフロントラインが緩む後では好転の兆しが見える。
ディープフロントラインがほどけたらものすごく眠くなったといって、
施術後に2時間ほど寝てました。
そしてその後の患者役さんの体調は加速度的によくなったら上々ですが、
身体を支え動かす根幹のつっかえ棒が抜けて腹部大動脈等の血管圧迫による血流阻害は低減したものの、
いままで腹の奥にできた凝りに支えられて身体を建ててきたものをざっくり抜き取られたことで。
身体的に全身の支えの機能を調和させて維持できる再バランスができるゆとりができた。
そうなったぶん、しっかりと身体を歪めないで支えることができるように動作改善ができないと、
いままで感じなかった凝りや張り等を感じ取れるようになってしんどくもなります。
患者役本人。
最近、野口体操の本をきっちり読み込み身体の操作に新たな気づいたところも増しておられ、
うまく神様が設計してくれた通りのシンプルかつ酸化が少ない身体に生まれ変わってくれればなにより。
お客様のディープフロントラインをリリースさせていただいた経験が増していくと、
自分のどこに同様なトラブルがあるかが見えだしてくるものです。
同時にどれだけの酸化エリアには邪気溜まりがあるか。
今までにないほどに感じ取れるようになりまして。
惜しむらくは、私自身の徹した腎虚体質の改善が難しい。。。
まさにこのディープフロントライン上の癒着も手伝った弱さからくることがわかり、
できれば自力でディープフロントラインの特定部位の凝りを少しずつでも除去して刷新を促したい。
そこのリリースの仕方や原理原則は徐々に見えてきたが自分で自分への当てはめがまだできません。
自分で自分にディープフロントラインの凝りを除去しようとアプローチをかけようとするも、
その部位は60年前からあるだいぶん慢性化した凝りで、硬度は骨と見間違えるほどになる。
それに自己リリースをしようと使役した手足や胴、頭の経脈のラインが動作して緊張し、
その際の気血の流れが悪化してお客様を解くほどの10分の1も成果があがりません。
せっかく補脾を持って後天の精を増産生成したうえで、
ディープフロントラインを緩めるのが理想とわかってきたから、
身体の内側から鍵がかかった長年苦しめられている腎虚体質を改善したいのだが。。。
老化が進む前の私の腎機能のそのものの活性率は7割ほどが働きが鈍り3割ほどで生きてきた。
それが老化が進み出して活性率が2割になったときは、
ぎょっとするほど見た目も身体内部の状態も落ちていきます。
そうなると自分の身支度も生活を送るにも困難さを感じるレベルでしょうか。
ここはお客様のためということもありますが、まさに自分ごとでもあります。
徹した腎虚体質ではあと数年でどうなるかは、
中医学を学んだ故に、火を見るよりも明らか。
躍動的な人生の現役を続けるには
いま、ここを取り組む必要があります。
これができたら施術者をして学び続けて、
ほんと救われた〜と実感できるでしょう。
自他ともに助けとなるようがんばります!